俺ガイルss奉仕部アンチ。 PC生活: ss select>やはり俺の青春ラブコメはまちがっている(八幡メイン-アンチ)

比企谷の自殺

俺ガイルss奉仕部アンチ

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最強大天才イケメン男子高校生・比企谷八幡参上!

俺ガイルss奉仕部アンチ

48 ID:kmLyvREV0 夜のノリで投稿。 ・初だからシステム面よく分からん。 ・台本形式 ・キャラ崩壊 ・原作6巻まで昔に読んだけど忘れた。 vip2ch. vip2ch. 77 ID:kmLyvREV0 八幡「なんで俺は職員室に呼ばれてるんですかねぇ・」 静「私の出した『高校生活を振り返って』というテーマの作文でお前は何て書いたかな?」 八幡「青春とは楽である。 どんな失敗であろうと青春の1ページとして刻まれ、将来は武勇伝として語れる日々が来る。 例え犯罪を犯そうとも女の子を犯そうとも少年法は我らを守ってくれる。 さあ皆、失敗を恐れずに踏み出そうではないか!といった内容でしたっけ?」 静「もはや犯罪予備軍というか犯罪予告じゃないか。 」 八幡「ジョーク!ジャパニーズジョークってやつっすよ。 そもそも俺ほどの魅力があれば犯罪を犯さずとも、向こうから女の子が何人もやってきますからね。 」 静「過去に恋愛経験は?」 八幡「両手両足使っても数え切れないレベルに。 片思いだけなら、」 静「よし、お前を真っ当な人間に更生するべく部活に入る事を命ずる!」 八幡「それは幾ら何でも無理やりすぎるっしょ!」 静「原作でも無理あるんだから気にするな。 」 八幡「それを言われるとぐうの音も出ないっす。 42 ID:kmLyvREV0 静「入るぞ。 」 雪乃「先生、入るときはノックをお願いしたはずですが、」 静「ノックをしても返事をした試しがないではないか。 」 雪乃「返事をする間もなく先生が入ってくるんですよ。 それで、その隣にいる人は・比企谷君ね、」 八幡「まさかあの天才美少女のゆきのんが俺の名を覚えてくれているなんて・・・大天才冥利に尽きるぜ。 」 雪乃「いつも私の成績の一つ上にいるもの・。 嫌でも覚えるわ。 あとその呼び方は止めなさい。 」 八幡「ゆきのんが天才なら俺は大天才だから仕方ないな。 ハッハッハッ!」 雪乃「」イラッ 静「ろくに授業中スマホばかりやってるのに点だけは取るからタチが悪い。 」 八幡「えっ・・机の下に隠していたのにバレていた・だと・・」 雪乃「それより比企谷君が何の用ですか?平塚先生、」 静「ああ、彼は入部希望者だ。 彼のこの舐め腐った人格を更生して欲しい。 それが私の依頼だ。 」 雪乃「お断りします。 」 八幡「いやん!手厳しい!」 雪乃「」イラッ 静「何故だ?」 雪乃「その男の下卑た目を見ていると身の危険を感じます。 69 ID:kmLyvREV0 静「安心しろ。 彼は言葉だけのセクハラなら数知れずだが刑事罰に問われるような事は断じてしない。 何せチキンだからな。 」 八幡「チキンって言うなー!」 雪乃「前者でも訴えれば罪に問えるとは思うのですが・、チキン・なるほど、」 八幡「ゆきのんも納得しないで!」 雪乃「まあ、先生からの依頼なら無下にはできませんし、承りました。 」 八幡「こうして、俺の何も間違ってない王道ラブコメが始まるのであった。 」 雪乃「貴方とラブコメする気はないのだけれど。 61 ID:kmLyvREV0 静「なら、頼んだぞ!雪ノ下」 八幡「二人きりだよ!ゆきのん!」 雪乃「私に何かしようものならどうなるか分かっているでしょうね?」 八幡「ニブルヘイムでお仕置きですか?」 雪乃「それはできないけれど、」 八幡「じゃあ問題ない。 」 雪乃「何が問題ないのかさっぱり分からないわね。 」 八幡「で、そもそもここ何部なのよ?」 雪乃「当ててみたら?」 八幡「バスケ部」 雪乃「違うわ」 八幡「サッカー部」 雪乃「違うわ」 八幡「野球部」 雪乃「違うわ」 八幡「テニス部」 雪乃「違うわ」 八幡「配球部」 雪乃「何故バレーボール部と言わなかったのかは分からないけれど違うわ。 」 八幡「ダメだー!他に思いつくものがない!ギブアップだ!」 雪乃「貴方本気で当てる気ないでしょ・。 今私がここでこうしていることが部活動よ。 」 八幡「なるほど、わからん。 51 ID:kmLyvREV0 雪乃「オホン。 とにかく、もう少し年齢を下げなさい。 」 八幡「妹とも今朝話したしクラスメートともさっき話したな。 」 雪乃「えぇ・。 普通に交友関係は出来てるようだけれど。 まあいいわ。 持つものが持たざるものに慈悲の心を以って之を与える。 