松竹 図書館。 寅さんやガンダムの台本を閲覧可能って知ってますか?松竹大谷図書館訪問・前編

松竹大谷図書館 クチコミ・アクセス・営業時間|築地【フォートラベル】

松竹 図書館

概要 公益財団法人松竹大谷図書館は、松竹株式会社の創立者のひとり、大谷竹次郎(1877〜1969年)が昭和30年(1955年)に文化勲章を受章したのを記念して、昭和31年(1956年)12月26日に設立されました。 長年にわたり演劇・映画の事業に携わってきた松竹株式会社が収集・所蔵してきた資料を広く一般に公開し、調査・研究も併せて行い、研究者や愛好家の利用に供して、社会文化の発展に寄与することを目的に、松竹株式会社の協力のもと1年半の準備期間を経て、演劇・映画の専門図書館として昭和33年(1958年)7月1日に開館しました。 平成23年(2011年)6月には、あらたに公益財団法人としてスタートし、関係資料の収集・整備を図るとともに、利便性の向上にも努めています。 014 ㎡ 書庫面積 274. 567㎡(3階)・33. 閉架式の図書館なので、資料はすべて閉架書庫に収められているため、直接書架に入り、閲覧することはできません。 以下、閲覧するための手順です。 「男はつらいよ」をはじめ名作の台本を所蔵 ここもポイント!~大谷竹次郎とは? 松竹株式会社は白井松次郎、大谷竹次郎という双子の兄弟が、明治28年(1895年)に歌舞伎の興行に参加したことを創業とする120年以上の歴史を持つ演劇・映画の興行会社です。 竹次郎は明治38年(1905年)に兄・松次郎とともに大阪で松竹合名会社を設立。 のちに東京進出を果たし、大正3年(1914年)に歌舞伎座の社長に就任。 大正9年(1920年)には松竹キネマ合名会社を設立し、映画事業にも着手し、数々の名作を世に送り出し、昭和12年(1937年)に松竹株式会社が設立されると、その社長に就任しました(兄・松次郎は会長)。 大谷竹次郎が、その功によって文化勲章を受章したのは昭和30年(1955年)のことでした。 竹次郎は松竹と竹次郎個人が所蔵する膨大な資料を、ひとつの会社または個人が所有するのではなく、1カ所に集めて管理し、散逸を防止し、一般に公開して社会のために役立てようと考えました。 当時、このような専門図書館は早稲田大学の演劇博物館のみでした。 一企業が社内の利用に限定せず、一般に開放された演劇・映画の専門図書館をつくるというのは珍しく、愛好家や俳優たち、ほかの興行関係者たちにも利用してもらおうと設立を計画した、その考えは画期的だったといえます。 昭和31年(1956年)12月に文化勲章の年金を資金として「大谷」の名を冠した演劇・映画に関する専門図書館「財団法人松竹大谷図書館」を設立。 1年半の準備期間を経て、昭和33年(1958年)7月1日に旧松竹会館の9階に開館しました。 ここもポイント!~ユニークなミニ展示 演劇・映画に関して膨大な資料を所蔵する松竹大谷図書館ですが、その一端を覗かせるのが閲覧室のミニ展示です。 8月15日までは「時代劇スター 萬屋錦之介」展を実施。 今年没後20年となる時代劇スター・萬屋錦之介に関する貴重な資料を展示しました。 平成9年(1997年)に64歳で逝去しましたが、長年にわたり日本映画の屋台骨を担ってきた萬屋錦之介に関する多彩な資料を展示し、好評を得ました。 ミニ展示は8月30日からは今年150年となる「大政奉還」をテーマにしたものが展示されています。 「時代劇スター 萬屋錦之介」展 ここもポイント!~中央区の「まちかど展示館」として 松竹大谷図書館のある中央区は江戸開府以来400年もの間、歴史と伝統を重ね、国内外のブランド店や老舗が集まる日本有数の繁華街・銀座、東京の台所として人で賑わう築地魚河岸、下町情緒にあふれる月島などがあり、日本文化の発信地としても注目されています。 中央区では地域に伝わる地域の文化資源を「まちかど展示館」として整備しています。 