虫歯 放置 どうなる。 20代女、歯がボロボロです...虫歯は放置していた自分が悪いので自業自得です...

放置しておくと怖い! 大人の虫歯

虫歯 放置 どうなる

このコンテンツは、現役の歯科医師がお口の健康に関する話を できるだけわかりやすい言葉を使って解説するブログ記事です。 当サイトの運営はに沿って行われています。 「なんか虫歯がありそうだなぁ・・・。 」 と感じていても、なかなか歯医者に行けない方は多いものです。 仕事が忙しかったり、虫歯自体も痛みがないし、特に不都合も感じていなかったりするとついつい先延ばしにしてしまうことでしょう。 確かに他の体の病気であれば、時間が経てば治ってしまうものも多くあります。 「まぁいっか!」で済んでしまうわけです。 しかし、虫歯に関してはそうはいきません。 一度できてしまうと決して治らないがこの病気の特徴です。 治療をする、もしくは進行を止めるようなアクションを起こす、ということをしない限りあなたの歯の寿命はどんどんすり減ってしまいます。 また、初期の段階であれば保険でできた虫歯治療も、症状が進行している状態では「自費治療でなければ歯を残せない」ということもあります。 いつ急な痛みが襲ってくるかも分からない虫歯。 治療が手遅れにならないためにも、虫歯を放置するリスクや虫歯治療の内容、虫歯を放置した場合の影響などは知っておきたいものです。 今回は虫歯の進行の仕方から順を追って解説したいと思いますので、是非、この機会に正しい知識を身につけて自分の歯を守れるようになってもらえればと思います。 では早速いきましょう! 目次• 1、虫歯を放置するとこうやって進行する 先ずははじめに 「虫歯がどんな風に進んでいくのか」というところを一緒に確認していきましょう! ここを理解してもらうと、今自分の歯がどんな状態か何となくイメージできるようになります。 虫歯の第一段階 虫歯は、歯の表面が細菌の出す酸に溶かされることで起こります。 このイラストのようなイメージです。 歯の表面が溶けると凹みができます。 凹んだ場所は歯ブラシが当たりづらいので、細菌が溜まりやすくなります。 「細菌が溜まっている」ということは、それだけ酸をたくさん出してくるということ。 ますます虫歯が歯の内部にまで進行しやすい環境になってしまいます。 虫歯の処置をする上ではこの段階で手を付けるのがベストです。 痛みなく治療ができますし、費用もほとんどかかりません。 ただ、あなた自身がこの段階の虫歯に気づくのはなかなか難しいと思います。 「定期的に歯医者に行ってチェックしてもらう」メリットは、このような初期の虫歯を見つけてもらうことにあると言ってもいいでしょう。 虫歯の第二段階 虫歯が進行するとこのような状態になります。 象牙質という組織にまで達しているのがわかるかと思います。 さらに凹みが深くなるので、歯ブラシの毛先が届かない範囲が一層広がります。 細菌にとってはとても居心地のいい環境なので、歯の中でどんどん数を増やしていきます。 ただし、こんな状態だったとしても初期のうちは痛みを感じません。 「なんかおかしいかな?」という違和感程度だと思います。 痛みが出始めるのは、 虫歯が歯の内部にある神経に近くなった頃。 水がしみたり、甘いものを食べるとキーンとするのはこの辺りですね。 ここでようやく多くの人が、 「そろそろ歯医者行かないとな・・・。 」と思い始めます。 虫歯の第三段階 「歯医者が怖いから」と、第二段階の虫歯からさらに我慢を続ける方もいます。 するとどうなるのか? 「細菌が神経に到達するかどうか」という段階になると、かなり痛みが出てきます。 心臓の鼓動に合わせて、 歯が「ドックン、ドックン」と痛みを感じる ような状態です。 ここまで来ると、自然に痛みが引くことはありません。 さらに虫歯が進行すると、 こんな状態になります。 イラストのように歯の神経 歯髄 にまで虫歯が到達すると、 夜も眠れないくらいの痛み に襲われることもあります。 虫歯の最終段階 そして、虫歯の最終段階になると神経は完全に死んで、痛みを感じなくなります。 「痛みを感じない」と言っても、これで虫歯の進行が止まるわけではありません。 