それを人はボランティアと呼ぶの。 困っている人に救いの手を差し伸べる。 それがこの部の活動よ。 ようこそ奉仕部へ、歓迎するわ。 頼まれた以上責任は果たすわ。 貴方の問題を矯正してあげる。 感謝なさい。 」 八幡「御奉仕部ですか。 ゆきのん真面目そうなのにたまげたな。 」 雪乃「貴方奉仕部のとこしか聞いてないでしょ。 しかも御はいらないし、変な意味じゃないし。 」 静「邪魔するぞ。 更生に手こずってるようだな。 」 雪乃「先生、ノックを・」 八幡 怒ってるよ怒ってるよ。 絶対静ちゃん女の子じゃない発言聞いてたよ! 雪乃「正直この調子だと先が思いやられます。 」 八幡「第一俺は矯正しなくても問題ないし、変わるつもりなど断じてないっつうの!」 雪乃「貴方のそれは逃げでしょ。 」 八幡「変わることも現在からの逃げでしょうが。 」 雪乃「それでは何も悩みは解決しないし、誰も救われないじゃない。 」 八幡「せやろか。 」 静「二人とも落ち着きたまえ。 古来より互いの正義がぶつかったときは勝負によって雌雄を決するのが少年漫画のならわしだ。 」 八幡「確かに!」 雪乃「納得するの・。 」 静「つまり、この部でどっちが人に奉仕できるか勝負だ!勝った方が負けた方になんでも命令できるってのはどうだ?」 八幡「え?今なんでもって、」 雪乃「お断りします。 この男が相手だと身の危険を感じます。 」 静「雪ノ下雪乃といえど恐れるものがあるか、そんなに勝つ自信がないのかね?」 雪乃「いいでしょう。 その安い挑発に乗るのは少しばかり癪ですが、受けて立ちます。 」 八幡「待てい!本当にいいの・・安い挑発に乗って俺に純潔を奪われるかもだよ?俺みたいなイケメンなら良いかもしんないけどでもさぁ・」 雪乃「自分のことをそんな風に言えるなんてある意味感心するわ。 それにしても大した自信ね。 貴方が私に命令されるかもしれないのよ?」 八幡「私にとってはどちらにしてもご褒美ですから。 」 雪乃「やはり止めようかしらこの勝負。 」 静「今更降りさせはしないぞ?雪ノ下。 」 八幡「こうして、俺の奉仕部員としての戦いが始まったのである。 56 ID:VQOySBjDO この段階では「続きが読みたい」と思わせるほど量も中身もない 夜のテンションだけで書いたならまともに完結もしないだろうし止めとけば?.

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PC生活: ※ss select>やはり俺の青春ラブコメはまちがっている(八幡メイン③)

俺ガイルss奉仕部アンチ

02 ID:nwZ12Csko 平塚「比企谷、この作文は何だ?」 八幡「俺の人間への愛を書いたつもりですが」 平塚「テーマは『高校生活を振り返って』だろう」 八幡「振り返ったところ、俺が皆のことをどれだけ愛してるか再認識したんで書いたんですけど」 平塚「はぁ……。 しかし『俺は人間が大好きだ。 愛してる。 だから人間も俺のことを愛するべき』というのはどうなんだ?」 八幡「何か問題でも?」 平塚「だいぶ歪んでいるようだな、君は」 八幡「いやいや。 人間は愛するだけじゃなくて愛されないと生きていけないんですよ。 あ、アラサーで独身の静ちゃんにはわからないですか」 平塚「比企谷、私に喧嘩を売っているのかな? 売っているな。 なら買ってやる! ふん!!」 八幡「おっと」 平塚「くっ。 vip2ch. vip2ch. 43 ID:nwZ12Csko 八幡「暴力駄目絶対」 平塚「……もういい。 君は私を傷つけた。 なので君に奉仕活動を命じる」 八幡「奉仕活動? 奉仕部に入れってことですか?」 平塚「奉仕部のこと知っていたのか?」 八幡「ええ。 うちの学校のことなら何でも」 平塚「ほう。 なら話が早い」 八幡「入部するのはいいですけど仕事があるんで毎日は無理ですよ」 平塚「君はバイトをしているのか?」 八幡「いえ。 アプリを開発して企業に売ったりしてるんですよ」 平塚「そんなことも出来るのか……?」 八幡「ま、小遣い稼ぎみたいなものですけど」 平塚「ふむ。 いいだろう。 96 ID:nwZ12Csko 奉仕部 平塚「失礼する」 雪乃「平塚先生。 入る時にはノックを、とお願いしていたはずですが」 平塚「すまない。 面倒くさくてな」 雪乃「はぁ。 それで隣の男子は?」 八幡「比企谷八幡だ。 この部に入部することになった」 雪乃「え」 平塚「彼は歪んだ思考の持ち主でな。 君に彼の矯正をお願いしたい」 雪乃「それは平塚先生が行えばいいのでは?」 平塚「私も色々あってな。 どうだ?」 