その施設は銀座・京橋エリアに松竹大谷図書館、江戸ほうき展示館、足袋の博物館、ミズノプリンティングミュージアム、のれん・提灯・下絵の展示館、月島エリアに佃まちかど展示館、石川島資料館、勝どき・豊海歴史資料展示館、ふるさと晴海資料展示館、そして日本橋エリアに楊枝資料館、Daiichi Sankyoくすりミュージアム、小津史料館、伊場仙浮世絵ミュージアム、小伝馬町牢屋敷展示館、江戸屋所蔵刷毛ブラシ展示館、ゆかた博物館、箱崎町箱四町会神輿庫、染物展示館・虎の檻、江戸表具展示館、三菱倉庫・江戸橋歴史展示ギャラリー、聚玉文庫ギャラリー、兜町・茅場町まちかど展示館があります。 各所を結んでオリジナルのお散歩コースを考えることもできます。 今年の夏(7月20日〜8月31日)は「夏休みスタンプラリー」を実施。 松竹大谷図書館では「男はつらいよ」の特製スタンプを設置し、イベントを盛り上げました。 これまで「歌舞伎や『寅さん』、大切な日本の文化の宝箱を守る。 」「【第2弾】歌舞伎や映画、大切な日本の文化を次世代に残す。 」「【第3弾】日本文化の宝・歌舞伎や映画の記憶を未来につなぐ。 」「【第4弾】歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。 」「【第5弾】舞伎や映画、鮮やかな日本文化の遺産を守り復元する。 」をテーマに「Readyfor」で実行し、いずれも目標金額を達成し、これまでに累計で1,500万円の資金調達に成功しています。 9月5日からは6回目となる「【第6弾】歌舞伎や映画、銀幕が伝えた記憶を宝箱で守る。 」プロジェクトを開始。 今回は電動書架の修理費とともに、松竹大谷図書館が所蔵する「映画スクラップ」を保護するための資金を集めるプロジェクトです。 「映画スクラップ」は松竹大谷図書館が所蔵する約4,000冊の映画作品のスクラップ帳のこと。 特に経年劣化が深刻化している昭和20年代のスクラップを専用のアーカイバル容器(保存箱)を作り、これ以上破損が進まないようにしようというプロジェクトです。 図書館からのメッセージ 公益財団法人 松竹大谷図書館 主任司書 武藤祥子さん 本館の最大の特徴は市販されていない生の資料が多いということです。 演劇にしろ映画にしろ、筋書や台本のように作品の製作段階で作られたものを所蔵しています。 また、ポスターやロビーカード、スチール写真など宣伝用のツールも多数所蔵していますが、これは日本における50〜60年代の映画全盛期を象徴する貴重な資料といえるでしょう。 かつてはプロの製作者が次の企画のために当館を利用されるケースが多かったのですが、現在は幅広い世代、職種の方にも利用していただいています。 学生さんが学園祭の催しのための参考資料を探して来館される場合もありますし、リタイアされた方が映画のロケ地めぐりの下調べのために訪れたり、演劇の世界にいらしたご先祖様のルーツを求めて来館される方もいました。 開架式ではありませんので、直に書架にある資料を見ることはできません。 それだけに当館の司書はいかに来館者の目的に沿ったお手伝いができるかを課題にしています。 来館者とともに目的の資料を探し出すことをモットーとしていますので、なんでも相談していただきたいです。 レファレンスサービスを充実させていきたいと思っています。 そういう意味では松竹大谷図書館の第一印象は物足りなさを感じるかもしれない。 しかし、広さと深さは異なる。 その大きな理由が膨大な数の台本やプレスシートなどの「市販されていない生の資料」を所蔵していることだ。 非公開ではあるが約300年前の絵草子「かふきのさうし」も所蔵。 その資料数は実に46万点に及ぶ。 バックヤード(閉架書庫)を特別に見学させてもらったが、書名、件名、著者など詳細な分類で整然と資料は収められていた。 個人的に感銘したのは往時の名作のポスターやスチール写真、ロビーカードであった。 それを目の当たりにすると、まさにタイムスリップ! 貴重な資料を所蔵する図書館らしく閲覧室も静謐な空気を漂わせているが、そんな中で異質なものとして目をひいたのが、カード目録の棚の上に飾ってある芝居絵ペーパークラフトだった。 歌舞伎役者と舞台装置が描かれた浮世絵の復刻版から各パーツを切り出し、それを組み立てると歌舞伎の名場面が再現されるというものだ。 静謐な空気の中におどる、小さなカラフルな世界。 (上原由迩).

