お かれ まして は 意味。 「ましてや」は誤用に注意!意味と使い方、漢字、敬語、類語、英語表現を解説!

「さしあたって」の意味と使い方・敬語表現・ビジネスでの例文

お かれ まして は 意味

「ましてや」とは 「ましてや」の意味は「言うまでもなく」 「ましてや」の意味は「言うまでもなく」「さらに」「なおのこと」です。 「言うまでもなく」といった意味になるほどなので、極端な内容でも使うことが出来ます。 例えば「彼女は目玉焼きさえ作れない。 ましてや卵を使った創作フレンチなど作れるわけがない」など、言わなくても当たり前に分かるような内容やあまりに極端な内容に対しても用いられます。 この場合も意味は「彼女は目玉焼きさえ作れないんだから、言うまでもなく卵を使った創作フレンチなんて作れるわけがない」という意味になります。 「ましてや」は「まして」を強調した語 「ましてや」は「まして」を強調した表現です。 よって、「ましてや」と「まして」は全く同じ意味です。 「や」は強調を表す係助詞です。 「や」以外にも「ぞ」「なむ」「か」「こそ」があります。 「まして」の語源は「増して」 「まして」の語源は「増して」です。 「増す」の連用形「増し」に助詞「て」を組み合わせて副詞にしたのが「増して」です。 「増す」は「数や量、そして程度が大きくなる」といった意味合いです。 「ましてや」には「さらに」といった意味は、「増す」の意味である「程度が大きくなる」であることが分かりますね。 「ましてや」の漢字と語源 「ましてや」の漢字は「況してや」 「ましてや」の漢字は語源である「増してや」と表記しても誤りではなりませんが、一般的には「況してや」と表記します。 語源は「増して」なのに?と思った方がたくさんいらっしゃると思いますので、詳しく説明していきます。 「況」という漢字を使う由来は「況や(いわんや)」 「ましてや」は語源が「増してや」にも関わらず、なぜ「況」という漢字が使われているのでしょうか? 上記でも触れましたが「ましてや」は「増してや」を語源とした大和言葉です。 つまり「況」という漢字は当て字です。 「況」を使った同じ意味の言葉があるため、「ましてや」も「況」という漢字が当てられているわけです。 「況」を使った同じ意味の表現とは「況や(いわんや)」です。 「いわんや」という日本語は、漢文で「況」を訓読みするために生まれた語です。 「言う」の未然形「言わ」に推量の助動詞「む」の連体形「む(ん)」及び助詞「や」を接続したものです。 ちなみに「や」は反語を意味します。 「いわんや」は「言うだろうか、いや言わない」という意味です。 よって、「いわんや」で「ましてや」と同じく「言うまでもなく」「言うに及ばず」という意味になります。 例えば、「優秀な君でも失敗したのだから、いわんや私には絶対無理だ」などと使います。 「いわんや」を「ましてや」と置き換えても問題ありません。 「ましてや」の使い方と例文 「ましてや」は接続詞ではなく副詞 「ましてや」は副詞です。 「ましてや」の前の文と後に来る文を繋いでいるかのように思いますが、「ましてや」は後に来る文章を修飾しています。 そのため「しかし」「だから」「つまり」などの接続詞とは異なりますので注意しましょう。 「ましてや」は否定的な文脈で使う 「ましてや」は否定的な文脈で使います。 なので「Aが簡単に出来る。 ましてやBも出来る」などと肯定文で使うことはありません。 「Aはできない、ましてやBなんて出来るわけがない」となります。 「ましてや」よりも前述されている内容が出来ないんだから、「ましてや」より後述されている内容が出来るわけないことが当たり前な文章構成になります。 要するに後述されている内容をより否定しており、難題なことであることが分かります。 例文 ・彼は自分の名前を日本語で書くことさえも難しい。 ましてや話すなんてまだ無理だ。 ・わたしはブランコですら怖くて乗れない。 ましてやスカイダイビングなんて絶対にしない。 ・想像しただけでも気分が悪いのに、ましてや実際に行くなんて絶対に嫌です。 ・そもそも部長は他の人より勤務時間が長くて大変なのに、ましてや誰でも出れる会議に週末行かせるなんておかしい! ・この道30年のベテランでも厳しいと言っている。 ましてや、まだはじめて1年にも満たない私に出来るわけがない。 「ましてや」を使う文章は否定的・消極的な内容になるので、あえて説明しなくても分かるということです。 あえて文末を省略することで、後述される文章を強調しています。 例文 ・今月はお金を使いすぎて毎晩おかずも変えずに米だけなんだよ。 ましてや飲み会なんて! ・そもそも友達と一泊旅行するのさえもしんどいのに、ましてやルームシェアなんて。 「ましてや」の敬語変換は一緒に使う語を敬語にする 「ましてや」は副詞なので敬語はありません。 よって、「ましてや」を目上の人に使う場合は併用する言葉を敬語にするしかありません。 