神経を栄養にして細菌が歯の中でさらに増殖します。 その結果、 歯の根っこの先端に膿の袋を作る んですね。 このイラストのようなイメージです。 さらにこの膿の袋が大きくなると、炎症が骨にまで広がり 骨の炎症 骨髄炎 を引き起こすところまで進行する場合もあります。 こうなってしまうと口腔外科で大掛かりな手術を受けることになるのでとても大変です。 原因になっている歯も、選択の余地なく抜歯されることになってしまいます。 骨髄炎にまで発展するケースは多くありませんが、虫歯一本でもこれだけのリスクがあることは知っておいてもらえればと思います。 2、放置した虫歯の治療は5パターン 虫歯の進行過程がイメージできたところで、ここからは「どんな治療方法があるのか」という部分をお話したいと思います。 内容は大きく分けて5パターンです。 一つ一つを詳しく知る必要はありませんが、「どういう治療をするのか」という知識があるのとないのとでは、歯医者にかかる際の心構えが大きく変わってくるのでしっかり押さえていきましょう。 パターン1:経過観察 虫歯と聞くと何でも削って詰めるようなイメージですが、歯の表面がうっすら虫歯になった状態や初期の段階で進行が止まっているような虫歯であれば、積極的な治療は行わず、「経過観察」となります。 先ほどの虫歯の進行度合いで言えば、「なりかかりの虫歯〜第一段階」にかけての状態で選択されるものです。 「経過観察」を「放置」と勘違いする方も多いのですが、その内容は決定的に違います。 「経過観察」を選択するためには虫歯の原因になっている習慣を見直し、これ以上病気が進行しないお口の環境を作っていかなくてはいけないからです。 虫歯ができるのには必ず理由があります。 甘いものを頻繁に食べている• 唾液の量が極端に少ない• 虫歯の原因になる細菌がお口の中に多い など、担当する先生や衛生士さんと一緒に原因について考え、改善していかなければ「経過観察=病気の放置」でしかありません。 しかし、原因さえ解決すれば、虫歯の治療をせずに進行を止めて歯の寿命を伸ばすことが可能になります。 虫歯の原因については、 こちらの記事で詳しくお話しているのでチェックしてみて下さい。 「経過観察」をする上で大切なことは、 虫歯の原因をなくすこと、そして 定期的に虫歯の状態を歯医者でチェックしてもらうことです。 この2つが揃わなければ、虫歯が知らないうちに進行して猛烈な痛みに襲われることもあるので、しっかり覚えておいて下さい。 また、虫歯の進行を止めるために役立つアイテムもご紹介しておきます。 それは、「フッ素ジェル」と呼ばれるものです。 これを毎日寝る直前に歯の表面 虫歯以外のところにも に歯ブラシで塗るだけです。 歯の結晶構造が変化して虫歯に強い表面になります。 はじめのうちはジェルを塗って寝ることに抵抗があるかも知れませんが、続けていく中で違和感は減っていくので安心して下さい。 パターン2:詰め物による治療 虫歯がまだ初期の段階で、神経には達していない状態であれば虫歯の部分だけを削って詰め物による治療が可能です。 先ほどの虫歯の進行度合いであれば、「第一段階〜第二段階」に相当する虫歯で行う内容です。 保険治療で使用するのはメタルインレー 金属の詰め物 とコンポジットレジン 白い詰め物 です。 インレーでの治療は、 こんな見た目になります。 一方、コンポジットレジンでは、 このように黒くなっている虫歯が、 このような仕上がりになります。 見た目で言えばコンポジットレジンの方が白くて目立たないのですが、普段から噛む力の強い方や、強い力のかかる奥歯ではすり減るのが早く、定期的な再治療が必要になるデメリットもあります。 担当する先生がお口の中全体を診断した上でインレー、コンポジットレジンのどちらかを選択することになるかと思います。 パターン3:神経の治療 虫歯が神経にまで達してしまっていた場合、神経の治療が必要になります。 虫歯の進行度合いで言えば、「第三段階〜最終段階」で適応される治療です。 歯の中に細い器具を入れて、神経がある場所を綺麗に掃除していきます。 