スイス 安楽 死 協会。 【YES!】高須克弥院長、スイスの安楽死協会から会費の請求「当分権利行使の予定なし。なう」

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死が怖い方や気分の悪い方は読まないで欲しい。 死に関する世界の動向に興味のある方のみ読んで頂きたい。 記事の内容については、ほぼリアルタイムのレポートであるため また言葉の壁があるため、間違いや事実誤認があるかもしれない。 あくまで尼崎の一町医者が書いたつたない日記とお許し願いたい。 夕方チューリッヒ駅近くを散策したがどこも素敵な光景ばかりだ。 夕食後は、結構早い流れの川の岸辺で長い長い夕焼けを楽しんだ。 スイスという国は永世中立国、と昨日書いたばかり。 しかしちゃんと軍隊があり、徴兵制がひかれている。 海が無い国なのに、海軍まである。 街中には、あちこちに国旗が掲げられている。 もしこれが日の丸なら、など想像してしまう。 国連やEUとは少し距離を取っているようだ。 原発は5基ある。 日本の原発事故に、ドイツよりも早く反応した国だ。 早々に脱原発政策を決定し脱原発に舵を切っている。 今回、世界24ケ国から46団体が集まって情報交換している。 世界大会2日目は、市民との公開討論会の様子をレポートする。 ちなみに、日本尊厳死協会は世界で一番会員が多い団体である ことをここで初めて知った。 日本ではひとつだけだが、欧州では、同様の組織が沢山ある。 ご質問にあった、アジアで日本だけの理由は やはり儒教との関係ではないか。 あとカトリック系は、尊厳死には反対である。 前日、尊厳死に反対する市民団体が押しかけるのでは? との情報があり、少し緊張して会場に入った。 しかしふたを開ければ終日和やかで熱心な雰囲気だった。 約300人の様々な立場の人が、様々な議論を行った。 市民、弁護士、医療関係者、そして世界連合の会員など。 辛いのはドイツ語とフランス語による会議であること。 英語への同時通訳機を耳にかけての聴講となる。 半分も理解できず言葉の壁を痛感する。 もっと語学を勉強すべきだったが、後悔先に立たず。 この記事も、つたない語学力を元に書いている。 誤解、聞き間違いがあれば指摘して頂きたい。 午前の部の最初、一人のイギリス人がスピーチされた。 自分は認知症終末期で上手く話せないとのことで 途中から代理人が彼に代わって代読した。 「イギリスでは、死にたいように死ねない。 自分は死ぬ時にはスイスで死ぬ。 死にたいように死ぬ」 ・・・、EXIT、のことだ。 スイスには、EXIT(エグジット)と、 Dignitas (デイグニタス) という有名な2つの尊厳死団体がある。 EXITとはこの世から天国への「出口」という意味か。 EXITと言えば、ホテルの従業員は誰でも知っていた。 スイス国民には、よく良く知られた組織であるようだ。 スポーツ選手などの有名人が、EXITの会員だそうだ。 日本尊厳死協会の方が会員数は多いが認知度では負ける。 ネーミングの差なのか。 EXITもデイグニタスもスイスの尊厳死を請け負う組織だ。 スイスは、3つの言語がある不思議な国だ。 ドイツ語、フランス語、そしてイタリア語 それぞれの言語圏を対象にしたEXIT組織がある。 EXITスイス、EXITドイチェ、 EWITフランス、EXITインターナショナル・・・ EXITインターナショナルの本部はオーストラリアにあると。 EXITはスイス住民だけを対象にしている。 外人でもその時だけスイスに住んでいてもOKだそうだ。 英国やドイツなど尊厳死に保守的な国からスイスに渡る人がいる。 EXITでは、年間300人が尊厳死する。 うち半数が末期がん。 デイグニタスのデータは不明。 一方、デイグニタスは、外人でもOK、飛び込みでもOK。 EXITはNPOなので会員になれば無料で尊厳死できる。 一方、デイグニタスでは費用が必要だ。 しかしデイグニタスは自殺幇助組織では無い。 そう呼ばれるのは彼らの本意ではないそうだ。 本来の目的は、孤独死や自殺を防ぐことにあるという。 スイス以外に住んでいる人もスイスに行けば尊厳死できる。 言葉は悪いが、「自殺ツアー」という言葉さえある。 Assisted suicide とは、直訳すれば「自殺幇助」となるのか。 EXITやデイグニタスには、イギリス、ドイツ、フランス などから尊厳死を求める人たちが集まってくる。 ここ欧州での尊厳死とは日本では安楽死相当だが、そう書く。 EXITへの入会は、リビングウイルを書くことから始まる。 続いて臓器移植の意思について書く項目が並ぶ。 自己決定権が確立している欧米らしい。 