比企谷八幡 誰と付き合う。 三浦「じゃあさ、あーしと付き合う?」 八幡「は?」

俺ガイル小説版7巻の感想と考察。比企谷が葉山を否定できなくなった理由は?|「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(俺ガイル)」解説・感想・考察サイト

比企谷八幡 誰と付き合う

俺、ととの関係を語るのなら、まず初めに思い出すべきエピソードは、中2の頃の俺の告白だろう。 折本「ナニ、比企谷私のこと好きなの?」 八幡「あ、ああ。 好き、だけど……」 折本「そーなんだー、ウケるwww」 八幡「えっ……」 折本「いやいや、悪い意味じゃなくて、うん。 面白いわ」 八幡「えっと……何が」 折本「だーかーら、私と比企谷が付き合ったらってこと。 超面白くなりそう。 ……よし、付き合うか!」 これが、俺との馴れ初めである。 次に関係が進展したのは、二年後の冬のこと。 俺は、折本に半ば無理やり引っ張られて共に進学した総合高校一年生だった。 クリスマス前に、二人で買い物をした帰りのことだったはずだ。 折本「2年ちょい?付き合ってさ、分かったわ。 私、比企谷のことが好き。 超好き。 ……あの時はノリだったけど今は本気。 大好きだよ、八幡」 この日初めて、俺たちはキスを交わし、互いを下の名前で呼び合うようになった。 そして現在。 それからさらに一年後、高二の秋。 -総合高校 2-A教室- 「じゃあ来月に迫った文化祭の出し物をきめるけど、まずはで……って比企谷?」 八幡「めんどくせ、腹がだからフケるわ」 総合高校二年生 少しだけ、不良になっていた。 折本「あーごめん、私も足がだから八幡のところ行ってるー」 「えっと……足がって……」 「ほっといたら?あの二人のサボりはいつものことなんだし」 -屋上- 折本「いたいた。 いつも屋上いるよね、八幡。 立ち入り禁止なのに」 八幡「そりゃ、不良が授業サボるところと言ったら屋上だろ」 折本「まったく……いつからこうなったんだか」 八幡「お前の家でとクローズを読んだあたりからだな」 折本「うん、私が当事者だからよーく知ってる。 自分に問いかけただけだから」 八幡「お前も人のこと言えねえぞ。 昔はウケるwww系女子だったのに、いつからやたら古い漫画とが好きな妙な趣味の女子高生になったんだか」 折本「それはとがみんな悪い。 ……戻らないの?教室。 文化祭の出し物決まっちゃうよ?」 八幡「別に適当でいいっての。 不良がそう言うの真面目に出たらなんかあれだろ。 今日はあれで授業終わりだしな」 折本「自分のことを不良と言うあたり八幡、まったく不良になりきれてない。 根は真面目なみたいな感じになってる」 八幡「……え、マジで?」 折本「マジで。 そもそも自分たちのこと不良呼びしてんのなんて見たことが……」 八幡「四部」 折本「あー、言ってたね。 億泰が」 八幡「お前、遂ににも手を出したのか」 折本「だってアニメやってるし……」 八幡「四部はまだアニメ化してないだろ」 折本「私的には四部は五部の次に好きだからアニメ化して欲しい」 八幡「俺は三部が好きだな」 折本「珍しくミーハーだね。 てっきり六部やって言うかと思ったのに」 八幡「お前バオーまで読んだのか……承太郎が好きなんだよ。 あの孤高の不良感が」 折本「最近のヤンキー漫画って友情とか大事にするけど、昔のは硬派と言うか、孤高系多いもんね」 八幡「承太郎なんて同年代の友人が花京院以外ほとんど明記されてないんだぞ」 折本「まず真面目に学校に行ってるのか……花京院回は結局すぐに帰ったし」 八幡「一応『今日こそは真面目に学校に行くぜ』って感じの発言はしてるぞ。 ホリィさんが倒れてそれどころではなくなったが」 折本「あー、そうだね。 部活いこ、部活」 八幡「不良が真面目に部活なんて」 折本「いいから来る!文化祭前でただでさえ人手足りてないんだから!」 八幡「俺、お前に引っ張られて入っただけなのに……」 八幡 つーか部活と言い学校と言い俺の主体性どこに行った……自由の国カに移住するべきだろうか -美術部- 八幡「高校に入学した折本はなんとなくで美術部に入部。 俺を無理やり引っ張って二人分の入部届けを書いたのだった……」 登戸「口動かしてる暇あったら仕事しろ仕事。 エセヤンキー」 八幡「さっきから筆が一切動いていない人に言われたくはないです。 