歯の状態によっては1回で終わる場合もありますが、多くの場合、神経の治療が終わるまでには2、3回の通院が必要です 場合によってはもっと回数が必要になります。 病状が進行していなければ少ない回数で治療を終えられる可能性が高いので、是非とも早めに治療したいものです。 パターン4:根っこだけになってしまった歯の治療 虫歯の治療を何度も受けた歯であったり、何年にも渡って放置し続けた虫歯の場合、歯の頭の部分がなくなり、根っこだけになっていることもあります。 保険治療では、基本的に「抜歯」の選択肢しかありませんが、自費治療であれば何とか救うことができます。 具体的にはパターン3の神経の治療を行なった後で、根っこだけになった歯を上に引き上げる処置をします。 歯茎よりも上に健全な歯を出すことが出来れば、被せ物を入れて使っていくことが可能になります。 このように根っこだけになってしまった歯にフックを付け、 このように医療用のゴムで引っ張り上げます。 この後、固定、歯茎を下に下げる処置などを併用した後で、被せ物を入れていきます。 もちろん、健全な歯と比べれば一生使える可能性は低くなりますが、適切な治療とあなたのお口のケアが伴えば、20年、30年と使うことは十分可能です。 パターン5:歯を失った場合の治療 虫歯が進行しすぎて歯茎に埋まった根っこまでボロボロになっている場合や担当される先生が「抜歯した方がいい」と判断された場合、残念ながら歯を失うことになってしまいます。 歯がなくなった状態を放置してしまうと、隣の歯が倒れてきたり、向かいの歯が出てきてしまったり、発音に影響が出るなど様々な障害が出てしまいます。 なので、なくなってしまった歯は早い段階で何かしらの形で補わなくてはいけません。 選択肢としては、• ブリッジ• 入れ歯• 自家歯牙移植• インプラント があります。 ブリッジに関しては、 の記事が参考になるかと思います。 入れ歯はあなたも想像できるかもしれませんが、 このような人工の歯をお口の中に装着することで、失った機能を取り戻すものです。 失った歯の本数によって大きさやデザインは大きく変わります。 自家歯牙移植という治療は、歯を失った箇所に親知らずなどの歯を移植して機能させる治療のことです。 この写真のようにボロボロになってしまった歯を抜歯した後で、 親知らずを移植し、 最終的な被せ物を入れました。 インプラントよりも自分の歯で噛んだ感覚が残る治療法なので、親知らずが残っている場合は検討したい選択肢です。 インプラントに関しては、 という記事で詳しくお話していますので、こちらをチェックしてみて下さい。 このように様々な治療法がありますが、その内容によってかかる費用も治療期間も大きく異なります。 メリット・デメリットを担当の先生とよく話し合った上で選択してもらえればと思います。 そして何よりもあなたには「自分の歯を失わない」ために、正しい予防習慣を身につけてもらいたいと思っています。 歯は一度虫歯や歯周病にかかってしまうと、完全に治ることはありません。 お口の病気は「なったら治せばいい」ではなく、「絶対にならないように正しいお口の管理の仕方を知らなければいけない」んです。 難しいことは一切必要ないので、このデンタルハッカーで正しい知識を身につけてもらえればと思います。 3、治療にかかる費用の違い 治療の大まかな内容が分かったところで、ここからは費用に関してお話したいと思います。 神経の治療を伴う場合とそうでない場合で費用の幅があります。 ここで掲載している費用の目安は、インプラント以外は保険の治療費になっていますが、コンポジットレジンやインレーなどの治療をそれぞれ自費治療で行うこともあります。 自費の場合、 コンポジットレジン:約5万〜10万円 インレー:約5万〜9万円 クラウン:約9万〜14万円 ブリッジ:約30万〜40万円 自家歯牙移植:約20万〜30万円 とかなり高額なものになります。 保険治療の治療費と比べると桁が一つ違うほどの費用の違いですが、治療にかけられる時間も、治療自体の内容も桁違いに精度の高いものになります。 「保険治療」が当たり前になっている日本では、「どうせ歯医者が儲けるための治療なんでしょ?」