源氏物語「紫の上の死 2/3」(御法) 現代語訳

もし、御志あらば、いま四、五年を過ぐしてこそは、ともかくも」とのたまへば、「さなむ」と同じさまにのみあるを、本意なしと思す。 内裏、春宮、后の宮たちをはじめたてまつりて、御方々、ここかしこに御誦経、捧物などばかりのことをうちしたまふだに所狭きに、まして、そのころ、この御いそぎを仕うまつらぬ所なければ、いとこちたきことどもあり。 、 なるにことつけて、「憂き世を行き離れむ」と思すに、 、 、今はとかけ離れたまひなむも、口惜しく思されて、 、あはれなるさまにて、たびたび通ふ。

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源氏物語「紫の上の死 2/3」(御法) 問題

以下「あきらめはべりにしがな」まで、源氏の詞。 奥ゆかしく風雅なお人柄の方なので、見物の車が多い日である。

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源氏物語「紫の上の死 2/3」(御法) 問題

仕うまつり馴れたる女房などの、ものおぼゆるもなければ、院ぞ、何ごとも思しわかれず思さるる御心地を、あながちに静めたまひて、限りの御ことどもしたまふ。 風、とても冷たく吹いて、松虫が鳴き嗄らした声も、気持ちを知っているかのようなのを、それほど物思いのない者でさえ、聞き過ごしがたいのに、まして、どうしようもないほど思い乱れていらっしゃるお二人には、かえって、歌も思うように行かないのだろうか。

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『源氏物語』の現代語訳:桐壺1

advanced Q. と源氏は言ったのであった。

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「源氏物語:御法・紫の上の死・萩の上露」の現代語訳(口語訳)

簡単にお心のままに参ってよいようなお住まいでは勿論ないので、気がかりに月日も経ってしまったところに、院の上、たいそう重い御病気というのではないが、普段と違って、時々お苦しみあそばすので、ますますお気持ちに余裕がないけれど、「薄情な者とお思い込んでしまわれるのも、おいたわしいし、人が聞いても冷淡な男だと思われはしまいか」とご決心されて、野宮にお伺いなさる。 まして、ちらっとでもお目にかかった人では、悲しみの晴れる時がない。

源氏物語「紫の上の死 2/3」(御法) 現代語訳

源氏の衣服から散ったにおい、そんなものは若い女房たちを 忌垣 ( いがき )の中で狂気にまでするのではないかと思われるほど 今朝 ( けさ )もほめそやしていた。 聖、御まもりに、独鈷(どっこ)たてまつる。

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