ヘレディタリー 解説。 ヘレディタリー継承【ネタバレ考察】 伏線が凄い「計画型」オカルトホラー‼

【ネタバレ&完全解説】ホラー映画『ヘレディタリー/ 継承(原題:Hereditary)』呪われた家系。祖母の葬式後、家族を襲う不気味な出来事

ヘレディタリー 解説

監督は、主演はが務めた。 なお、本作はアスターの長編映画監督デビュー作である。 本作はでプレミア上映された直後から絶賛されており、「直近50年のホラー映画の中の最高傑作 」「21世紀最高のホラー映画 」と評されている。 ストーリー [ ] ミニチュア模型アーティストのアニー・グラハムは、長年疎遠であった母エレンの死をきっかけにグループ・カウンセリングに参加するようになる。 アニーはカウンセリングの席で、母がを発症していたこと、父がでしたこと、兄が極度なが原因で自殺したこと、そして自身もに悩まされていることを語る。 彼女は 先天性遺伝によるがいずれは自分の子ども達にも発現することを心配していた。 アニーの息子で高校生のピーターは友人宅のパーティーに行くため、母の車を借りようとすると、ピーターが飲酒をしないよう、13歳の妹チャーリーも連れて行くことを条件にアニーはパーティーへの参加を許可する。 パーティーでは一人きりにされてしまったチャーリーがナッツ入りのケーキを食べを起こしてしまい、ピーターは妹を病院に運ぶため車で夜道を疾走。 呼吸困難にもがき苦しむチャーリーが車の窓を開け顔を出したその時、ピーターが路上に横たわった動物の死骸を避けるためハンドルを切り、道路脇の電柱とチャーリーの頭部が激突してしまう。 ピーターはショック状態になり誰にも事態を報告しないまま、自宅の寝室に戻り、翌日、頭部のないチャーリーの死体を発見した母の悲壮な叫び声が響き渡る。 チャーリーの死をきっかけにアニーとピーターは険悪な関係になってしまう。 悲しみに沈んだアニーは、カウンセリングでジョーンと知り合い、ある日、彼女の自宅に招かれの儀式を行っているところを見る。 そこでの体験を経て、アニーは交霊の儀式が本物であると信じ、チャーリーのを使い自分も交霊の儀式を行い娘と交信しようと試みる。 交信は一旦成功するが、夫スティーブによって儀式は中断される。 一方ピーターも妹の幻覚を見たり、アニーに殺される悪夢にうなされるなど精神が病んでいく。 息子の危険を感じたアニーはチャーリーのスケッチブックをで燃やそうとするが、その燃え方と同調するように自分の手も炎に包まれ驚く。 スケッチブックを燃やすと自分も燃えるというルールを知ったアニーは、スケッチブックの処分をあきらめる。 さらにアニーは、自宅の屋根裏部屋で母の首のない腐乱死体を発見する。 そこにはの儀式のようなものを行う生前の母とジョーンの姿が映った写真が残されており、母が「」と呼ばれるを崇拝するカルトの長だったことを知る。 アニーはスティーブに屋根裏のエレンの死体を見せ、悪魔崇拝カルトの実態を説明しようとするが、スティーブは夢遊病持ちのアニーがエレンの死体を墓から掘り返したのだと思い込み、取り合わない。 絶望したアニーは、自分も焼け死ぬ覚悟で再度スケッチブックを暖炉に捨てるが、今度はアニーではなく、スティーブの身体が炎に包まれていた。 それを目にしたアニーの精神は完全に崩壊し、絶望の慟哭を上げるが直後に彼女は何かに憑依される。 眠っていたピーターが目を覚ますと庭の木に据え付けれたツリーハウスの明かりが点灯していた。 不審に思ったピーターは暖炉の前で父スティーブの焼死体を発見。 続いて彼が目にすることになったのはなにかに憑依され、天井を這って移動するアニーと全裸の体に不気味な化粧を施した見ず知らずの男であった。 瞬間的に移動すら可能となって襲いかかってくるアニーをピーターは振り切って屋根裏部屋へと逃げ込み何とか落ち着こうとする。 そこにあったカルト教団の何らかの儀式の痕跡を見つけた彼がそれらに気を取られている隙に、いつの間にか天井近くに浮揚するアニーが現れ、で自らの首を切断し始める。 目を疑う光景に唖然としている所にいつの間にか全裸の人々、カルト教団の一員が複数名たたずんでいるのが目に入ったピーターはパニックに陥り、屋根裏の窓から外へ飛び出し地面に落下、失神する。 