実際に尊厳死を遂げた人の平均年齢は76歳。 精神疾患は尊厳死の対象外だ。 例外的に躁うつ病の24歳に認められたことがあるという。 直接性民主主義なので住民投票で事が決まる。 住民投票は署名活動から始まる。 例えばローザンヌ州では、老人ホーム入所者はリビングウイル と関係なしに自動的に尊厳死できると、いう法案が提出された。 活発な議論のあと、その法案は否決されたという話を聞いた。 一方、直接民主主義は、ともすればポピュリズムに陥り易い。 議員の権限はどうしても限界があるというジレンマがある。 そうした背景から、各地域にEXITなどが生まれたのか。 なぜ、敢えて自殺という言葉を使うのか理解できない。 私は、単に死でいいのに、と思いながら聞いていた。 英国のマイケル・アーウイン( Michael Irwin )医師は、 末期がんの患者さんを尊厳死させるためにスイスに連れて行き 患者さんは亡くなられたが、その帰りに英国当局に拘束された。 2009年に「高齢者の合理的な自殺を考える会(SOARS)」を組織。 末期がんや認知症終末期などの病気のため不治かつ末期となった場合の 栄養や水分補給に関する自己決定の啓発活動を行っている。 マイケル・アーウイン医師は、現在81歳。 元々は総合医(GP)だったそうだ。 聞くと現在は電話相談に明け暮れる毎日だと笑った。 SOARSの会員数は、650人。 70歳以上が中心だ。 これまで9人の患者さんをスイスのEXITに紹介したという。 スイスで亡くなった遺体はスイスで骨にする。 もし遺体のまま英国に持ち帰ると罪になる。 親戚家族や仲間たちとの調整が大変そうだ。 自国での尊厳死が、彼の最終的な目標であるようだ。 英国でも、長年、延命至上主義に悩んでいるようだ。 彼は患者の人権擁護に人生を捧げてる覚悟に見えた。 いわゆる欧米での尊厳死(日本では安楽死相当)は、 看取り型と、薬処方型に二分されるかと思った。 ・EXITでは、医師か看護師など2人がついて看取る。 以前オランダの尊厳死の項で書いたように注射を使う。 すなわち「看取る医療者」がいるタイプの尊厳死だ。 ・一方、オーストラリアやオレゴン(米国)では、 お薬を渡して、自分で飲んで死ぬ方式のようだ。 ただ、自殺薬を処方した場合、他人にあげる危険がある。 処方しても、実際には6割しか飲まないといわれている。 気が変わるのだ。 薬を持っているだけでいつでも死ねると安心するのが人間か。 結局、 ・マイケル・アーウイン型=医師がコミットする尊厳死。 医療の場での死。 Medicalized death と ・オーストラリア型= Non medicalized death 医師が介助しないので注射できず、自ずと錠剤を使う。 「 The Peaceful Pill 」という本が平積みで売られていた。 の2つに分かれるような気がした。 しかし欧州の中では英国と並びかなり保守的だ。 尊厳死を希望する者は、スイスに渡っている。 尊厳死は、緩和医療と両輪であることが明文化された。 しかしレオネッテイ法は、施設における看取りの法律。 在宅看取りを想定した法律では無いなどの指摘がある。 EUとは経済圏だけでなく、看取り圏でもある? 尊厳死が出来る国とできない国がある。 一方、安楽死が出来る国まである。 このままだと尊厳死で二分される懸念が指摘された。 島国日本ではその心配は無いが、ガラパゴス化の可能性はある。 緩和医療が尊厳死のベースにあることが強調されていた。 私も偶然同じことを今週あるメデイアに書いたばかりだ。 考えているうちに、緩和医療と尊厳死の境界が少し 重なっているのではないか、という気がしてきた。 ・ Real end of life choice -The Peaceful Pill ・ Terri-Schavo-Case :Fighting for Justice ・ Who does my body belong to? ・ The winding road to a good death ・・・ 最後の演題は日本語で書いておこう。 なんとなく、空気を感じて頂けたでしょうか? 一部にかなり進歩的な組織があるのも事実だ。 オランダ、ベルギーや米国の一部(オレゴン、ワシントン) など安楽死が認められている国があるのは、有名な話だ。 しかしどこの国も終末期医療で苦労しているようだ。 それは医療者だけでなく、市民レベルも全く同じだ。 尊厳死法制化で議論しているのは日本だけではない。 英国のアーウイン医師は「見果てぬ夢」を追っている。 宗教上の議論、家族との議論がまだまだ続いている。 日本は遅れてはいるが決して想像したほどでもない。 