基本的には丁寧語の「です」「ます」を使います。 「ましてや」は強調された表現でありかつ否定的な文章で使うため、目上に対して使う際は注意が必要です。 他の言葉を敬語にする以外にも「ましてや」の強調「や」を外し「まして」で使うようにするのもいいでしょう。 「や」は強調=自分の感情を相手に押し付けるということになってしまいます。 例文 ・私一人で幹事をするのは難しいと思います。 ましてや他部署の人とは面識すらないので、出欠確認のお手伝いですら難しいです。 ・課長の代理なんて無理ですよ!ましてや付き添いで出席したこともないんです。 ・今回の件はどう考えても現場のミスです。 まして本社からは注意するようにと言われていた事柄でしたので、謝罪するほかありません。 ・こんなこと主任にやらせるわけにはいきません。 まして病み上がりだなんて、絶対にやらるわけにはいかないです。 「ましてや」の誤用に注意 「ましてや〜をや」ではなく「いわんや〜をや」 「いわんや〜をや」という表現を知っていますか? 実は、この「いわんや」は漢字だと「況んや」となります。 「ましてや」と同じ漢字で、意味も同じになるため混同する方もいるのですが、正しくは「いわんや〜をや」となります。 「Aくんが出来た。 いわんや俺をや」と使った場合「Aくんですらできたんだ、ましてや俺ならなおさらできる」となります。 「ましていわんや」は厳密には二重表現だが強調表現として許容 上述したように「まして」と「いわんや」は同じ意味合いになります。 そのため「ましていわんや」と使った場合、厳密に言うと二重表現となります。 しかし、強調表現として許容されており、小説などでもたびたび用いられています。 「俺がAくんになんて勝てなかったんだ、ましていわんやBくんに勝てるわけがない」となると、Bくんに勝てないことを強調しています。 「ましてや」の類語・言い換え 「いわんや」は「ましてや」と完全に同義 上記でもすでに解説しましたが、「いわんや」は「ましてや」と完全な同義になります。 漢字も同じなので、どちらを使っても問題がありません。 ただ、現代では「ましてや」が使われることの方が多く、相手にも伝わりやすいでしょう。 例文 ・夜遅くに一人で出かけるのは危険だ。 いわんや街灯もない道なんて。 ・彼でさえ苦戦していたのに。 いわんや私が一人でやるなんて。 「なおさら」は「ますます、それにもまして」 「なおさら」の漢字は「尚更」です。 意味は「物事の程度が前より進むさま、ますます、それにも増して」になります。 「なおさら」は副詞的にも使うことが出来ますし、文末で「なおさらだ」という形でも使うことが出来ます。 例文 ・彼でさえ苦戦していたんだから、なおさら私には無理だろう。 ・彼でさせ苦戦していたんだ!私がやるなんてなおさらだ。 「なおのこと」は「なおさら」と同義 副詞の「なお 尚 」に「の」と「こと」をつけて程度を強調しているのが「なおのこと」です。 例えば「故意であるのなら、なお悪い」を「故意であるのなら、なおのこと悪い」とすることで、「より悪い」ということを強調しています。 また「君でも失敗したのだから、僕が失敗するのはなおのことだ」と文末で「なおのことだ」と用いることが出来ます。 例文 ・初めてのことならなおのこと、最新の注意を払わなければいけない。 ・何も知らないのにみんなで寄ってたかって言うなんて、彼女が怒るのはなおのことだ。 「当然」は「あたりまえ」 「当然」の意味は「述べる事柄、誰がどう考えてもそうであること、あたりまえであること」です。 「当然の結果」と言えば「あたりまえの結果」となります。 名詞や形容動詞としても使えますが、副詞としても使うことが出来ます。 例文 ・自分のミスなのだから、自分で謝罪しに行くのは当然のことだ。 ・自分のミスなのだから、当然自分で謝罪しに行くべきだ。 「もってのほか」は「予想以上に程度がはなはだしいこと」 「もってのほか」の意味は「予想以上に程度がはなはだしいこと、そのさま」です。 ちなみに漢字は「以ての外」となります。 「もってのほか大きかった」と言えば、「想像していた以上に大きかった」という意味になります。 「ましてや」の英語 「much less」「not to mention」など 「ましてや」の英語表現は、 ・much less ・let alone ・not to mention ・to say nothing of などになります。 「much less」の「much」は比較級を修飾しています。 直訳すると「はるかに少ない」です。 「not to mention」「to say nothing of」は文字通り「言うまでもなく」という意味になります。 「let alone」は見慣れない人が多いと思います。 「let alone... 」は直訳すると「... を一人にする」です。 「一人にする」ということは「放置する」ことで、「わざわざ言及する必要がない」というニュアンスになります。