雪乃「お断りします。 50 ID:nwZ12Csko 八幡「あー、それは安心していいぞ。 貧相な体の持ち主には異性としては興味ないから」 雪乃「なっ!?」 平塚「比企谷、君は女性を傷つけるのが好きなのか?」 八幡「別に傷つけるのは好きじゃないです。 ただ傷ついて苦しんでる姿を見るのは楽しいです」 雪乃「あなた、クズね……」 八幡「初対面でクズ呼ばわりとは酷いだろ。 ま、事実を言われて怒り狂うのはわかるぞ。 それが人間だからな」 雪乃「……いいわ。 私があなたを矯正してあげる。 平塚先生。 この依頼承ります」 平塚「そうか。 それじゃ後は頼んだぞ」 雪乃「はい。 ……座ったら?」 八幡「ああ。 00 ID:nwZ12Csko 八幡「聞いていない」 雪乃「そう。 ならゲームをしましょう。 ここが何部かあてるゲーム」 八幡「ゲーム。 いいな、ゲームは好きだぞ」 雪乃「そう。 さて、ここは何部でしょう?」 八幡「奉仕部だろ」 雪乃「」 八幡「正解だよな」 雪乃「あなた、知ってんじゃない!」 八幡「ああ。 知っていた。 ただ情報に誤りがあるといけないから念のため聞いてみた」 雪乃「嘘を言ったのね。 平塚先生から聞いていたんじゃない!」 八幡「平塚先生からは聞いていない。 29 ID:nwZ12Csko 雪乃「本当かしら?」 八幡「情報力なら自信がある。 例えば雪ノ下が高校で15人から告白されていることとかな」 雪乃「……あなた、私のストーカー?」 八幡「ストーカーじゃない。 まあ、嫌いは好きかと言えば好きだけな」 雪乃「い、いきなり何を……っ!?」 八幡「 あぁ。 あくまで、好きなのは人間であって雪ノ下じゃないから。 ここ重要」 雪乃「あなた、本当に最低ねっ!」 八幡「どうも。 そんなことより奉仕部って依頼人のサポートをするんだろ」 雪乃「ええ。 平塚先生曰く、優れた人間は哀れな者を救う義務がある、だそうよ」 八幡「へえ。 優れた人間ねえ。 てか奉仕部って名前おかしくない? 依頼人のサポートをするのに奉仕部っておかしいだろ?」 雪乃「私に言われても困るわ。 42 ID:nwZ12Csko 八幡「なるほど。 静ちゃん、隣人部の真似をしたかったんだろうな」 雪乃「隣人部?」 八幡「ラノベの作中に出てくる部活だ。 友人がいない部員が友人を作る部」 雪乃「下らない部ね」 八幡「そうか? 定義は人それぞれだが人生に友人は必要だと思うぞ」 雪乃「それはどうかしら。 それにあなたに友人なんているのかしら?」 八幡「まあな。 83 ID:nwZ12Csko 八幡「ま、いいか。 それで依頼がない時は何してるんだ?」 雪乃「読書よ。 あなたも好きにしていいわ。 私に迷惑が掛からなければね」 八幡「そうか。 ……なら部室で仕事も出来るかもな。 ここってネット繋げられるのか?」 雪乃「ええ。 部活中に如何わしいサイトを見る気なのかしら? 気持ち悪いわね」 八幡「そんなことしねえよ。 すぐにそういう発想するって雪ノ下って意外とエッチなんだな」 雪乃「……っ!」 八幡「ま、女子高生が性に興味を持つことは健全な証だからな」 雪乃「……もういいわ。 これからあなたと一緒に部活動するなんて憂鬱だわ」 八幡「憂鬱結構。 憂鬱を乗り換えたら人間として成長出来るじゃねえか。 よかったな、成長できるチャンスが出来て。 52 ID:nwZ12Csko 八幡「それより雪ノ下が俺のことを知ったのはテスト順位でか?」 雪乃「……そうよ」 八幡「ほーん」 雪乃「なにか?」 八幡「別に。 それじゃ俺はそろそろ帰らせてもらうぞ」 雪乃「ええ。 このまま会わなくなることを祈るわ」 八幡「祈るだけじゃ何も起きないぞ。 vip2ch. vip2ch. へえ、まさか自分が知らないところであだ名をつけられてるとはな。 ……由比ヶ浜結衣さんよね?」 結衣「あ、うん。 あたしのこと知ってるんだ」 八幡「他のクラスの女子なのによく知ってるな。 ……なにか知るきっかけでもあったのか?」 雪乃「……別に。 彼女が目立つ存在だからたまたま知っただけよ」 八幡「ほーん。 平塚先生に相談したらここを教えられてね。 ……ここって生徒のお願いを叶えてくれるんだよね?」 八幡「願いを叶えるって神龍じゃないんだから」 結衣「むっ」 雪乃「願いを叶えられるかどうかはあなた次第よ。 奉仕部はあくまで手助けをするだけ」 結衣「つまり?」 雪乃「植えた人に魚を与えるか、魚の獲り方を教えるかの違いよ。 自立を促す役割も果たすわ」 八幡「随分原始的な例えだな」 雪乃「黙りなさい。 あなたがいると話しづらい内容のようだから席を外してちょうだい」 八幡「なるほど。 