以上が、2日目の市民シンポを聞いた素直な感想だ。 明日はいよいよEXITに並ぶ尊厳死団体である 「デイグニタス」を見学するツアーに参加する。 見るもの聞くもの、すべて未知の世界だらけだ。 手に汗握ると言っては不謹慎ですが、世界は広いというか・・・PC周りがウロコだらけ。 【今日の一市民の感想】 ・「イギリスでは、死にたいように死ねない」・・・これを認知症の終末期の方が言われたことに驚き。 すなわち多くの方がどういう風に死にたいか、普通のこととして日常的に考えている? イギリスでは個人の意見は尊重されて尊厳死 日本的意味 できそうに思うのですが、何が不満で安楽死を求めているのかなあと関心持ちました。 ・カトリック系は、尊厳死には反対である・・・長尾先生が実行しておられるような「尊厳死」には反対していませんよ。 「安楽死」には反対していると思います。 文中、尊厳死と安楽死の読み分けが難しかったです。 安楽死 そちらの尊厳死)の訳語はわかりましたが、いわゆる日本語の尊厳死 簡単にいえば望まない濃厚治療を拒否して終末を迎える)を電子辞書で引いてみたらdeath with dignity と出ていました。 会議では使い分けられているんでしょうか。 ・死にたい人は、スイスに行く・・・と言われても。 まだコンディションが良い時は行く気にならないだろうし、辛くて死んだ方がマシの状態の時は航空会社が搭乗拒否するかも イギリスは島国ですからねぇ。 泳ぐ体力は多分無い 、皆さんいつ行くんでしょうね。 明日はDignitas 見学ツアーですか。 ・・・ノンノンさんの分野でしょうが、英会話の先生 アメリカ人・60代 が「昔はwhomは使っていたけど 私達もそう習いました 、今はwhoで良い」と仰ったことがあって、世界会議の議題もそうなんだと発見でした。 スイスの連邦最高裁判所は2006年に、精神疾患をわずらっているか否かにかかわりなく、正常な判断能力のあるすべての人が、自分の最期は自分で決める権利があると定めているそうです。 それなのに何故、スイス在住のうつ病患者達はEXITに安楽死を依頼せずに、電車への飛び込み自殺のような激しい痛みを伴う自殺方法を選ぶのでしょうか。 また、銃による自殺は成功率は高いけれども、未遂に終わった場合の後遺症は悲惨なものだそうです。 言葉の壁がないため、精神科医とも十分な意思疎通ができるはずですし、EXITに協力する精神科医は、人数は少ないけれどもいると聞いています。 法律で精神病を理由とした安楽死が認められていても、EXITは「精神病患者は安楽死の対象外とする」という規則を作り、精神病患者に対して門前払いをしているのでしょうか。 何故、うつ病患者達がEXITに支援を依頼しないのかが不思議なのです。 以下はスイスの自殺について書かれているレポートの一部です。 「スイスでも、自殺は若者の死因の1位。 先日、日本で政府が2013年版『自殺対策白書』を公表し、2012年の自殺統計に関するニュースが流れた。 それを読んで、スイスにおける自殺のことが頭をよぎった。 スイスでは、毎年およそ1300人が自殺により亡くなっている。 平均すると、約7時間ごとに1人の割合で自殺者が出ている計算だ。 日本の2012年の自殺者数2万7858人に比べれば少ないし、人口比にしても日本より割合は低い スイスは九州ほどの大きさの小国、現在の人口は約800万人。 しかし、1300人というのは決して見過ごせない数だ。 この自殺者に加え、自殺を図ろうとした人は年に1万5千~2万5千人と推定されている。 男女比だと、男性が多く女性が少ないという傾向は、日本と同じだ。 もう1つ類似しているのは、若者の死因で自殺が占める割合が高い点だ。 2012年のテレビの報道によれば、若者の死因の1位が自殺で、若者の自殺に関する初の調査で電車への投身が最も多いことが分かったという。 また両国で違う点ということで特筆すべきは、銃を使用して自殺する男性が多いことだろう。 その数は年に200~300人を超える。 女性は20~40人にとどまる。 意外かもしれないが、スイスでは銃の所有は合法で、国内で所有されている数は200万丁を越すといわれる。 だが未登録の銃が多く、正確な数は把握されていない。 男性に徴兵義務があり兵役訓練には射撃も含まれ、銃を家に保管することも慣習化しているし、狩猟が人気で毎年、秋に狩猟に出かける人も少なくない。 男性たちが命を絶つ手段としてなぜ銃を選ぶかというと、銃を使えば確実に死に至れると考えるからだといわれる。 」 日本におけるベンゾジアゼピンの消費量は今でもオランダの約13倍近くあるのでしょうか。 