倒れているピーターに何かが憑依すると直後にピーターは目覚める。 彼が周囲を見回すとツリーハウスに首から上を失ったアニーが浮遊して中に入っていくのを見かける。 庭の周囲にいるカルト教団員に見守られながらピーターもツリーハウスの中に付いていくように入っていく。 そこにはジョーンと他のカルト教団員が集まっており、チャーリーの頭部が飾りつけられた像が祀られ、その前には首のないエレンとアニーがひれ伏していた。 カルト教団員たちはピーターに王冠を被せて彼の前にひれ伏し、悪魔ペイモンの復活を祝うのであった。 アニー・グラハム - () - ミニチュア模型作家。 スティーブ・グラハム - ()• ピーター・グラハム - ()• チャーリー・グラハム - ()• ジョーン - () 製作 [ ] 2月、本作のがで始まった。 トラブル [ ] 2018年4月、オーストラリア西部の映画館で『』(PG指定)が上映された際、R指定を受けている本作の予告編が誤って流されるというトラブルがあった。 家族連れで賑わっていた室内は一時騒然とし、少なくとも40人の子供が予告編を視聴してしまった。 公開・興行収入 [ ] 本作は『』及び『』と同じ週に封切られ、公開初週末に1200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが 、実際の数字はそれを上回った。 2018年6月8日、本作は全米2964館で封切られ、公開初週末に1357万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった。 この数字はA24が配給を行った作品としては過去最高のものである。 2018年12月21日、で本作のが開催された。 通常、絶叫上映ではホラーシーンで観客が叫び声を上げるが、本作の上映時には叫び声がラスト付近まで一切上がらなかったという。 企画側からは「誰にも気兼ねなく声を出して怖がって良いという企画だったが、映画の恐ろしさに叫ぶどころでは無かった様子」としており、「完敗しました」と話している。 評価 [ ] 本作は批評家から絶賛されている。 2点となっている。 凍てつくほどの恐怖はエンドクレジット終了後も消えてくれない。 」となっている。 『』のは本作に4つ星評価で3つ星半を与え、「2018年で最も怖い映画」「キャリアの集大成とも言うべき演技を披露したコレットは、アニーの肉体と精神の分離へと観客を没入させ、観客に残っている度胸の類いの一切を破壊する。 コレットの一世一代の演技は一晩寝たくらいでは忘れ去ることができないほどの刺激に満ちあふれている。 もっとも、忘れ去ろうとする前に、観客は全身の血が沸き立たんばかりに叫び出すだろうが。 」と評している。 「 ()」のA・A・ダウドは本作にA-評価を下し、「そのシリアスさと身の毛もよだつほどの技巧のお陰で、『ヘレディタリー』は傑作ホラー映画の系譜に属す作品となった。 その系譜はアメリカ産ホラー映画の試金石の山、つまり、『』や『』のような邪悪な時代精神を反映した古典的名作にまで遡るものである。 驚くべきことに、この作品はアリ・アスターの監督・脚本家デビュー作である。 これは恵まれたことである。 」と述べている。 出典 [ ]• 2018年6月8日閲覧。 2018年8月21日閲覧。 『キネマ旬報』2019年3月下旬特別号 p. 2018年6月8日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月4日閲覧。 2018年6月4日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月14日閲覧。 2018年6月14日閲覧。 2018年12月25日閲覧。 2019年1月28日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月9日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 2018年6月8日閲覧。 外部リンク [ ]• (日本語)• (英語)• - (英語)• - (英語).