でも俺も奉仕部の部員だ。 依頼内容を聞く権利はあるだろ」 雪乃「あなたねぇ……」 結衣「い、いいよ。 どうせヒッキーにも伝わるんだから言うね。 えっと、恩人の人にお礼に手作りクッキーを作りたいんだけど……」 雪乃「なるほど。 恩人ってなんか助けられたのか?」 結衣「そ、それはその……。 あぅ……」 八幡「ま、言い辛かったら言わなくていいけど」 雪乃「それじゃ家庭科の先生にお願いして調理室で行いましょう。 ならまだ依頼は受けられないだろ」 結衣「え」 雪乃「依頼を受けるかどうかは部長の私が決めるわ」 八幡「ああ、それについては異論はない。 ただ今の状態だと奉仕部の活動理念に反してるだろ?」 雪乃「……一度、由比ヶ浜さんにクッキーを作らせるということかしら?」 八幡「そうだ。 一度も挑戦していないのにいきなり人の手を借りるというのは甘えすぎだろ」 雪乃「……そうね。 非常に遺憾だけれど比企谷くんの言う通りだわ。 由比ヶ浜さん、先に一人でクッキーを作って私たちに持ってきてくれる?」 結衣「え? でもあたし料理なんてしたことないし……」 八幡「ほーん。 どんなゲテモノが出てきても俺が責任もって食べてやるよ」 結衣「え」 八幡「女子が作ったものを食べないわけないだろ。 こっちは思春期の男子高校生なんだぞ」 雪乃「だいぶ志向が歪んでいるけれどね」 八幡「それにネットにレシピも載ってるんだからそれ見てやればいいだろ」 結衣「あ、そっか。 ……なんかいける気がしてきたかも」 八幡「ま、物事を進める時は情報を集めることが大事ってことだ。 今のは少し考えればわかることだがだいぶ気持ちも楽になっただろ?」 結衣「うん! それに自分で作ってみて駄目だったらママにも聞いてみればいいんだよね。 ……なんで思いつかなかったんだろ」 八幡「視野が狭くなってたんだな。 精神的に楽になったことで視野が広くなったんだろ」 結衣「ヒッキーって頭いいね」 八幡「一応学年一位だからな」 結衣「マジ!?」 雪乃「……」 八幡「ああ。 わかったわ。 頑張って」 結衣「うん。 ありがと! それじゃーねー!」 雪乃「……」 八幡「不満そうだな」 雪乃「別に」 八幡「……由比ヶ浜が何で奉仕部を頼ってきたと思う?」 雪乃「あなたがさっき言った通りではなくて?」 八幡「それもあるが。 ……料理に挑戦するとしたら家族、もしくは友達を頼るのが妥当だろ」 雪乃「あの子も実は友達がいないということかしら?」 八幡「あの子もって……。 池袋にいた時に一人だけな。 ま、表面上の付き合いならこの学校にもいるけどな」 雪乃「意外ね。 あなたの歪んだ思考に付き合える人がいるなんて」 八幡「そいつは俺以上に歪んでいたからな。 俺がこうなったのもあいつの影響だろうな」 雪乃「……」 八幡「話が脱線したな。 話を戻すけど容姿からわかるように由比ヶ浜は友達が多い。 由比ヶ浜は空気を読むのが得意な子だ。 恐らくグループに真剣な相談を持ち込んで空気を乱したくなかったんだろ」 雪乃「下らないわね。 その周囲に合わせようとするの不愉快だわ」 八幡「あくまで俺の推測だ。 ただ由比ヶ浜は基本聞き手だからな。 あまり自分から物を言うタイプではないことは確かだ」 雪乃「……あなた、詳しすぎるわ。 ストーカーの才能があるんじゃない?」 八幡「人間観察してればこれくらい気づくだろ。 それと俺にはストーカーの才能はない。 特定の個人に依存するタイプじゃないからな」 雪乃「そう」 八幡「雪ノ下はどうなんだろうな」 雪乃「私が特定の人に依存するタイプだと?」 八幡「そう。 例えば優秀な姉にコンプレックスを持っているとかな」 雪乃「……っ!?」 八幡「これもあくまで推測だ。 今日はもう帰るわ。 今日は面白いことがあったんだ!」 小町「なに? また人間を使ってゲームでもしたの?」 八幡「違う。 去年、俺が犬を助けて事故ったことがあっただろ?」 小町「うん。 あったあった。 お兄ちゃん、足骨折してるんだもーん。 凄い面白くて小町的にポイント高かったよ!」 八幡「妹が喜んでくれてよかったよ。 それでその時の関係者が一つの教室に集まったんだよ」 小町「関係者って前に教えてくれた飼い主の由比ヶ浜さん?」 八幡「ああ。 それと俺を轢いた車に乗っていた女子もだ」 小町「へえ、車に同級生も乗ってたんだ。 ま、地域で頑張ってる企業だ」 小町「ふーん。 それで?」 八幡「いや。 二人ともそのことを黙ってるんだよ」 小町「え? 由比ヶ浜さんってまだお兄ちゃんにお礼してないの?」 八幡「言ってなかったか?」 小町「言ってないし。 あれかな? お兄ちゃんがクズ過ぎるから感謝する価値がないってことかな?」 