海外の精神科医は日本人の精神科医と比べて安易に薬を処方しない傾向にあることも一因なのかもしれませんが、安楽死が認められている国のほうが、精神疾患にもなりにくいということはないでしょうか。 また、そんなに服用したら、思考が麻痺して社会復帰できない状態が続く人も出てくるのではないのだろうかと疑問にも思います。 長尾先生は「社会は障碍者を守るべき」とお考えになっていらっしゃいますが、私は尊厳死法案法制化についての結果が出ないと安楽死法案について国会議員達が考えてくださる日はこないように思うので、議論を長引かせている障碍者団体や難病患者団体に対して好感を持つことができません。 反対している方々の「気分」の問題で、苦痛が長引くのだと思うと、とても不快になります。

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高須院長が会員のスイスの安楽死協会とは?加入した理由や会費がいくらかも調査!|まるっとログ

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NHKがスイスの自殺ほう助団体のことを取り上げるなど、日本でも、スイスの安楽死(注1)の様子はたくさん報道されるようになった。 日本では、スイスは観光国、金融が発達した国といったイメージが強いため、スイスにいわゆる安楽死団体があって安楽死が認められていることを、また、スイスが世界で唯一、国外に住む人を安楽死のために受け入れることを最近知った人も多いだろう。 【関連記事】 スイスに長く住む筆者が自殺ほう助団体のことを知ったのは、もう15年ほど前だ。 英BBCが自殺ほう助団体ディグニタスのドキュメンタリーを初めて放送したと聞き、その番組を見た。 今回は2回にわたって、そんなスイスの自殺ほう助の事情を紹介しよう。 スイスにおける自殺ほう助は、1918年から合法化されているという報道がいくつかある。 しかし、1942年に刑法で「利己的な動機により、他人に自殺ほう助をした者は罰する」と定められたため、これが合法の起点とするのが一般的だ。 この規定は、言い換えると、自分の意思で自殺ほう助を受けて亡くなるならば違法ではないという意味だ。 スイスでは、1982年に初めて自殺ほう助団体ができた。 (スイス・ドイツ語圏)と(スイス・フランス語圏)の2つだ。 その後、(1996年設立)、(1998年設立)、(2011年設立)が設立され、九州くらいの大きさの国で、現在これら5団体が活動している。 団体に所属する医師が自殺ほう助してもよいかどうかを判断するため、会員なら誰でも、逝く日を自分で決めて亡くなることができるわけではない。 選択肢を得られたとしても、やはり生き続けようと意思を変える人もいる。 また、ディグニタス設立者は「ディグニタス会員の70%は登録しただけで、二度と連絡してきません」と、イギリスの(注2)のなかで語っている。 各団体の大きな違いは、会員の居住地だ。 2つのエグジットは、国籍は関係なく、スイスに住んでいる人だけが会員になれる。 スイス・ドイツ語圏のエグジットが5団体の中では最大で、2017年末時点で約11万人の会員がいる。 は、2017年末時点でスイス在住者も8%(688人)いるが、39%がドイツ(3351人)、15%がイギリス(1315人)、8%がフランス(756人)、6%がアメリカ(542人)ほか、世界中に住む人が会員になっている。 ドイツの研究グループによれば、Exインターナショナルは、ほぼ全員がドイツ在住、ライフサークルはフランスを筆頭にスイス周辺国の会員が多いという。 国外在住会員は、自殺ほう助が認められたら、スイスへ旅して人生最後の日を迎えることになる。 5月に日本でも話題になった、スイスにわたって亡くなったオーストラリアの104歳の教授は、ライフサークルの自殺ほう助を受けた。 これまでに自殺ほう助を受けた人は、高齢者だけではない。 2008年には、麻痺した体で生活していた23歳の元ラグビー選手がディグニタスの自殺ほう助を受けて亡くなり、ディグニタスを介して亡くなった最年少のイギリス人になったと話題になった。 出展:「Sterbehilfe nimmt zu」2016年10月11日 スイスの高級紙(NZZ)は、2015年の統計で少なくとも国内在住者の999人が(全死亡件数の1. 5%に当たる)自殺ほう助を受け、2014年の742人を大きく上回ったと報道した。 ほぼ半数が、がんだったとのことで、ほかには神経変性疾患、心臓血管の病気、筋骨格の病気が目立った。 自殺ほう助を受けた場所は2つのエグジットが公表しており、どちらの団体の会員も、80%以上が自宅となっている。 スイス在住者の会員の死亡数が増えるとともに、国外在住会員の死亡数も同様に増えている。 ここではだけを見るが、設立した1998年は誰もいなかったのが、翌年は1人、2001年は39人、2006年は180人、2013年は197人、2017年は215人と徐々に増加している。