三年生にして美術部長、模写だけは無駄に得意なメガネの登戸先輩」 登戸「さっきからなんで説明口調になってるんだ?」 折本「ムラっときたからやったんじゃないんですか?」 八幡「後悔はしていない」 登戸「お前ら仲いいよな」 八幡「まあ付き合い長いですし」 折本「ちょうど文化祭の時期で三年ですー」 登戸「ふーん。 そう言えば他の部員は?」 八幡「あー、あの彫刻彫像のリスト、別名立体厨の副部長の三年女子、百合丘先輩と」 折本「と兼部している同級生。 アニメ絵書かせれば校内一のアニメおたくな後輩男子、生田君ですね」 登戸「俺はもう突っ込まんぞ。 俺はもう突っ込まんぞ……百合丘は予算の話で生徒会室とは言ってたが……今年は予算いくら降りるのか」 折本「去年は五千円でしたっけ」 登戸「ああ。 殆ど何も出来なかった。 本当、今までの作品の展示と巨大絵画を一枚仕上げて精一杯だったな……予算的に」 八幡「今も結局各自の制作ですからね。 こんなんじゃ人来ないっての」 折本「まあ、うちの部活誰かが全国に行ってるわけじゃないもんね」 登戸「全国常連の文芸部は三万貰ったってよ。 かー!見てみてえよマジ、全国常連の部長の顔って奴をさぁ!」 八幡「今年はかるた部、全国準優勝ですよ」 折本「英語部は全国で優勝、世界大会ですよ」 八幡・折本『予算は当然……』 登戸「そこが増えたら……うちまで予算、回ってくるのか?」 折本「案外千円切ったりしてwww」 八幡「いや流石にそれは……千五百円は欲しい」 百合丘「大変、今年は予算無しだって!」 八幡・折本・登戸『最悪な事態になった!?』 ----------- 生田「なるほど……それで俺が美術室に来た瞬間からお通夜だったわけですね。 てっきり花京院が死んだのかと」 登戸「過度なネタは受けんぞ、生田」 生田「いや俺一回しか使ってないんですけど」 百合丘「ともかく、どうやって予算を見繕うかなのよね……今年も去年みたいな人の入りだと、来年は展示の取りやめなんてことも……」 生田「去年?巨大絵画やったってのは聞いたんですけど……どれほどで」 八幡「五人」 生田「……へ?」 八幡「文化祭、三連休を使ってやるんだが、全三日間で五人」 生田「……はぁ!?」 折本「そりゃただの絵の展示には誰も来ないって……」 登戸「隣で展示したクラスがオカマバーをやっててな。 人を吸われた。 隣は大盛況だったらしい」 生田「でも、そのおこぼれを……」 百合丘「それで、五人なのよ」 八幡「実質三人だな。 残り二人は俺の妹と百合丘先輩の母親だ」 生田「……ああ、入場料を」 登戸「とったらきっと二人だった」 百合丘「うちの母親、有料だったら来るの考えたって」 折本「入場料とってたらいまごろ……ウケるとすら言えない状況に」 八幡「今年の展示を打ち切られるまであったな」 登戸「うーむ、しかしゼロ円でどう展示を作れと……」 生田「とりあえずカンパして入場料から……スイマセン」 百合丘「聞き分けのいい子は嫌いじゃないわ」 折本「赤字待ったなしだから……、同好会だから予算ゼロなんでしょ?どうしてるの?」 生田「で出した冊子を流用しました」 八幡「うち、同好会と同等になったのか……」 登戸「料は同好会だが特例で予算出たらしいぞ。 二万」 八幡「これだから展示に人の入る部は……」 生田「みなさん友達は……」 八幡「ヤンキー孤独。 友達いない」 折本「八幡と付き合ってるんだから察して。 そこまでいない」 登戸「軒並み運営サイドにいてな。 当日はてんてこ舞いだったそうだ。 今年も全員運営らしい」 百合丘「皆バンド組んじゃって……」 八幡「これだから は」 登戸「おー出た。 エセヤンキーの青春批判」 百合丘「イベント時のちょっとした風物詩ね」 折本「もう慣れたと言うかなんと言うか」 生田「えっと、いいですか?」 登戸「どうした生田。 言ってみろ」 生田「今、廊下で貰って来たイベントのチラシみたんですけど……こんなのが」 登戸「……ほぅ」 百合丘「ナニナニ、見せてよ」 登戸「ミス・ミスター総合コンテスト、賞金有か……」 百合丘「皆からとりあえずお金集めて、これで還元……リスキーだけど手っちゃあ手ね。 最悪宣伝になるし」 折本「でも、うちにそんな戦力いるんですか?」 登戸「いるだろ。 おまえと、比企谷」 折本「比企谷って言うと……八幡だね」 八幡「折本ってことは……かおりだな」 折本・八幡『ハイィ!?』 -下校時- 八幡「何故に俺が戦力にならにゃならんのだ」 折本「私はともかく、八幡はわからなくもない」 八幡「はぁ?なんでだよ」 折本「だって」 モブA「比企谷くーん」 モブB「今日もがキュートね!」 モブC「ちょっと、比企谷くんのチャームポイントはあの目でしょ!このブス!」 モブB「なによ!」 八幡「うっとおしいぞこのアマ!」 モブ3人『キャー!』 折本「……ほれ」 八幡「」 折本「まあ、私がいるから八幡は誰にも渡さないけどねー」 八幡「抱きつくな抱きつくな。 当たってるぞ」 折本「当ててんの」 八幡「……さいですか」 ----------- -二週間後美術室- 折本「百合丘先輩、衣装、試着終わりましたー」 百合丘「なかなかいい感じに仕上がったわね」 登戸「流石立体造形の申し子。 服飾もお手の物だな」 生田 でコスプレ用に使ってた生地と道具ぶんどられた…… 八幡「試着が終わったのはいいんだが……なんで俺がスカートを履いてるんだ!」 登戸「そりゃこのミス・ミスターコンテストが異性装限定だからだ」 八幡「待て、去年までは普通にやってたよな!?」 登戸「先輩には敬語を使えを後輩」 八幡「ヤンキー敬語使わない」 登戸「仗助ですら使ってんのに……まあいい。 今年から異性装限定になったらしいぜ。 折本も比企谷も、外見は衣装ウィッグメイクでなんとかできそうだからな。 内面はまあ、なんとかしろ」 八幡 いつの間にか俺たちが出ること確定になってるし…… 折本「先輩、ちょっと胸きついです」 百合丘「本当に?四月のデータ古すぎたかな……」 八幡 まだ成長を続けてるだと…… 登戸「あーそうだ。 比企谷はこれを、折本はこっちを見ておいてくれ。 参考資料だ」 折本「参考資料?」 百合丘「女装の方は某男子校で行われたミスコン、男装の方は宝塚とかの資料をぼちぼち。 それで自分がやることを考えておいてね」 生田「本番はアピールタイムがありますから」 登戸「それと、比企谷と折本には別に仕事がある。 部活の方はいいから、総武高校の文化祭に行ってこい。 明日の土曜からのはずだし」 八幡「はぁ?またなんで」 百合丘「この五人じゃ出るネタもないだろってことで、偵察よ偵察。 デート兼ねて行ってらっしゃいな」 折本「いいんですか?時間無いのに」 登戸「月曜にやること決めて、そっから生田が寝なければ問題はねえ。 そもそもお前ら2人は賞金稼ぎに集中してもらうためにハナから戦力に入れてない」 生田 いつの間にか俺の待遇が奴隷並に!? 折本「でもどうしても戦力が足りない気が」 登戸「最悪を動員する」 八幡「なんであいつが。 あのいけすかない意識高い系 が」 百合丘「比企谷くん、彼のこととことん嫌いなのね」 折本「かがあったら真っ先に殺してるらしいですよ」 八幡「自分の手は汚さない。 キリッ」 折本「全く格好良くない……でもなんであのバカ縄が?」 登戸 折本ものこと、嫌いなんだな…… 登戸「あいつ、俺の中学ん時の後輩でさ、受験勉強とか、あいつが中学の生徒会選挙出る時とか色々世話してんのよ。 それで、は俺に頭が上がらないから……奴隷二号にする」 生田「一号絶対俺ですよね!?」 百合丘「ハイハイ。 とりあえず今日は部活は終わり。 私達は個人制作続けてるから、二人はミスコンと明日の偵察に集中してね」 八幡・折本『へーい』 ----------- -翌日・総武高校- 折本「こちらスネカジリ、只今より総武高校に潜入する」 八幡「……なにやってんだ」 折本「ん?カオリギアソリッド-オリモトリオ-だけど」 八幡「とがごっちゃになってるぞ。 なんて今の若い子は知らんだろ」 折本「マジ?」 八幡「大マジ。 ほれ行くぞ。 あそこの風見鶏っぽい奴からパンフ貰って来たから」 折本「流石八幡!エセヤンキー!大好き愛してる!」 八幡 いつからこいつこんなキャラになったんだろう 折本 それは八幡もだよ 八幡 こいつ、頭の中に直接! 折本「しっかし、ウチの去年のと比べると……ちょっぴり……いや、けっこー活気に溢れてないと言うか……」 八幡「つまらなそうだな」 折本「折角婉曲表現にしたのに……。 お、駄菓子売ってる!」 八幡「あれの影響か。 だがしかし」 折本「あれの影響だろうね。 だがしかし」 八幡「ラインナップは至って普通だな。 