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「ましてや」は誤用に注意!意味と使い方、漢字、敬語、類語、英語表現を解説!

お かれ まして は 意味

「ましてや」の正しい意味や使い方、類義語などはご存知でしょうか。 普段から何気なく使っていると、言葉の意味を深く考えるということは中々ありません。 このように普段から何気なく使用している言葉に対し、深い理解をすると、より適切な使用ができるようになります。 こちらの記事で「ましてや」について詳しくご紹介していきます。 「ましてや」の意味 「ましてや」は「言うまでもなく」、「なおさら」といった意味の副詞です。 もう少し詳しく説明すると、「AでさえBなのだから、Cの場合は当然Bである」という意味です。 つまり2つの事例を並べた際に「前述した場合でさえこうなのだから、後述の場合はもちろんそうだ」といったことを指した表現となります。 「ましてや」の使い方 「AでさえBなのだから、Cの場合は当然Bである」という意味を示すと先述しました。 使い方としては「前述の場合ですら達成できないのに、後述の場合なんて到底できない」と言いたい際に使用する表現です。 否定的な意味のBを強調したい時に使います。 より詳細に説明すると、程度が著しい場合の例を挙げ、そういった場合でさえそうなのだから 否定的・消極的な程度 、程度がそれ以上の場合は言うまでもなく困難ということを言いたい時に使用します。 「ましてや」の例文 「ましてや」の意味や使い方は理解できたでしょうか。 実際に「ましてや」を用いた例文を3つ挙げます。 どの例文も、否定的だったり消極的な程度の例を挙げ、そういった場合でさえそうなのだから、程度がそれ以上の場合は言うまでもなく難しい、困難だということを言い表しています。 「僕は足を怪我していて歩けません。 ましてや走るなんて到底できません。 」 「僕は英語が読めません。 ましてや話すことなんて到底できません。 」 「これは大人でも難しいのだから、ましてや子供にできるはずがない。 」 「ましてや」は接続詞ではない 「ましてや」は接続詞なのでしょうか。 接続詞的な意味合いで使用することはできますが、どの辞書にも副詞と定められております。 比較を表す副詞です。 副詞は名詞以外の品詞を修飾する品詞です。 「ましてや」は無理に崩さずにそのまま使用した上で、他の言葉を補足することで、相手に対し丁寧な言い方をすることが可能な言葉です。 これまでにご紹介した使い方や例文を見てわかるとおり、「程度が著しい場合の例を挙げ、そういった場合でさえそうなのだから、程度がそれ以上の後述の場合は言うまでもなく困難、難しい」ということです。 並べる事例は否定的な内容です。 つまり使用した相手に対し、マイナスな印象のつく表現方法となります。 相手に失礼な印象を与えずに使用する方法はあるのでしょうか。 「ましてや」という意味を相手に丁寧に伝えるには? 話し手が聞き手に対し「ましてや」という言葉をそのまま使う場合、聞き手に敬意を表すような言い回しが望ましいでしょう。 以下にビジネスシーンでの使用例をご紹介します。 今回は「なおのこと」という言葉を補足しています。 「手前どもが勝手に提案させていただいておりますので、貴社の手間を煩わせることはできません。 ましてや、駅までお迎えをだしていただくなどなおのことです」 「ましてや」の類語 「ましてや」の類語にはどのような言葉があるのでしょうか。 あなたはすぐに頭に浮かびますか。 