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【ネタバレ&完全解説】ホラー映画『ヘレディタリー/ 継承(原題:Hereditary)』呪われた家系。祖母の葬式後、家族を襲う不気味な出来事

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CONTENTS• ある日、エレンが死去、アニーは家族の力を借りながら葬儀を執り行いました。 アニーは母親を失った事に喪失感を抱きますが、特にエレンの溺愛を受けていたチャーリーは、祖母の死を深く悲しんでいました。 しかし、エレンが死去して以降、アニーは母親の姿を見たり、奇妙な光が部屋中を走り回るなどの、奇怪な現象が発生。 それらの現象は、アニー達家族を襲う、ある悲劇を予兆しているようであり、その悲劇以降、家族の間に亀裂が生じるようになります。 そして、エレンが隠していた秘密をアニーが知った時、もはや逃れられない、恐怖の「継承」が始まりますが…。 アニーは、ミニチュア作家として活動しており、その夫のスティーブは、アニーの活動を陰ながら支えようとしています。 父親であるスティーブと息子のピーターの関係は良好のように見え、アニーも、大好きな祖母を失った娘のチャーリーを勇気づけています。 表面上は穏やかな家族のように感じるグラハム家に、不吉な影を落とす存在がいます。 それが祖母の溺愛を受けて育ったチャーリーです。 人付き合いが苦手な性格という事ですが、その表情や言動は人付き合いが苦手を通り越して、もはや人を不愉快にする領域に達しています。 特に、チャーリーの癖とも言える、舌を上顎に弾かせて鳴らす「コッ」という音、これがかなり不快です。 このチャーリーを、他の家族がどこか避けるように接しているという印象を受けます。 特に、親に嘘をついてパーティーに参加しようとしいるピーターに、アニーがチャーリーも連れて行かせようとしている場面では、アニーがまるで、厄介者をピーターに押し付けようとしているように見えます。 この場面でのアニーが、これまでと比べ、やたら高圧的な態度を取る為、さらに印象に残る場面となっており、実は「何か」が起きるキッカケとなる、重要な場面でもあります。 穏やかな家族の中で、何か異質な雰囲気を感じるチャーリーという存在が、観客に「何か不安」という印象を与えています。 そして、この「何か不安」という感覚は、クライマックスまで溜まり続ける事になります。 エレンの葬儀での、アニーの挨拶、心理セラピーを受けている際に、アニーが語る家族との思い出、そして何故チャーリーのみがエレンの溺愛を受けたか?などから、エレンが異常な人物であった事が分かります。 エピソードの内容や、アニーがエレンを語る時の何気ない言葉使いなど、全てが伏線になっています。 そして、アニーは夜中に屋敷内を徘徊する夢遊病を患っており「アニーを信じて良いのか?」と、観客はさらに不安を感じるようになります。 ここからは本作のネタバレを含みながら考察していきます。 本作で描かれ続けていたのは、悪魔降臨の儀式です。 エレンは悪魔崇拝者で、過去には自分の家族を使い、儀式を成し遂げようとして家族が崩壊した事を、アニーは心理セラピーで語っています。 また、全てを思い通りにしようとするエレンにより、アニーは無意識に悪魔を崇拝する思想を植え付けらえていたという事が、アニーがエレンを語る際の言葉使いの隅々に感じます。 本作では、屋敷内の壁を通り抜けて撮影しているような映像や、ピーターの部屋がミニチュアのようになっていたり、ピーターとスティーブが食事する場面を、かなり遠くから撮影していたりと、不思議な構図が多いのですが、これはエレンの亡霊目線なのかもしれません。 エレンは死後も亡霊となり、アニー達の家族をコントロールし、悪魔降臨の儀式を成功させる為に導いていたのでしょう。 チャーリーという存在が、何故か不快に感じるのも、儀式の一部だった事が分かります。 「へレディタリー」という言葉には、「先祖代々の」という意味や「世襲の(親譲りの)」という意味があります。 アニー達の家族が崩壊し、恐怖を味わう事になったのは、先祖代々からの血筋が関係していますが、それは絶対に、自分で選択できる事ではありません。 家族という共同体と先祖からの連続性、いくら世間的に間違った思想を持っていても「それらからは絶対に逃げられない」という恐怖を描いた作品です。 まとめ C 2018 Hereditary Film Productions, LLC 本作が描いている悪魔崇拝の話を、もし前面に押し出した作品であれば、おそらくここまで話題にならなかったでしょう。 目的を語らず、ただ起きている事実のみを描いている為、観客は内容が掴めず「何を観ているのか?」と不安になります。 そして、観客が全体を把握した時には、儀式は完了しており、もう止める事の出来ない状況を見せられ続ける為、ラストに向けて絶望しか感じない展開となります。 構成が見事としか言えませんが、過去にも見事な構成で話題になった作品があります。 日本では2001年に公開された映画『メメント』です。 参考映像:クリストファー・ノーラン監督『メメント』(2001).