酢ビッグカツ……俺これ好きなんだよな。 あとモヨーグル」 折本「蒲焼さん太郎たこ焼き太郎……」 八幡「謎の太郎縛り!?」 折本「」 八幡「それは隣の店だ。 なんか気になるのあるか?」 折本「八幡」 八幡「意味が違うっての」 折本「じゃあねー、これ。 星の王子様ミュージカル、通称ホシミュ!」 八幡「また受けしそうな。 2-Fか。 どこにあるんだか……このパンフ地味に見にくいな」 折本「なんというか、実行委員の苦渋感が染み出してるよね」 八幡「ああ。 無能な委員長を副委員長が意地だけで必死で補佐して組織を運営させた結果ぶっ倒れたような……そんな感じがするな」 折本「で言うなら何巻目に来そう?」 八幡「登場人物の関係性が少しずつ変わってきた六巻だな」 折本「そこまで考えられるんなら書けば?」 八幡「タイトルは『千葉孤高組』でいいよな」 折本「それなんて湘南純愛組」 八幡「にしても本当、この地図見にくいな……」 折本「テキトーな人に聞く?」 八幡「ヤンキー人に頼らない。 千葉県東京の脛かじる」 折本「はいはい私はヤンキーじゃないからー。 てか八幡さっきパンフ貰ってたじゃん。 ……ったく、スイマセーン」 雪乃「はい」 折本「2-Fってどう行けばいいんですか?」 雪乃「そこにある階段を上った右手の突き当たりですね。 看板が独特なのですぐわかると思います」 折本「ありがとうございますー」 八幡「ふーん、あれが実行委員か」 折本「何でわかるの?」 八幡「腕章してた」 折本「あー、そう言えば」 八幡「雰囲気からするに、俺のさっきの予想があってれば、あいつが有能な副委員長様だな」 折本「でもなんか、いろいろ凌辱されたり人格破壊されそうな感じしてたね」 八幡「どこのエロ同人だ」 折本「どちらかと言うとweb小説かな」 八幡「お前まだ十七だよな」 折本「八幡もね」 八幡「……俺はほらヤンキーだから」 折本 学生は学生らしくと矛盾してる……のかな? -2-F- 折本「お、あったあった。 ホシミュ」 八幡「五分後からか。 入ってようぜ」 折本「そだね。 席空いてます?」 結衣「え、えあっと……どうだっけ優美子」 三浦「……二人分なら、空いてんじゃない?」 結衣「らしいですー」 折本「ありがとうございまーす。 じゃあ入りますか」 八幡「うぃ、流石に席は後ろの方だな」 折本「後ろの席……うっ頭が」 八幡「どうした、なんかトラウマがあんのか?」 折本「あれはそう三年前のちょうどこんな雨の夜……」 八幡「三行で話せ。 でも、あの主演の銀髪は可愛かったな」 折本「あんな可愛い子が女の子なわけがないな子だったね」 八幡「あれが男か……」 折本「タイ行った疑惑あるよ」 八幡「もしくは女性ホルモン……む」 折本「どった?」 八幡「腹減った」 折本「時間が時間だからね。 食べますか」 -校内某教室・軽食販売- 八幡「と言うわけで来たわけだが」 折本「メニューがすごい……」 八幡「ジャンクフードジャンクフードジャンクフードジャンクフードジャンクフード……マーズバーフライとかネットでしか見たことないシロモノだぞ」 折本「マーズバーフライ?」 八幡「マーズバー自体日本ではそう馴染みがないからな……イギリス発祥……多分、のスナックで、風の菓子に衣をつけて揚げるんだ」 折本「うわっ。 イギリスっぽい」 八幡「まあイギリスだから……ゲフンゲフン」 折本「んで、飲み物もコーラカンドリンク」 八幡「MAXコーヒーは……ないか。 まあこういうところではもっとあっさりしたものが欲しい……例えば」 折本「お茶?」 八幡「そう緑茶。 さっぱりした緑茶が……」 折本「売ってたら……」 八幡「皆買うな……」 折本「文化祭って脂っこい食べもの多いもんね」 八幡「……よし、うちでやることはは決まりだな」 折本「美術部?って感じだけど、バスケ部も喫やるっぽいしね……やっちゃダメなわけではない」 八幡・折本『勝った!』 「第三部完ッ!」 八幡「だから誰だ今の」 ----------- -週明け・総合高校美術部- 八幡「……と言うわけです」 登戸「ふむ、国産無名メーカーの緑茶500mlをそれなりの量、安くれ一本百円で売る……」 百合丘「原理率次第では完売しなくても赤字は出ず」 生田「完売ならむしろ利益が出て、ただでさえ少ない年間部費の足しにできる……」 八幡「御丁寧に説明の反芻、ありがとうございます」 折本「時間がないので美術部的な展示は個人制作の展示のみで行きましょう。 