と思われがちな自費治療ですが、海外ではこのくらいの費用が当たり前です。 「歯科治療=お金がかかるもの」という常識なのです。 そのため日本のように「虫歯になったら治せばいいや」とは思わないのです。 「自分の歯を残すためにはめちゃくちゃお金がかかるから、絶対に病気にならないようにしよ!」という考え方が強いんです。 破格な医療費でも一通りの歯科医療が受けられてしまう日本では、自分の歯の価値に気づくのが難しい現状があります。 しかし、失ってしまった1本の歯はどれだけお金を積んでも二度と戻っては来ません。 是非、この費用の知識をきっかけにあなたの歯を大切にしてもらえればと思います。 当たり前ですが、そもそも虫歯にならなければ タダで済みますからね。 4、歯医者に行けない時の応急処置はコレ 虫歯の進み方、治療内容、治療費とお話した上で、ここからは歯医者に行けない時に痛みなどの症状が出た時の応急処置をご紹介します。 「歯医者に行かなきゃいけないのは分かっているけど、仕事が忙しくてなかなか・・・」 「行こう行こうと思っているうちに歯が痛くなってきた・・・」 という場面も多いと思いますので、是非参考にしてみて下さい。 その1:休日診療を利用する 平日は歯医者に行きたいと思っていても、仕事が7時以降まである会社も多いものです。 「わざわざ有給取ってまで歯医者に行くのもな・・・。 」という気持ちが、歯医者に行く機会を奪っていると言っても過言ではありません。 そこで活用して頂きたいのが、歯科医師会が運営する「休日歯科診療」です。 各市町村には「歯科医師会」という、地域の歯科医師が所属する組合のような組織があります。 この会に所属する歯科医師が当番制で診療にあたる、「休日歯科診療」です。 内容としては、「休日に歯の痛みが出たりした患者さんに対して応急処置を行うもの」なので本格的な治療とまではいきませんが、虫歯の進行を一時的に止めることは可能です。 「仕事が忙しいから」と虫歯を放置し続けるより、応急処置だけでも先にしておいて、仕事が落ち着いたタイミングで歯医者の予約を取ってしっかり治療する、というのがオススメです。 虫歯は風邪のように放っておいて治る病気ではありません。 是非、歯の状態が悪化する前に処置を受けてもらえればと思います。 「〇〇市 休日歯科診療」とネットで検索してもらえれば、各市町村の休日歯科診療の案内を見つけることが出来るはずです。 その2:歯を念入りに掃除する 虫歯が進行した歯には凹みができるので、普通に歯磨きをしただけではなかなかキレイにすることは出来ません。 虫歯の歯に限りませんが、よく手鏡を見ながら1本ずつ歯ブラシを当てて掃除をしてあげることが大切です。 厳密には、歯磨きだけで虫歯は予防できませんが、歯についた細菌を少しでも減らしておくことで進行を遅らせることは可能です。 歯磨きの仕方に関しては、 で確認してみて下さい。 その3:痛む箇所は氷で冷やす 放置していた虫歯が急に痛み出した際には、氷水で冷やすのが効果的です。 急性の炎症が起こってしまうと「何をしても痛い」状態になってしまいますが、冷やすことでかなり症状を抑えることができます。 虫歯が原因の痛みは「心臓の拍動に合わせて痛みが走る」のが特徴です。 それ以外で歯茎が腫れているなどの場合は歯周病が原因であることが多いので、冷やすのは控えて下さい 歯医者で出される抗生物質の効果が弱まるため。 冷却のポイントはビニール袋に氷と少量の水を入れて痛い箇所を「感覚がなくなるまで」冷やし続けることです。 「ちょっと冷やしては休んで・・・」のような当て方ではなく、歯医者に行くまで永遠に冷やし続けるくらいの気持ちで行うのがポイントです。 その4:痛み止めを飲む 痛みが激しい時には市販の痛み止めを飲んで下さい。 歯医者にかかる前であっても予め飲んでおくことで処置の際の刺激を和らげることができます。 バファリンやロキソニンSなどの薬局で買える市販品であれば、歯医者で処方される痛み止めと成分がほぼ同じなので問題なく使用してもらえるかと思います。 5、意外と知らない、虫歯を放置することで生じる影響 ここでは虫歯を放置したことで起こり得る影響についてお話したいと思います。 