八幡「実の兄をクズ呼ばわりなんて酷い妹だな」 小町「小町は事実を言ってるだけだし。 てかお兄ちゃんを殺し損ねた車に乗ってた女子は別に謝る必要ないんじゃない?」 八幡「そうなんだけどな。 それに由比ヶ浜は雪ノ下があの場にいたことを知らない。 ……さっき殺し損ねたって言った?」 小町「言ってないよー。 由比ヶ浜さんが雪ノ下さんを知らない?」 八幡「多分車から降りてこなかったんだろうな。 ……これからあの二人の仲が進展すれば面白いことになるぞ」 小町「進展しそうなの?」 八幡「それもこれからのお楽しみだ。 ……しまった、クッキー作りは雪ノ下に任せればよかったか。 ま、いいか」 小町「クッキー作り?」 八幡「何でもない」 小町「ふーん。 貰っていい?」 八幡「いいけど。 ポスターでも貼るのか?」 小町「ううん。 ちょっと小町軽い苛めにあっててさ。 73 ID:lQDWVvW2o 翌日 体育館裏 八幡「んでこんなところに呼び出して何の用だ? 告白でもしてくれんの?」 結衣「し、しないし!? 何言ってんの! 昨日のお礼だし!!」 八幡「軽くアドバイスしただけだから気にしなくていいぞ」 結衣「でもヒッキーにとっては軽いアドバイスでもあたしへの効果は抜群だったし? だからお礼にクッキーあげる!」 八幡「ありがとさん。 んで恩人には渡せたのか?」 結衣「……うん。 渡せたよ?」 八幡「そっか。 じゃあり難く昼休みに食べさせてもらうわ」 結衣「うん! あと雪ノ下さんにも作ってきたんだけど」 八幡「雪ノ下こそ何もしてないだろ?」 結衣「でもあたしの話聞いてくれたし。 それになんか仲良くなれそうな気がするんだよね!」 八幡「……へぇ。 35 ID:lQDWVvW2o 昼休み トイレ 八幡「おげぇ……」 戸部「ちょっ、比企谷くん、どしたん!?」 八幡「いや、食中毒的な……?」 戸部「マジか! 救急車呼ぶ的な!?」 八幡「そこまてじゃないな。 保健室行ってくるからこの後の授業休むの先生に言っておいてくれないか?」 戸部「わかった。 04 ID:lQDWVvW2o 放課後 奉仕部 結衣「やっはろー、雪ノ下さん」 雪乃「何か用かしら?」 結衣「あれ? あんま歓迎されてない感じ?」 八幡「雪ノ下はこれが平常運転だから気にしなくていいぞ」 結衣「そ、そっか。 えっと、雪ノ下さんにクッキーを作ってきたんだけどもらってくれる?」 雪乃「……なぜ私に?」 結衣「昨日あたしの話聞いてくれたお礼。 ヒッキーにも渡してあるんだ」 雪乃「そう。 でも私は話を聞いただけだし……」 結衣「いいからいいから。 それに雪ノ下さんと仲良くなりたいし」 八幡「よかったな、雪ノ下。 00 ID:lQDWVvW2o 結衣「ふぇ!?」 雪乃「……比企谷くん。 帰り道には気をつけなさい。 この世の中何が起きるかわからないから」 八幡「怖い怖い。 ……由比ヶ浜、どうしたんだ?」 結衣「ひ、ヒッキーのエッチ!!」 八幡「別にエッチじゃないだろ。 俺はただ雪ノ下にアドバイスをしただけだ」 雪乃「いらないアドバイスだけれどね。 巨乳好きの比企谷くん」 八幡「どうも」 結衣「ひ、ヒッキー。 巨乳が好きなんだ……。 やった」 雪乃「何か言ったかしら?」 結衣「う、ううん! なんも言ってないよ! それよりクッキーどうぞ!!」 雪乃「ありがとう。 52 ID:lQDWVvW2o 翌日 放課後 結衣「あれ? ヒッキー一人?」 八幡「ああ。 雪ノ下はお腹を下してお休みだそうだ」 結衣「そうなんだ。 まだ涼しいからお腹出して寝ちゃったのかな?」 八幡「……」 結衣「どしたの?」 八幡「いや、由比ヶ浜は面白いなって思ってな。 それより今日はどうしたんだ?」 結衣「……うん。 実は奉仕部に入りたくて。 それで来たんだけど……」 八幡「入部希望か。 そんなに俺と一緒にいたいのか?」 結衣「ち、違うし! 別にヒッキーと一緒にいられるからとかじゃないし!」 八幡「ふーん。 42 ID:lQDWVvW2o 結衣「うん。 あたしってあんま自分の意見を言えないタイプでさ。 すぐ人に合そうとしちゃうんだよね」 八幡「別に悪いことじゃないと思うけど」 結衣「でもあたしは今の自分があんま好きじゃないから。 今のグループの子達にも気を使っちゃってるし」 八幡「三浦と海老名か」 結衣「うん。 二人とは余計な気遣いなく付き合えるようになりたいんだ」 八幡「そうか。 ま、いいじゃないか」 結衣「入っていいの?」 八幡「それは平塚先生に聞けよ。 それと非公認の部活だから内申に影響あるか不明だぞ。 むしろ同好会以下まである」 結衣「それは大丈夫だし。 