お茶は移動販売を行おうかと」 登戸「…………」 百合丘「どうするの?部長」 登戸「……俺と百合丘は個人制作に集中する。 生田、そして比企谷折本、販売をするなら、お前らに託すことになる。 特に二年生二人は忙しくなるが……いいか?」 折本「いいですよー」 八幡「まあ、言い出しっぺですし」 生田「いつの間にか俺が巻き込まれてるだと!?」 八幡「慣れろ生田。 俺も巻き込まれてこの学校、部活に入ったんだぞ」 生田「その主体性のなさ……先輩本当にヤン」 八幡「バカ言え、俺はヤンキーだ。 主体性もありすぎてここのところロングホームルームとクラス展示の準備を全てサボっているまである」 百合丘「比企谷くんが部活に真っ先に来てたのって……」 生田 ぼっちなんだなあ……この人 折本 サボり癖が原因なんだな、これが 生田 何これテレパシー? 登戸「よし!俺と百合丘は制作の続き、生田は生徒会に出す申請書の作成、終わり次第茶のれとクーラーボックスの調達を頼む」 生田 あー、俺やっぱ奴隷待遇なんだ 登戸「で、比企谷と折本はミス・ミスターコンテストの方だな」 八幡「あれ、茶の売り上げで元金は補えるんじゃあ……」 八幡 出場を回避するために全力で考えたのに。 あの移動販売 登戸「前も百合丘が言ったが、ウチの名前を売れるだろ」 百合丘「それにね、知ってる?かおりちゃん ミス・ミスターコンテストでルが同時優勝すると、永遠に愛が続くとか言う伝説が」 折本「出ます!」 登戸 ちょろいな 百合丘 ちょろいわね 生田 ちょろい…… 八幡 ………… 登戸「ああそうだ。 ミスコン出場者の一覧、出たらしいから、ほれ」 八幡「そんなにいないんすね」 折本「双方五人ずつ位だね」 百合丘「衣装はこの前のやつを少し弄っておくから、何か要望があったら言ってね」 八幡「じゃあスカートをオミットして」 百合丘「あら比企谷くん、下は履かない変態スタイルがお好みで」 八幡「……スカートでお願いします」 百合丘「はいはーい」 ----------- -二週間後・文化祭前日・美術部- 登戸「……うおおおおおお!完・成ッ!」 百合丘「部長お疲れー、まさか受験勉強しながら二週間で十枚仕上げるなんて……はいコーラ」 登戸「おう、サンクス」 百合丘「頑張ったじゃない。 十枚も……カブト虫、紫陽花、螺旋階段……意味がわからない絵が多いけど」 登戸「その辺は比企谷とかが詳しいぞ……これで俺らも引退か」 百合丘「三年。 短かったね」 登戸「もう少し長くやりたかったな」 百合丘「あら部長、志望でしょ?私と一緒で」 登戸「ここでって意味だ。 もっと面白い絵が描ける気がするんだ……あの二人を見てるとな」 百合丘「なら明後日のミスコン、行って来たら?私ここにいるから」 登戸「いいのか?自分の衣装、見たいだろ」 百合丘「部長の希望を優先させたまで。 それに、衣装はもう完成してるから。 私の中ではミスコンは終わったも同然」 登戸「これだから芸術家は。 作ったものの行き先を気にしないとは」 百合丘「芸術家肌は、部長も同じでしょ?」 生田「部長、お茶の搬入終わりましたー、明日氷が入ればバッチリです……って比企谷先輩たちは?」 登戸「最後の調整だとよ。 物理室と化学室借りて、今日明日は泊まり込むとか」 生田「ふーん、なんか青春って感じですね」 登戸「誰よりも青春ってもんが嫌いなひねくれヤンキーが青春してるって、変な話だよなwww」 百合丘「かおりちゃん風に言うならウケるwwwね」 -物理室- 八幡「……ッ……ック!」 折本「はちまーん、調子どう?アイドル曲でダンスやるとかやらないとか言ってたけど」 八幡「かおりか……最悪だ」 折本「うーわ、すごい汗。 拭きなって」 八幡「ああ……そうする」 折本「近くに銭湯あるからまだいいけど……。 どしたの、急にやる気出して」 八幡「お前が……頑張ってるから、だな」 折本「私が?」 八幡「百合丘先輩が言った言葉に食いついてたから……」 折本「あーあれ。 あれはノリで食いついちゃっただけだって。 八幡と何年付き合ってると思ってんの?私も、あんなジンクスは気にしないって」 八幡「……は?」 折本「でも、八幡がそんなに頑張ってくれてるんだし……そのジンクス、信じてみようかな」 八幡「かおり……」 折本「優勝しなよ、八幡」 八幡「……ああ、俺の意地で優勝する。 