お口の中の病気であっても全身に影響が出ることがあるので、しっかりと押さえていきましょう! 影響1:頭痛を引き起こす お口の中の感覚をつかさどるのは脳神経の一つ、三叉神経 さんさしんけい と呼ばれるものです。 「歯が原因で痛みが出ている」という状態でも、神経を通して「頭が痛い」という感覚が生じることがよくあります。 この場合、いくら頭痛薬を飲んでも根本的な解決にはならないので、早い段階で治療を行う必要があります。 歯の痛みがなくなれば、「頭痛も知らない間に消えていた」ということがよくありますので、参考にしてみて下さい。 影響2:顎の骨に影響がある 歯の根っこに膿の袋がある状態で長期間放置していると骨にまで炎症が広がり、骨髄炎 こつずいえん という骨の病気に発展することもあります。 先ほどもお話したように、この状態になってしまうと口腔外科で全身麻酔をかけて行う大掛かりな手術が必要になってしまうので、例え原因になっている歯に症状がなかったとしても早めに治療を行うのが大切です。 影響3:全身の病気につながる お口の中の病気といえども、血管を通して全身とつながっているのでカラダ全体の病気に発展してしまうこともあります。 代表的なものは、 心筋梗塞、脳梗塞、肺炎、敗血症などです。 虫歯が原因で増えてしまった細菌が、血管の中に侵入することで血管が詰まる原因になってしまったり 心筋梗塞・脳梗塞 、肺の方に入り込んでしまった場合は炎症の原因 肺炎 にもなります。 また血管の中でお口の中の細菌が増えてしまうと敗血症 はいけっしょう という病気になってしまい、全身に細菌がばら撒かれてしまいます。 主に免疫力が低下する病気 白血病など を持っている方や高齢者の方に起こりやすいのですが、健康な方であっても極度にカラダが疲れている場合などには十分起こり得るものです。 「たかが虫歯」と軽く見ていると命の危険にもつながりますし、カラダの大きな病気になってしまうと治療費も歯科治療の比ではなくなってしまうので、歯の治療だけで済むうちに処置を行うことが大切です。 影響4:虫歯の細菌が子供に移る あなたのお口の中で細菌が増えてしまうと、大切なお子さんに細菌が移りやすくなってしまいます。 子供のお口というのは、生まれた時は無菌状態です。 それが成長過程で様々なものをお口に入れる中で細菌が定着していくのですが、親が治療されていない虫歯だらけだと虫歯の原因になる細菌が移りやすくなってしまいます。 また、親がお口の健康に無関心であれば、当然その子供もお口の中がボロボロになっていきます。 僕は常々、 「親の口の中を見れば子供の口の中もある程度想像できる」と思っているのですが、その根拠がここにあります。 子供に健康の大切さを伝えるためにも、先ずはあなた自身がお口の健康について考え、 普段の正しいケアと 早期の治療を実践することが大切です。 影響5:噛み合わせが変化して顎がズレる 「虫歯が原因で顎がズレる」というのは少し意外かも知れませんが、よくある症状です。 人のお口はとても器用で、痛い歯があると自然にそこで噛まないように工夫して食事をするようになります。 すると知らず知らずのうちに本来の噛み合わせの位置が少しずつズレていってしまいます。 正常な位置にあった顎の関節も少しずつ病的な位置に移動してしまうことになるので、顎関節症 顎の痛み、雑音、機能障害 の原因になってしまいます。 虫歯以外の治療も必要になると治療期間も伸びてしまうので、顎がズレてしまわないうちに治しておきましょう。 影響6:虫歯が口臭の原因になる 虫歯の中で細菌が増えると口臭の原因にもなります。 「口全体がクサい」というよりも、「特定の歯からニオイが出ているような気がする」という場合は虫歯が原因になっていることも多いので、周囲の人に迷惑をかけないためにも早めに治療をしておきたいものです。 虫歯が原因になっている口臭の場合は、治療が進めば自然に消えていくので口臭ケアグッズなどを買う必要はありません。 口臭が気になるあなたは、歯医者に行った際に先生に相談してみて下さいね。 影響7:向かいの歯が降りてくる 歯が虫歯になり、頭の部分が大きく失われてしまうと向かいの歯と噛み合わなくなります。 