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リピーター続出!映画『ヘレディタリー/継承』町山智浩氏の深~い解説紹介!

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魔術書「ソロモンの鍵」• 召喚呪文「エロイムエッサイム 我は求め訴えたり 」 などなど、どこかで聞いたことがある言葉の元ネタである、有名な魔術書です。 ペイモンが実在するかどうかはさて置き、こうした背景をしっかり調べた《ヘレディタリー》だからこそ、 リアリティがあって怖かったですね。 ちなみに、ペイモンの見た目は「 女性の顔をした男性の姿で、王冠を被っている」とされています。 女性の顔• 中身は男性• 王冠を被っている と、いえば………、 まさに、結末のこの姿! アスター監督が悪趣味だからじゃなくて、この姿にもちゃんとした理由があるんです。 果たして、召喚は成功したのでしょうか…? チャーリーゲームのやり方 自己責任!• チャーリーゲームに必要な準備を済ませる• 参加者全員で「 Charile, Charile, Are You here? 」と唱える• 準備した物が独りでに動いたら、召喚成功 ゲームを終える時に「 Charlie, Charlie, Can we stop? 」と唱えて、霊が消えたことを確認しないと、 降臨した霊に乗り移られると言われています…。 《ヘレディタリー》における降霊術は、このチャーリーゲームがモチーフとなっています。 考察5|チャーリーが「生まれた時でさえ泣かなかった」理由 母・アニーの、 「 あなた チャーリー は生まれた時でさえ泣かなかった」 というセリフ。 実はこれも、ペイモンが体内に宿っていることの伏線でした。 生まれた瞬間からこれまで、ず~~っと泣いたことがないというのは、明らかに不自然ですよね。 このセリフはチャーリーの異常性を示しており、 生まれた時からペイモンが宿っていたことを暗示しているのです。 《ミッドサマー》も顕著でしたが、アスター監督の作品は、こうした何気ないセリフが重要な伏線だったりします。 初鑑賞中は、頭フル回転です 笑。 このクセ、両親がどれだけやめさせようとしても直りませんでしたね。 それもそのはず、 このクリッカー音もペイモンが宿っていることを暗示しているからです。 その根拠は、ペイモンが召喚された後、窓から飛び降りたピーターの体内に、光がス~ッと入り込んだシーン。 この演出によって、クリッカー音はただのクセではなく、 ペイモンが宿っていることを示すものだったことが分かります。 考察7|生後すぐにピーターが狙われなかった理由 映画を見ると分かりますが、ペイモンは、直系の男性に乗り移る悪魔です。 はて、映画を見終わった後、 ピーターが生まれた直後に乗り移ればよかったんじゃ……? と、私は最初疑問でした。 映画の中で、乗り移れない理由を言っていたのにも関わらず…。 生後すぐにピーターに乗り移れなかった理由は、 祖母・エレンに「不干渉ルール」が設けられていたため。 このルールによって、エレンはピーターに近づくことができず、さらには儀式の前に亡くなってしまったため、エレンは自らペイモンを宿すことができなかったのです。 だからエレンは、チャーリーに対してず~~っと、 「 男の子になってほしい」「 男の子になってほしい」「 男の子になってほしい」「 男の子になってほしい」「 男の子になってほしい」「 男の子になってほしい」 と言い続けていたのです…。 考察8|「男の子になってほしい」 祖母・エレンが、チャーリーに何度も「男の子になってほしい」と言っていた理由。 これは、チャーリーが男になればペイモンの召喚条件 =直系の男性に宿ること を満たせるから。 性転換すれば降霊できるのか?• 本人が「自分は男だ」と認識すればいいのか? この辺りは定かではありませんが、• 家族が不干渉ルールを設けた理由• エレンの本気度• エレンの異常性 などは、この背景から察することができますね…。 