ヤンキーは意地だけは誰にも負けねえんだ」 折本「はいはい、エセヤンキーさんwそーだ。 動きに悩んでるなら……私達が付き合った長さを思い出すといいよ。 私はそうした」 八幡「付き合った長さ……?」 折本「そう。 優勝は、それで狙える」 八幡「…………」 折本「じゃあ私、先に銭湯行ってるね。 八幡もちゃんと汗流しなね」 八幡「……長さ、か」 八幡 長さ……三年か。 えっと……午後一時から体育館な」 折本「毎年三十分前には入ってないと座れないらしいから注意ねー」 小町「そうなんですかー。 お兄ちゃん、優勝しないと小町ポイント減らすからね!千葉みに、いやちなみに、優勝すると小町ポイントが倍になりまーす!」 八幡「だからなんなんだよ小町ポイント……」 折本「ん、八幡。 そろそろ私達会場入りしないと。 ……午後一時からのミス・ミスターコンテスト、とをよろしくー!」 八幡 さらっと宣伝しやがった…… -ミスターコンテスト 女装 中- 八幡 参加者だから舞台袖からコンテストを見られるわけだが…… 司会「はい、エントリーナンバー三番、さんでしたー。 次はエントリーナンバー四番。 校内でも有名なルの片割れが参戦。 さんでーす!」 八幡 かおりか……結局あの言葉の意味は今の今までわかってないんだが…… 折本「四番、。 アイドルの真似ごとを。 曲は『 アンダルシアに憧れて』」 八幡 歌うのか。 声は……まあ低い方だな。 頑張って出してる感が否めないが。 ……仕草は……男性そのものだな。 ステージの出た時の所作から、その全てが男性的というか、誰をモデルにしたんだか…… 折本『そーだ、八幡。 動きに悩んでるなら……私達が付き合った長さを思い出すといいよ。 私はそうした』 八幡 ……ああ、そう言うことか。 腐った目対策のメガネ、よし。 かおりに頼んだウィッグとメイク、そしてアド……最後に覚悟。 よし 八幡 流れは頭に叩き込んである。 ステージに出て、中央まで歩く 八幡 男女で、足の使い方すらも違う。 そう言ったところも、キッチリ再現すると、見え方が違う 八幡 だから、かおりの動きを真似する。 三年間ずっと見てきたかおりの動きを 八幡 そうすれば…… 「あの子、動きがすごくらしくないか?」「歩き方とかすごいっぽいよねー」「ぽいのー」「まあ北上さんには遠く及びませんがね!」 八幡 よし、客は味方にできた 八幡 後は……全力でやるだけだな 八幡「エントリーナンバー二番、。 月並みながらアイドルもどきを……曲は『TOKIMEKIカレート』」 八幡 歌う必要はない。 口パクをして、踊ればいい……少なくとも俺が見た映像では、それのレベルが高い奴が優勝していた ----------- -数十分後・舞台袖- 司会「えー、全ての出演者の方のアピール、並びに審査結果の集計が終わりました。 それでは結果発表に移ろうと思います。 まずは、ミスコンテストから」 折本「というわけで、司会者さんがステージに立ち我々は舞台袖にいるわけですが」 八幡「何故に説明口調」 折本「八幡、優勝できると思う?」 八幡「人事は尽くしたぞ」 折本「私は自信アリオリ」 八幡「なんか言い方違わね?」 折本「ま、二人して優勝ぶんどって、こっからステージに行けるって!」 司会「今年のミス総合は……エントリーナンバー二番、さんです!比企谷さんステージへどうぞ!」 折本「行ってきなよ。 すぐに追うから」 八幡「お、おう」 司会「おめでとうございます!」 八幡「あ、ありがとうございます」 司会「本番はあまりしゃべっている印象はありませんでしたが、声は案外低いんですね。 それにしても、あの動き、一つ一つから女性らしさが滲み出てましたが、何か秘訣は?」 八幡「他の学校の女装コンテストの映像を見たのと、同時に……かお……折本から」 司会「おお、ルの強みを見せつける結果になりましたね。 さてミスター総合は誰になるのか、こちらも発表して行きましょう!」 折本 大丈夫だよね、きっと…… 司会「今年のミスター総合は……エントリーナンバー五番、瑞樹さんです!」 折本「……へ?」 八幡「……は?」 「ありがとうございまーす!」 ----------- -同日夜・屋上- 折本「…………」 八幡「ここにいたのか、かおり」 折本「…………」 八幡「この前とは逆だな。 