80 ID:lQDWVvW2o 一週間後 結衣「二人とも、依頼人連れてきたよー!」 八幡「へえ。 依頼人連れて来たってよ。 読書しかしてない俺たちより優秀だな」 雪乃「私を一緒にしないでくれる?」 結衣「クラスメイトのさいちゃんです!」 戸塚「戸塚彩加です。 あ、比企谷くんも奉仕部だったんだ」 八幡「まあな」 雪乃「部長の雪ノ下雪乃よ。 それで依頼内容は?」 八幡「女子と間違われるのがうざくなってきたか?」 戸塚「ち、違うよ。 ま、それは思ってるけど。 28 ID:lQDWVvW2o 戸塚「うん。 うちの学校の運動部って全部弱小でしょ?」 雪乃「え、ええ……」 八幡「意外と口が悪いな」 戸塚「もちろんぼくが所属してるテニス部もそうなんだけど。 それで三年生が引退したらもっと弱くなると思うんだ」 八幡「つまり最弱無敗になるしかないと」 戸塚「え?」 八幡「悪い。 気にせず続けてくれ」 戸塚「うん。 二年生は人数が少なくて、一年生は初心者が多くてね。 僕たちが弱いせいでみんなモチベーションが上がらないみたいなんだ。 28 ID:lQDWVvW2o 戸塚「そ、そうかな?」 八幡「ああ。 戸塚が上手くなったからと言って他の部員のモチベーションが上がるとは限らないだろ」 戸塚「……そうだね。 でもやるだけやってみたいんだ」 雪乃「そう。 でも私は遊び程度でテニスをしただけよ。 比企谷くんと由比ヶ浜さんは?」 八幡「体育の授業だけだ」 結衣「卓球ならよくしてるよ?」 雪乃「……あまり力になれそうにないのだけれど」 戸塚「うん。 サポートだから球出しとかしてくれればいいんだ。 練習メニューはスクールから貰ってるし」 八幡「スクールにも通ってるのか?」 戸塚「土日だけね。 63 ID:lQDWVvW2o 八幡「そうか。 ……自分で出来ることはしてるんだな」 雪乃「そうね。 わかりました。 戸塚くんの依頼を受けます」 戸塚「ありがとう!」 雪乃「練習時間は昼休みでいいのかしら?」 戸塚「うん。 朝より昼休みの方が効果もあるだろうし」 結衣「効果?」 八幡「そうか。 他の部員たちにアピールするのか」 戸塚「まあね。 57 ID:lQDWVvW2o 三日後 昼休み 雪乃「戸塚くんが腕を捻ったようだから保健室に行ってくるわ。 戻って来れなかったら後片付けお願いしていいかしら?」 結衣「うん。 さいちゃん、大丈夫?」 戸塚「大丈夫だよ。 比企谷くんもごめんね」 八幡「気にするな。 51 ID:lQDWVvW2o 10分後 三浦「あ、テニスしてんじゃん。 テニス!」 葉山「やあ」 三浦「ねー、結衣。 あーしらもここで遊んでいい?」 結衣「え、えっと……」 八幡「……」 三浦「てか結衣ってテニス好きだったんだ。 元テニス部のあーしに言ってくれればよかったのにー」 結衣「あ、その……」 八幡(さてと) 戸部「おーっす、比企谷くん!」 八幡「おう。 19 ID:lQDWVvW2o 戸部「っべー。 いきなりディスられたわ!」 三浦「隼人ー、ラリーしようよ、ラリー!」 葉山「そうだな」 結衣「あ、それは駄目かも……」 三浦「は? なんで?」 結衣「ひぅ。 そ、それは、あたしとヒッキーはさいちゃんの練習の手伝いでここにいるだけだから……」 三浦「ふーん。 それで戸塚は? それと部外者混じってるじゃん。 あーしらが使っても問題なくない?」 八幡「……」 結衣「……ごめん。 ここはさいちゃんに顧問に許可を貰って使わせてもらってるから。 81 ID:lQDWVvW2o 三浦「だったらあーしらも手伝ってあげるし。 それなら問題ないっしょ?」 結衣「え」 三浦「駄目なん?」 結衣「……」 八幡「……わかった。 それじゃお言葉に甘えて手伝ってもらうか」 結衣「ヒッキー?」 三浦「さすが比企谷は話が早いし」 八幡「まあな。 葉山たちも手伝ってくれるのか?」 葉山「もちろんだよ」 八幡「そうか。 44 ID:lQDWVvW2o 八幡「今日は戸塚は戻ってこないだろうし。 さっさと後片付けして教室に戻ろうぜ」 三浦「何言ってんの? あーしはテニスがしたいんだけど」 八幡「三浦こそ何言ってるんだ? 由比ヶ浜が言ってただろ。 ここは戸塚以外は使えないんだ。 つまり俺たちもお前たちも戸塚がいなければコートは使えない」 三浦「意味がわかんないし!」 八幡「なら意味がわかるように自分で考えろ。 戸部は言ってる意味わかってるよな?」 戸部「お、俺? お、おう。 戸塚がいないと駄目ってことだべ?」 八幡「そういうことだ。 ほら、突っ立ってないで体動かせよ」 戸部「お、おう!」 海老名「戸部っち……」 葉山「比企谷くん、少しくらいは駄目なのか?」 八幡「少しね。 