考察9|首吊り自殺をした「兄」もヒントだった 序盤にサラッとしか語られない、兄・チャールズの存在も、実は重要な伏線だったのです。 直系の男性であるチャールズに乗り移らせようとしたが、自殺したことで失敗します。 そして、 その矛先が孫のピーターに向かった、というわけですね…。 考察10|直系でない父・スティーブの存在 ペイモンの宿主は、• Satony サトニー …死者と交信するための言葉• Zasas ザザス …悪魔「コロンゾン」を呼び出す時の言葉 このような意味がありますが、ペイモン召喚になぜコロンゾンが出てくるかは、謎…。 考察15|ペイモンの勝ち誇った笑み ピーター本人の表情とは異なる、 ガラスに映る彼の、不敵な笑み。 この教室で起こる一連のシーンにて、ペイモンはついに、ピーターを操るほどの力を発揮します。 するとこの笑顔は、解放寸前であることを見せつける勝利の笑みにも見えますね…。 考察16|ピーターに被された「王冠」 この世に降臨したペイモンは、王冠を被った姿で現れるとされています。 映画の結末は、信者がペイモンを讃え、まるで降臨を象徴するかのように、ピーターに王冠を被せて終わります。 ペイモンはついに、この世に降臨してしまったのでしょうか。 理不尽がテーマの《ヘレディタリー》らしく、バッドエンドのニオイがプンプンします……。 まとめ 伏線と疑問 答えと解説 ペイモンは実在する ペイモン解放のタイミングは? 降霊術直後 チャーリーゲームとは? メキシコ発祥の降霊術。 「生まれた時でさえ泣かなかった」理由 生まれた時からペイモンが宿っていたから。 生後すぐにピーターが狙われなかった理由 不干渉ルールがあったため。 「男の子になってほしい」• エレンの異常性を示すため• 不干渉ルールを設けたきっかけ 首吊り自殺をした「兄」の存在 「母さんは、自分の中に何かを招き入れようとした。 」 直系でない父・スティーブ 降霊の妨げになるため、焼殺。 女性の頭を捧げる=ペイモンの召喚条件? 直系の女性全員の頭が無くなり、儀式にて捧げられていたため。 チャーリーの自動車事故の真相 アニーのミニチュアは「理不尽さ」の象徴• 外界 悪魔や超常現象 の支配を受ける運命にある• 外界からは、ミニチュア世界を思うままに操れる• こちら ミニチュア世界 からは、外界に一切手出しできない 壁に書かれた文字の謎• Satony サトニー• Zasas ザザス ペイモンの勝ち誇った笑み 力を取り戻しつつあるペイモンの、勝利の笑み。 ピーターに被された王冠 降臨したペイモンは、王冠を被った姿で現れる。 冒頭でも語った通り、自分が思う《ヘレディタリー》の魅力は、• 悪魔召喚にも、フィクション作品なりの理由や根拠がある• 上映開始直後から結末まで、伏線という伏線のオンパレード• 張りまくった伏線を、ほぼすべて回収する見事な作り という映画の作り込みはもちろん、 アリ・アスター監督の痛切な思いを感じられたからです。 《ヘレディタリー》を製作したきっかけについて、アスター監督はこう語っています。 不幸によって家族の絆が強まるという映画が大半を占めており、それも嘘ではないと思いますが、 不幸が起こりそこから立ち直れない人たちがいるのも真実です。 私は後者についての映画を作りたいと思いました。 《ヘレディタリー 継承》パンフレットより この、ひねくれた視点というか、不幸な人の立場から見た「家族」の描き方が、自分は本当に大好き。 ストーリー的には、完全にバッドエンド。 しかし、家族という抗えないつながりが、超常的な力によって一瞬にして消し去られる今作は、 見る人によってはハッピーエンドです。 「家族だから助け合わなきゃ」 という無条件に与えられたつながりに苦しんでいる人には、 《ヘレディタリー》は癒しになったんじゃないでしょうか。

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