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【第8弾】写真で蘇る名優の面影、歌舞伎の魅力を次世代へ。(武藤祥子 2019/09/10 公開)

松竹 図書館

地下鉄東銀座駅近く。 晴海通りと首都高速が交わる万年橋周辺には、歌舞伎座、新橋演舞場、東劇があり、この一帯はまさに松竹エンターテインメントの本拠地といえるでしょう。 そして東劇ビル向かいの銀座松竹スクエアの3階にあるのが『松竹大谷図書館』です。 この図書館は松竹の創立者の一人、大谷竹次郎氏(1877~1969年)が昭和30年に文化勲章を受章したのを記念して、昭和33年に開館した演劇・映画専門の図書館です。 松竹が収集・所蔵してきた資料を広く一般に公開し、社会文化の向上発展に寄与することを目的としています。 松竹作品に限らず、演劇(歌舞伎・文楽・新派・新劇・商業演劇)、映画、日本舞踊、テレビドラマ、アニメなどの資料を閲覧できるのが大きな特徴です。 この図書館の魅力は、書籍だけではなく台本や写真などの生の資料が豊富に揃っているところです。 検索目録には俳優、監督、脚本家などから検索できる人名目録や、「大坂の陣」「新撰組」などの件名や、作品タイトルから検索できる目録もあるので、多くの方が活用できるのも嬉しいところ。 また同じ映画の台本でも、準備稿、改訂稿、完成台本など各段階の台本が揃っているものもあるそうです。 さらにポスターやプログラムなど、普段我々が目にする機会の多いものから、マスコミ用のプレスシート、製作関係者だけに配られる映画作品の企画書やシノプシス、宣伝部がつくるスクラップブックまでレアな資料も閲覧できるのです。