ま、ばれなければいいんじゃねえの?」 三浦「なら!」 八幡「ただばれた場合は戸塚に迷惑が掛かるだろうなあ。 17 ID:lQDWVvW2o 放課後 八幡「協力してくれてありがとな、海老名さん」 海老名「ううん。 わたしはただテニスコートに皆を連れてきただけだし」 八幡「でもそのおかげで由比ヶ浜は成長が出来た」 海老名「結衣と優美子がああなること狙ってたの?」 八幡「少しはな。 ま、戸塚が怪我して俺と由比ヶ浜の二人になることは予想出来なかったけど」 海老名「そっか。 ま、わたしもこれで結衣と優美子が本当に仲良くなってくれれば嬉しいけど」 八幡「俺もそう思う」 海老名「本当にそう思ってる?」 八幡「酷いな。 疑ってるのかよ」 海老名「うん。 50 ID:lQDWVvW2o 八幡「悪いな。 腐女子は苦手なんだ」 海老名「酷い。 ……あ、協力したお礼をして欲しんだけどいいかな?」 八幡「いいけど」 海老名「比企谷くんって池袋に住んでたんだよね?」 八幡「中二までな」 海老名「それじゃ今度池袋に一緒に行こうよ」 八幡「それはデートの誘い?」 海老名「うん。 vip2ch. 19 ID:OAxnOt6oo 奉仕部 結衣「ヒッキー、職場見学どこ希望した?」 八幡「まだ決めてねえよ」 結衣「そっか。 ゆきのんは?」 雪乃「……」 結衣「ゆきのん、聞いてるの?」 雪乃「もしかして私のことかしら?」 結衣「当たり前じゃん。 74 ID:OAxnOt6oo 雪乃「言われてなくてもわかっているわ。 雪ノ下さんでいいのだけれど」 結衣「でも友達ならあだ名で呼んだ方がいい感じじゃん?」 雪乃「私と由比ヶ浜さんって友達なの?」 結衣「違うの!?」 雪乃「友達の定義がよくわからないから」 結衣「そ、そっか。 51 ID:OAxnOt6oo 翌日 放課後 葉山「こんな時間にすまない」 結衣「隼人くん、依頼?」 葉山「ああ。 大丈夫かな?」 雪乃「ええ。 依頼内容を早く言ってちょうだい」 葉山「うん。 実はクラス内でチェーンメールが流行っててね」 結衣「あ……」 雪乃「チェーンメールね」 八幡「まだ流行ってたのか。 48 ID:OAxnOt6oo 八幡「ああ。 日本で最初に流行したチェーンメールの祖は大正時代の『幸福の手紙』だと言われてるんだ」 葉山「『幸福の手紙』?」 八幡「簡略すると『この手紙を受け取ったら、友達三人に同じ内容の手紙を送れ。 そうすれば幸せになれる』って感じの文面だ」 雪乃「『不幸の手紙』の逆パターンね」 八幡「そう。 大正時代は『幸福の手紙』だったものが、昭和に『不幸の手紙』になった。 内容はほとんど同じなのにな」 結衣「ヒッキー、超詳しい」 葉山「俺も知らなかったよ。 凄いな」 八幡「凄くはない。 調べるのが好きなだけだ。 31 ID:OAxnOt6oo 結衣「なんで姫菜としてんの!?」 八幡「なんでって交換してって言われたから。 ……ま、アニメ好き同士話が合うんだよ」 結衣「そ、そうなんだ。 ……あたしとも交換しよ?」 八幡「いいぞ。 葉山の話が終わってからな」 結衣「あ、ごめん」 葉山「いや。 メールの内容はこれなんだけど」 八幡「戸部、大岡、大和の中傷か」 葉山「ああ。 これが出回ってから、クラスの雰囲気が悪くて。 それに友達のことを悪く言われるのも腹が立つし」 雪乃「犯人捜しを手伝ってほしいってことかしら?」 葉山「いや。 82 ID:OAxnOt6oo 雪乃「犯人を特定しないと収められないと思うのだけれど?」 葉山「うっ」 八幡「由比ヶ浜、チェーンメールが来たのはいつからだ?」 結衣「先週からかな」 八幡「先週から。 ……職場見学のグループ分けの話があったな。 葉山は誰と行くか決めてるのか?」 葉山「まだだけど」 八幡「そうか」 結衣「ヒッキー、もしかして……」 八幡「ああ。 恐らく犯人は戸部、大岡、大和の三人のうち誰かだ。 98 ID:OAxnOt6oo 葉山「……」 八幡「だから犯人捜しはせずに丸く収める方法を求めた。 違うか?」 葉山「……俺はあいつらの中に犯人がいるなんて思いたくない……」 八幡「へえ。 つまりその三人とは上っ面だけの友人関係で十分だってことか」 葉山「そんなこと言ってないだろ」 八幡「言ってるようなもんだ。 いいか、葉山。 人間ってのは誰にでも醜い部分があるもんだ。 俺にもお前にも」 葉山「……っ」 八幡「その醜い部分を受け入れず関係を築こうなんて。 これが上っ面だけと言わずになんて言うんだ?」 葉山「……」 八幡「本当に友達になりたいなら醜い部分を受け入れろよ。 62 ID:OAxnOt6oo 葉山「それは……」 八幡「……ま、お前がそれでいいならいいけどな。 