基本的には「程度が著しい場合の例を挙げ、そういった場合でさえそうなのだから、程度がそれ以上の場合は言うまでもなく困難である、論外だ」という意味を含んだ言葉が類語となります。 それでは代表的な類語をご紹介しましょう。 いずれの類語も「ましてや」と使用法が似ています。 「おろか」「なおさら」「もってのほか」などの類語 「ましてや」の類語には「おろか」「なおさら」「もってのほか」といった言葉が存在し、それぞれ、「ましてや」と代替しての使用が可能です。 いずれも、先述した困難さや論外であるという意味を含んでいます。 一つひとつ意味と例文を見ていきましょう。 「おろか」 「おろか」には、程度が不十分な意味の「疎か」と、馬鹿げた様を意味する「愚か」の二種類が存在します。 「ましてや」との類語では「疎か」の方の意味で使用します。 「おろか」は「言うまでもない」というニュアンスを含んだ使い方をします。 以下に例文をご紹介しておきます。 「腕の太い大人はおろか、腕の細い子供でも、その細い隙間は手が通らない」 「なおさら」 「なおさら」は漢字で表すと「尚更」と表記します。 「ましてや」と同様、品詞は副詞で「前の語を受け強調する」ニュアンスを含んでおり、「以前の状態と比べ程度が進んでいる状態」「ますます」「いっそう」といった意味を持っています。 前の語を受け強調するというニュアンスは、「ましてや」と同様です。 以下に例文をご紹介しておきます。 「術後から、なおさら体調が悪化している」 「もってのほか」 「もってのほか」は漢字では「以ての外」と表記します。 名詞、形容動詞に分類され、慣用句として使用されています。 「もってのほか」も「論外だ」という意味で使われている言葉です。 以下に例文をご紹介しておきます。 「いい年をして、就職もせずに遊びほうけるとは、もってのほかだ」 「ましてや」と「まして」の違いとは? 「ましてや」と似ている表現に「まして」という表現があります。 この二つの言葉の違いはどういった点にあるのでしょうか。 非常に似た言葉ですので、関連性があります。 元々、「ましてや」という言葉は「まして」に「や」という助詞を付け、強調した言葉となります。 「ましてや」は「まして」をより強調した表現 まずは次の例文を見比べてみましょう。 「僕は英語が読めない。 まして話すなんて到底できない」 「僕は英語が読めない。 ましてや話すなんて到底できない」 いかがでしょう。 「や」という一文字がつくだけでも、受ける印象が違います。 先述しましたが「ましてや」というのは、「まして」に助詞の「や」をつけて、より強調した表現となります。 「や」という助詞には「〇〇だろうか?いや〇〇なはずがない」という反語の意味を含んでいます。 「ましてや」の漢字 「ましてや」は現代ではひらがなで表記することが一般的です。 漢字で書く場合は「況してや」となります。 況という漢字には音読みで「キョウ」があります。 その他、「いわんや」「まして」と読みます。 「況」という字には抑揚の意味を含んだ語法が存在します。 前節に「AですらBするのだから」という節がきます。 そして後節の多くには事態や程度が発展するような節がきます。 ちなみに「況」と書いて、「いわんや」「まして」と読みますが、この読み方は表外読みとなります。 表外読みとは、国によって私たちが日常生活で使用する常用漢字というものが定められており、常用漢字表には載っていない読み方のことを指します。 表外読みの言葉は、新聞や公文書には使用することができません。 常用外の漢字といった言い方もします。 「ましてや」は話し言葉か書き言葉か.