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松竹大谷図書館とは

松竹 図書館

会場: 国立映画アーカイブ 展示室(7階) 会期: 2020年7月7日(火)-2020年8月30日(日) 開室時間: 11:00am-6:30pm(入室は6:00pmまで) *毎月末金曜日は11:00am-8:00pm(入室は7:30pmまで) *毎月末金曜日の夜間開館は、当面の間中止いたします。 休室日: 月曜日は休室です。 観覧料: 一般250円/大学生130円/シニア・高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのは無料 *料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含みます。 *学生、シニア(65歳以上)、障害者、キャンパスメンバーズの方はそれぞれ入室の際、証明できるものをご提示ください。 *国立映画アーカイブの上映観覧券(観覧後の半券可)をご提示いただくと、1回に限り一般は200円、大学生は60円となります。 主催: 国立映画アーカイブ 企画協力: 松竹株式会社 貴重な資料でたどる松竹映画100年のあゆみ 1895年に松竹を創業し、歌舞伎などの興行で地位を築いた白井松次郎と大谷竹次郎兄弟が、大衆娯楽として市場を広げていた映画の将来性を確信して松竹キネマ合名社を創立、東京は蒲田に撮影所を開設したのは1920年のことでした。 戦後は小津安二郎や木下惠介ら名監督の作品が日本映画の黄金時代を飾り、1960年代末の映画斜陽期に生まれた『男はつらいよ』や、より近年の『釣りバカ日誌』が国民的な名シリーズに成長して、松竹喜劇の伝統を力強く受け継ぎました。 この100年の間、松竹映画は戦争や映画観客の減少の時代を乗り越え、日本映画界を代表するメジャーカンパニーのひとつとして今も業界を牽引しています。 本展覧会では2006年の「松竹と映画」以来14年ぶりに、松竹映画が歩んだ道のりを改めてたどり、先進性と伝統を兼ね備えつつ、常に日本人の感覚に寄り添う作品を生み出してきたこの「和魂洋才」の映画会社の魅力に迫ります。 1 写真:大谷竹次郎 [(公財)松竹大谷図書館所蔵] 2 写真:蒲田撮影所外観 3 写真:城戸四郎と白井信太郎 4 松竹キネマ株式会社定款 [本地陽彦氏所蔵] 5 「松竹キネマ蒲田撮影所俯瞰之図」(「蒲田」第43号、1926年2 月) 6 プログラム:『島の女』(1920年、ヘンリー・小谷、木村錦花共同監督)京都明治座(1920年12月) [(公財)松竹大谷図書館所蔵] 7 写真:『光に立つ女』(1920年、村田実監督) 8 プログラム:『鑛山の秘密』(1920年、田中欽之監督)京都歌舞伎座(1921年1月) 9 シナリオ:『路上の霊魂』(1921年、村田実監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵] 10 写真:『奉仕の薔薇』(1921年、村山実監督) 11 シナリオ:『琵琶歌』(1921年、賀古残夢監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵] 12 プログラム:『夕刊売』(1921年、野村芳亭監督)京都歌舞伎座(1921年3月) 13 シナリオ:『母』(1923年、野村芳亭監督) [(公財)松竹大谷図書館所蔵] 14 写真:『母』 15 写真:『女と海賊』(1923年、野村芳亭監督) 16 「映画劇 船頭小唄 枯れすゝき劇」SPレコード [本地陽彦氏所蔵] 17 写真:『父(お父さん)』(1923年、島津保次郎監督) 18 プログラム:浅草帝国館「松竹ニウス」第11号(1921年6月17日) 19 プログラム:浅草松竹館「SHOCHIKUKWAN NEWS]第47号(1923年4月30日) 20 プログラム:京都松竹座「SHOCHIKUZA NEWS」第2号(1925年1月6日) 21 プログラム:道頓堀松竹座プログラム(1923年5月18日) 22 写真:道頓堀松竹座外観 23 雑誌:「蒲田」第120号(1932年7月、蒲田雑誌社) 24 雑誌:「蒲田画報」第4号(1923年7月、蒲田雑誌社) 25 雑誌:「キネマ」第2巻第9号(1924年10月、キネマ雑誌社) 26 雑誌:「蒲田花形」第5巻第9号(1928年9月、蒲田花形社) 27 雑誌:「蒲田週報」第18号(1925年7月5日、松竹キネマ蒲田撮影所) 28 雑誌:「大松竹」第5巻第12号(1930年12月、映光雑誌社) 29 雑誌:「下加茂」第7巻第2号(1933年2月、下加茂雑誌社) 30 雑誌:「松竹」第3巻第11号(1932年11月、豊国社) 31 ポスター:『昭和時代』(1927年、牛原虚彦監督) [大田区立郷土博物館所蔵] 32 ポスター:『白虎隊』(1927年、野村芳亭監督) [大田区立郷土博物館所蔵] 33 ポスター:『お嬢さん』(1930年、小津安二郎[複写] [特種東海製紙株式会社所蔵] 34 楽譜:「映画小唄 蒲田行進曲」(「松竹ハーモニカ楽譜」No.

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