それと犯人捜しをせずに丸く収める方法がないこともない」 結衣「ホント?」 八幡「ああ。 葉山、お前はこの三人がお前抜きで楽しく会話をしていることを見たことあるか?」 葉山「いや」 雪乃「その場にいないのだからわかるわけないじゃない」 八幡「だな。 俺は人間観察が趣味だからよくクラスのことも見てるんだが、その三人はお前がいないと全く会話しないぞ」 葉山「」 結衣「あー、確かに見たことないかも。 挨拶するくらい?」 八幡「そうだな。 頭がいいお前のことだ。 54 ID:OAxnOt6oo 10分後 雪乃「納得がいかないわね」 八幡「何がだ?」 雪乃「あの方法で解決するのかしら?」 八幡「どうだろうな。 ただ葉山の依頼内容は『犯人捜しをせずに丸く収めたい』だろ?」 雪乃「……」 八幡「まさか依頼内容を無視して犯人捜しをしたかったって言うつもりないよなー?」 雪乃「くっ。 ……でも止めるなら大本を根絶やしにしないと……」 八幡「それは経験談か?」 雪乃「ええ」 八幡「ならそれはお前の時のパターンだろ。 状況はケースバイケースなんだ。 昔のやり方が今回も通用するとは限らない」 雪乃「……っ」 八幡「ま、お前の頑固なところも好きだけどな」 雪乃「あなたはまたそんなこと言って!」 結衣「す、好き!?」 八幡「由比ヶ浜の純粋なところも好きだぞ。 55 ID:OAxnOt6oo 翌日 教室 葉山「比企谷くん、俺とグループ組んでくれないか?」 八幡「いいぞ」 葉山「ありがとう。 ……俺があいつら三人と組まないって言った時は驚いてたよ」 八幡「だろうな。 ま、きっかけはアレだが仲良くなってくれればいいんじゃねえの?」 葉山「ああ!」 八幡「もう一人は戸塚でいいか」 戸塚「僕も入っていいの?」 八幡「ああ。 二人しかいなかったし。 いいだろ?」 葉山「もちろんだよ。 よろしく」 戸塚「うん。 よろしくね!」 葉山「場所はどうしようか?」 八幡「俺はどこでもいいぞ。 自営業希望だから行きたい職場もないし」 戸塚「自営業するの?」 八幡「ああ。 卒業したら池袋で情報屋でもやろうかと思ってる」 葉山「情報屋?」 八幡「名前のとおり情報を売買するお仕事だよ。 それより場所が決まったら教えてくれ」 葉山「あ、ああ。 52 ID:OAxnOt6oo 昼休み 屋上 八幡「たまにここに来るのもいいもんだな」 大和「ひ、比企谷」 八幡「ん? どうしたんだ?」 大和「いや。 お礼を言おうと思って」 八幡「お礼? チェーンメールを提案したことか?」 大和「ああ」 八幡「アイディアを教えただけで、実際行動したのはお前なんだからお礼なんて不要だぞ」 大和「しかし」 八幡「ま、気持ちだけ受け取っておくわ」 大和「ああ。 31 ID:OAxnOt6oo 一週間前 八幡『戸部と大岡と仲良くなりたい?』 大和『ああ』 八幡『なら直接言えばいいじゃねえか』 大和『俺は口下手だから。 それに隼人がいないと不穏な空気で話掛けづらくて……』 八幡『なるほどな』 大和『それに職場見学のグループ分けもあっていつもよりギスギスしてるし……』 八幡『お前、見かけによらずメンタル弱いな』 大和『うっ』 八幡『てか何で俺に相談を?』 大和『比企谷って戸部と仲良いじゃないか。 だから……』 八幡『そうでもないけどな。 ……ま、方法なら教えてやってもいいけど上手くいくとは限らない』 大和『それでもいい』 八幡『それにやり方も正直好ましくない。 42 ID:OAxnOt6oo 現在 八幡「まさか本当にチェーンメールを送るとは。 ……海老名さんにバレなければいいけど」 八幡(ま、バレても悪いことをしたわけじゃない。 逆に仲良くなるきっかけを与えてやったんだ。 感謝してもらいたいくらいか) 八幡(それに大和はいい人そうだし。 仲良くなるにつれてチェーンメールを送ったことに対し罪悪感を感じるかもしれない。 いや、するな) 八幡(あいつがそれに耐えて友達を続けられるか鑑賞していくか) 八幡(それにしても葉山は本当に思い通りに動いてくれるな。 動かしやすくてホント助かるよ) 川崎「あ」 八幡「ん?」 川崎(あたし以外に屋上に人いたんだ) 八幡「確か同じクラスの川崎さんだったか」 川崎「……うん。 比企谷だっけ?」 八幡「ああ。 前から川崎さんと話してみたかったんだよな」 川崎「あたしと? 別にさん付けじゃなくていいから」 八幡「じゃあ川崎で。 46 ID:OAxnOt6oo 終わり 次は川崎さんの黒レースです.

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