前つっても先月だけど」 折本「……できなかった、優勝」 八幡「優勝する奴がいれば負ける奴がいる。 今回のも一つの結果に過ぎない」 折本「八幡は!悔しくないの!?」 八幡「は、このために三ヶ月、練習を積んだらしい。 参加申請ギリギリで応募して、二週間そこそこ練習しただけの俺たちだ。 片方があそこにいただけでも奇跡だよ」 折本「……八幡?」 八幡「……でも、悔しいもんは悔しい。 かおりと一緒にあの場所に立ちたかったんだがな」 折本「……んっ。 八幡、ハンカチある?」 八幡「胸なら貸すぞ、さっき着替えて、詰め物抜いてスッカスカになったがな」 折本「八幡……八幡……えぐっ、ひぐっ……」 八幡「…………」 ----------- -翌日・文化祭最終日・美術室- 登戸「いやあ、大繁盛大繁盛!去年の何倍の人入りだろうなあ!美術室が満員だ!」 生田「ミスコン効果っすね。 お茶も飛ぶように売れて昨日のうちに完売してますし」 百合丘「あの会場で描いて、ここで徹夜で彩色した部長の絵も、結構人気みたいだしね」 登戸「おう、あれは二人に礼としてやるとするかな」 生田「でも、本番で二人が一緒にステージに立って歌うところなんて、なかったんですよね」 登戸「ああ、なかった。 でも見えたからな。 模写しか取り柄のない俺に、見えないものを描かせたんだ、あの二人はアベック優勝以上の何かがあったんだろ」 百合丘「部長、言い方古ーい」 登戸「ウッセw」 百合丘「で、その大盛況の立役者はどちらに?」 登戸「準備室で寝てるよ。 昨日の夜からずっと学校にいて、泣き疲れと抱き疲れだとよ」 百合丘「抱き疲れ……一体あの二人何回戦まで」 登戸「勝手にエロ方向に考えるんじゃねえ、脳内海綿体。 それにその手の汚れ役は生田の仕事だ」 生田「やっぱり俺の扱い悪くないっすか!?」 -美術準備室- 八幡「…………」 折本「……まだ寝てるんだ。 ずっと私のこと抱きしめてたもんね……」 折本「本当、大好きだよ、八幡……んっ」 百合丘「あら、キスシーン。 終 元スレ 折本「カノジョな私と」 八幡「不良な俺と」.

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やはり一色いろはは比企谷八幡を攻略している12

比企谷八幡 誰と付き合う

八幡は誰が好きなのか? それを言う相手はあなたじゃない 「ほんともなにも特にいうことないですから。 仮にあったとしても……」 言いかけた言葉を飲み込んで、俺は違うことを口にする。 「それを言う相手はあなたじゃない」13巻325p どうして雪ノ下のためにそこまでするのか?と陽乃に聞かれたとき、奉仕精神と嘘をつきました。 嘘ではないかもですね。 一応少しはあるのでしょう。 八幡は陽乃さんから「お前、雪乃に恋愛感情を持っているだろう?」的なことを聞かれていると思った。 そして仮に恋愛感情があったとしてそれを言う相手はあなたじゃなくて雪ノ下雪乃だ。 と言っています。 ただ気になるのが、「言いかけた言葉を飲み込んで……」のところです。 本当は何を言おうとしていたのか、そこがポイントです。 解釈1 「仮にあったとしても『それは雪ノ下に対してではない』」そう読めます。 それを言う相手はあなたじゃないというのも、本当のことです。 この場合は主語が恋愛感情となります。 「恋愛感情が仮にあったとしてもそれは雪ノ下雪乃に対してではない」となります。 つまり由比ヶ浜が好きということですね。 解釈2 もう一つが主語を雪ノ下雪乃への恋愛感情です。 「雪ノ下雪乃への恋愛感情が仮にあったとしてもそれはこの場では言えない」とかです。 雪ノ下雪乃が好きだけど今は言えない的な感じです。 由比ヶ浜さんが隣にいるのに雪ノ下雪乃が好きだとしても言えないです。 修羅場に突入というか由比ヶ浜がきっと泣いてしまいます。 この場合は雪ノ下雪乃が好きとなります。 少し前の行にこのような文があります。 傍らでは由比ヶ浜が身を固くして、じっと耳を澄ませている。 だから可能な限り嘘は吐かず、……325p 八幡は由比ヶ浜が身を固くして聞いていることを知っています。 そして雪ノ下に対してそこまですることへの陽乃の質問の答えは既に出ています。 ここも解釈が2つあります。 解釈1 雪ノ下雪乃が好きだからと素直に言えない。 由比ヶ浜結衣が聞いているのだから。 