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「以前に増して」

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公開日: 2018. 28 更新日: 2019. 18 「貴殿」の意味と正しい使い方、類語、複数表現について解説! 「貴殿」という言葉をご存知でしょうか。 あまり聞き馴染みのない言葉ですよね。 ビジネスシーンでは「Aさん」「A様」「A部長」などと呼びます。 ですが、ビジネスメールや手紙などでは「貴殿」という言葉が使われます。 使い方から、なんとなく意味が分かったでしょうか。 普段は聞き覚えがなくても、改まった場面では多く使う表現です。 使用するに当たっては注意しなければいけない点があるので、しっかりと理解しておく必要があります。 そこで今回は「貴殿」の意味や使い方、類語、複数表現について解説していきます。 「貴殿」を正しく覚えて、上手く使えるようにしましょう! 「貴殿」の例文 例文 ・貴殿のご尽力の賜物であると感謝申し上げます。 ・貴殿におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。 ・貴殿の益々のご活躍をお祈り申し上げます。 今後ともよろしくお願いいたします。 ・末筆ながら、貴殿のご多幸をお祈りしております。 ・貴殿におかれましていよいよご清祥の由、慶賀の至りに存じます。 ・現職にご就任以来、貴殿の目覚しいご活躍には感服いたしております。 ・貴殿にお引き受けいただけないものかと、失礼ながらお願い申し上げます。 ・貴殿のあたたかいお心遣いには、深く感謝申し上げます。 ・貴殿、益々ご健勝のご様子、何よりと存じます。 「貴殿」の使用上の注意点 「貴殿」は女性にも使えるが「貴女」がベター 「貴殿」の意味からして、女性に使うのは間違いな気がしますが、今の世の中は男女差別をなくそうという考えが広がっています。 そのため 「貴殿」を女性に対して使うことができます。 しかし、本来「貴殿」は男性に対して使う言葉であるため、基本的に女性に対しては「貴殿」ではなく 「貴女(きじょ)」を使います。 「貴女」の意味は 「(女性に対する尊敬の意を表す二人称)あなた」です。 元々は「身分の高い女。 貴婦人」を表していましたが、今では、女性に対して軽い敬意をもって用いる語として使います。 主に手紙や文書において用います。 「貴殿様」は避けるべし 「様」はすでに敬称が含まれている役職名、例えば「課長」や「社長」に「様」を付けることは間違いとされています。 「貴殿」も敬意が含まれており丁寧な言い方なので 「貴殿様」も誤りだと言えます。 どうしても、 「様」を使いたい場合は「貴殿」を使うのではなく、「名前+様」としましょう。 「貴殿」の複数形は「貴殿方」「皆様方」 相手が複数の場合は 「貴殿方」「皆様方」を使うことができます。 「方」は「人を敬意をもっていう語」です。 よく「二人」のことを「お二方」などと言いますよね。 敬意を含む「方」を付けて「貴殿方」「皆様方」とすることで、「あなた」の複数形を丁寧に表すことができます。 「貴殿ら」は「貴殿」の複数形ではありますが、「お前ら」「俺ら」と使うように「ら」という言葉には失礼なニュアンスが含まれているので、なるべく避けた方が良いでしょう。 その他にも、複数の相手に敬意を示す表現は、 「各位」「皆様」「諸公」「諸賢」などがあります。 少しくだけた言い方だと「みなさん」「みなさん方」、目下の人には「諸君」「諸氏」などとなります。 ・本日はどうもありがとうございました。 皆様方にどうぞよろしくお伝えください。 ・暑い日が続いておりますが、皆様お変わりありませんか。 ・お得意様各位 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。 ・諸賢もすでにご承知のこととは存じますが、新しい事業を展開することになりました。 「貴職(きしょく)」は役職に対する敬意だが、本来は役人のことを指す 「貴職」は 「書簡・文書などで、相手の身分や職名を敬う言葉」で、「高い位の官職など、役職に対する敬意」という意味です。 しかし、本来は「役人(=国や地方公共団体の機関に勤めている人、公務員)」のことを指している言葉です。 あくまでも、公務員に対して使用する尊敬語なので注意が必要です。 「貴兄」は親しい同僚や先輩に使う 「貴兄」は、 「同僚や先輩に使う二人称の人代名詞」です。 主に、男性が手紙やメールといった文章面で使用する言葉です。 親しい同僚や、友人に対しては「貴君」という言葉を使うこともありますが、先輩に対しては「貴兄」を使います。 「貴方(あなた)」は同等もしくは目下の相手に使う 「貴方」は、 「同等もしくは目下の相手につかう敬称」です。 「貴方」は、本来「相手を尊敬して呼ぶときの話し言葉」と説明しましたが、現代では対等ます。 対等または、目下の者に対して丁寧に、また親しみを込めている敬称です。 現代語として使用されている「貴方」は軽度の敬意の程度は低い言葉となっています。 「貴下・貴公・貴君」も同等もしくは目下の相手に使う 「貴下・貴公・貴君」も同等もしくは目下の相手に使う言葉です。 「貴下」は「きか」と読み、主に手紙などの文章面で使用します。 「貴公」は「きこう」と読み、男性が対等または目下の男性に対して用いる言葉です。 「貴君」は「きくん」と読み、男性が文面で対等または目下の男性に対して軽い敬意を込めて使用する言葉です。 「貴様」も本来は敬意を持った言葉 「貴様」も本来は 「貴殿」「貴台」と同様に、敬意を持った言葉です。 「貴様」は、中世末から、近世初期頃までは武家の間で「あなた様」といったような相手に敬意を表す敬称として使用されていました。 しかし、 近世後期から一般庶民も「貴様」という言葉を使用するようになり尊敬の意が薄れていってしまったものと考えられています。 現代で、「貴様」は相手を見下したり罵って使われています。

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