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高須院長 安楽死協会に会費払い込み→そんなに先が長くないのかな。

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NHKがスイスの自殺ほう助団体のことを取り上げるなど、日本でも、スイスの安楽死(注1)の様子はたくさん報道されるようになった。 日本では、スイスは観光国、金融が発達した国といったイメージが強いため、スイスにいわゆる安楽死団体があって安楽死が認められていることを、また、スイスが世界で唯一、国外に住む人を安楽死のために受け入れることを最近知った人も多いだろう。 【関連記事】 スイスに長く住む筆者が自殺ほう助団体のことを知ったのは、もう15年ほど前だ。 英BBCが自殺ほう助団体ディグニタスのドキュメンタリーを初めて放送したと聞き、その番組を見た。 今回は2回にわたって、そんなスイスの自殺ほう助の事情を紹介しよう。 スイスにおける自殺ほう助は、1918年から合法化されているという報道がいくつかある。 しかし、1942年に刑法で「利己的な動機により、他人に自殺ほう助をした者は罰する」と定められたため、これが合法の起点とするのが一般的だ。 この規定は、言い換えると、自分の意思で自殺ほう助を受けて亡くなるならば違法ではないという意味だ。 スイスでは、1982年に初めて自殺ほう助団体ができた。 (スイス・ドイツ語圏)と(スイス・フランス語圏)の2つだ。 その後、(1996年設立)、(1998年設立)、(2011年設立)が設立され、九州くらいの大きさの国で、現在これら5団体が活動している。 団体に所属する医師が自殺ほう助してもよいかどうかを判断するため、会員なら誰でも、逝く日を自分で決めて亡くなることができるわけではない。 選択肢を得られたとしても、やはり生き続けようと意思を変える人もいる。 また、ディグニタス設立者は「ディグニタス会員の70%は登録しただけで、二度と連絡してきません」と、イギリスの(注2)のなかで語っている。 各団体の大きな違いは、会員の居住地だ。 2つのエグジットは、国籍は関係なく、スイスに住んでいる人だけが会員になれる。 スイス・ドイツ語圏のエグジットが5団体の中では最大で、2017年末時点で約11万人の会員がいる。 は、2017年末時点でスイス在住者も8%(688人)いるが、39%がドイツ(3351人)、15%がイギリス(1315人)、8%がフランス(756人)、6%がアメリカ(542人)ほか、世界中に住む人が会員になっている。 ドイツの研究グループによれば、Exインターナショナルは、ほぼ全員がドイツ在住、ライフサークルはフランスを筆頭にスイス周辺国の会員が多いという。 国外在住会員は、自殺ほう助が認められたら、スイスへ旅して人生最後の日を迎えることになる。 5月に日本でも話題になった、スイスにわたって亡くなったオーストラリアの104歳の教授は、ライフサークルの自殺ほう助を受けた。 これまでに自殺ほう助を受けた人は、高齢者だけではない。 2008年には、麻痺した体で生活していた23歳の元ラグビー選手がディグニタスの自殺ほう助を受けて亡くなり、ディグニタスを介して亡くなった最年少のイギリス人になったと話題になった。 出展:「Sterbehilfe nimmt zu」2016年10月11日 スイスの高級紙(NZZ)は、2015年の統計で少なくとも国内在住者の999人が(全死亡件数の1. 5%に当たる)自殺ほう助を受け、2014年の742人を大きく上回ったと報道した。 ほぼ半数が、がんだったとのことで、ほかには神経変性疾患、心臓血管の病気、筋骨格の病気が目立った。 自殺ほう助を受けた場所は2つのエグジットが公表しており、どちらの団体の会員も、80%以上が自宅となっている。 スイス在住者の会員の死亡数が増えるとともに、国外在住会員の死亡数も同様に増えている。 ここではだけを見るが、設立した1998年は誰もいなかったのが、翌年は1人、2001年は39人、2006年は180人、2013年は197人、2017年は215人と徐々に増加している。

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