でも嘘をついてごまかすのもしたくない。 だから、可能な限り嘘は吐かず……。 雪ノ下雪乃が好きということに対して嘘をつかないという捉えかたです。 解釈2 由比ヶ浜結衣が好きということに対して嘘をつかないという捉え方。 由比ヶ浜が聞いているから、雪ノ下雪乃に対して好きという気持ちがあるとは思われたくない。 この1ページだけでここまで想像できる渡先生はさすがです。 今日はこのへんで。 少しずつ追加していきます。 いや、今更考察するまでもなくanotherあるんだから原作は少なくとも 結衣ルートにはならないって分かりきってんじゃん… まああえて考察するなら、12巻ラストで(平塚先生経由ではあるが) 本人から拒絶されて、周りからも雪乃のためを思うなら手を出すなって言われて、 それでも過去に雪乃と交わした「約束」を理由にして助けにいく (そもそも、その約束自体雪乃本人から拒絶されてる時点で理由になってない) 奉仕部としての仕事でもない、ふさわしい理由もない、 なのに自分のエゴで助けに行く。 この八幡らしからぬ能動的な行動に 恋心以外のどんな理由があるのだろうか よく、八幡は雪乃を理想化していて、それを守るために動いている という意見があるが、そもそも八幡の理想たる強い雪乃なんて とっくに崩れていて、八幡自身「理想を押し付けていた」と 自覚しているのに、ここにきてまた理想の押し付けを繰り返してしまえば 八幡自身が自覚した意味がない上に、そも強い雪乃でいてほしいなら なおさら助けに行くことと矛盾している そしてこの八幡自身はまだ自覚できてない、あるいは認めたくない雪乃への気持ちを、 結衣はとっくに知っていた。 作中で唯一「正しい答えを知っている」「間違えない人間」と言われる結衣は、 あるべき結末を知っているからこそ涙する。 結衣の知る答えこそが正解であり、辿り着くべき結末であり、避けられない終わりでもある 「由比ヶ浜結衣は間違えない」作中にこの言葉がある限り、 すべてが結衣の勘違いで、実は八幡は結衣が好きという可能性はとっくに摘まれているのだよ.

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【結衣・雪乃SS】八幡「雪ノ下と付き合うのは辛かった」

比企谷八幡 誰と付き合う

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 逃げちゃだめなんて、強者の考え方でしかない。 いつも自分が悪いなんてことはない。 社会が、世の中が、周囲が、誰かが間違っていることだってたくさんある。 夢を裏切ることはあるけどな。 努力しても夢が叶うとは限らない。 むしろ叶わないことの方が多いだろ。 でも、頑張った事実がありゃ、慰めにもなる。 そんなわけないだろと。 』近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタン男爵が演説で取り上げ、広く知られた言葉だが、この言葉はしばしば誤用され、強制参加のための脅迫文句となっている節がある。 男ってのは単純なんだよ。 話し掛けられただけで勘違いするし、手作りクッキーってだけで喜ぶの。 だから美味しくなくたっていーんだよ。 俺が本気出せば土下座も靴舐めも余裕でできる。 『一人はみんなのために。 誰もがそう信じている、自分を含めて。 自分が善良であると疑わない。 だが、自分の利益が犯されそうなとき、人はたやすく牙を剥く。 人が人を評価するのは加点方式でも減点方式でもない。 固定観念と印象でしかものを見ない。 中途半端に信頼しているから、裏切られるなんて思っちゃいない。 予想外のところからくるから怖いのさ。 ぶっ殺すぞ。 その認識を改めなさい。 最低限の努力もしない人間には、才能がある人を羨む資格はないわ。 成功できない人間は成功者が積み上げた努力を想像できないから成功できないのよ。 弱くて醜くて、すぐに嫉妬し蹴落とそうとする。 不思議なことに優秀な人間ほど生きづらいのよ。 意志なき者は去る他ない。 うまくやれと言っているんだ。 敵対でも無視でもなく、さらっと無難にやり過ごす術を身に付けたまえ。 それが、社会に適応するということさ。

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