すると、向かいの歯が少しずつ出てくるんです。 歯は基本的に生え続けようとする特性があります。 通常は向かいの噛み合う歯があるので、抜けてしまうほど歯が出てくることはありませんが、虫歯などで歯が大きく欠けたり、歯がなくなった箇所を放置していると向かいの歯はどんどん出てきてしまうんです。 こうなると後々治療する際にも大掛かりな治療になることが多いので、虫歯になった歯以外の歯を守るためにも、早めに治療しておくのが大切です。 6、虫歯を進行させないポイント ここでは虫歯を進行させないポイントについて改めて復習しておきたいと思います。 難しいことは一切なく、押さえるべきなのはたった2つだけです。 誰にでも出来るものなので、早速チェックしていきましょう! 正しい虫歯の原因と予防法を知って実践する 最も大切なことは、そもそも虫歯ができてしまう原因を知ることです。 ここが出来ていなければ、いくら虫歯の治療を受けても次から次に他の歯が虫歯になってしまいます。 それに原因さえ分かってしまえば、適切な予防法を実践することは簡単です。 普段の生活に新たな習慣を加える必要もありませんし、特別な歯磨き粉などを買う必要もありません。 詳しくは、 を参考にしてみて下さい。 定期的にプロの目でチェック 虫歯を進行させないための2つ目のポイントは、気づかないうちの初期の段階で見つけてもらい、適切な対応をするということです。 正直に言って、 患者さんが虫歯だと気づくくらいになるとかなり症状は進行してしまっています。 「自分では気づかないくらいの虫歯」の段階で見つけるためにはプロの目で定期的にチェックしてもらう他ないのが実際のところです。 虫歯になりかけの状態であれば、予防処置だけで歯を削らずに済みますので、痛い思いをする前に歯医者に足を向けてみてもらえればと思います。 「虫歯が進行する前であれば、歯医者で痛い治療をされることはほぼない」という事実があるので、歯医者が怖いという方ほど早めに受診することが大切です。 まとめ 今回は「虫歯を放置したどうなるのか?」というテーマで、虫歯の進行の仕方から治療方法、治療費、虫歯の全身への影響とかなり詳しくお話しました。 「虫歯に対してどう対応するのか」という内容がメインでしたが、何よりも大切なことは「虫歯にならないように普段から正しいお口のケアが出来ているか」ということです。 できてしまった虫歯は治療をするしかありませんが、健康な歯が病気にならないようにすることの方が、 歯の寿命・歯医者に通う手間・治療にかかるお金を考える上でも大きなメリットがあります。 是非、虫歯のリスクを理解した上で、あなたの大切な歯を守るために「正しいお口のケア」について知って頂ければと思います。 デンタルハッカーの他の記事、そしてメルマガでも価値ある情報を全力でお届けしていますので、そちらもチェックしてみて下さい。 では、今回は以上です。 他の記事をチェックする場合は デンタルハッカーのライター、前岡遼馬が院長を務める歯科医院は 杉本さん、コメントありがとうございます! フッ素で中毒を起こすのはフッ素ジェルを大量に一気飲みするなど明らかに異常な量を摂取した場合です。 赤ちゃんが誤って歯磨き粉の中身を全部食べてしまった場合などはリスクがありますが、大人が歯科医師の指示通りに使って問題が起こることはありません。 「虫歯予防効果がない」というのは、あくまで説の一つだと思います。 高齢者の虫歯がフッ素を使っていくうちに固くなり、削らずに済んだケースはたくさん経験しています。 僕自身、フッ素を使っているので自信を持ってオススメしていますが、心配であれば無理に使う必要はありません。 シュガーコントロールを徹底して行う方が100倍効果的です。 アマルガムに関しては防護体制にも限界があると思います。 削る際にしっかりとバキュームで吸ってもらえば問題ないと思います。 最後にペリアウォーター ペリオウォーター? に関しては、僕もよく知らないのでお答え出来ません。 一つだけ言えることは、歯周病の原因は歯の表面に付いたプラークが歯磨きで正しく取り除けていないことなので、いくら効果のある水などを使用したところで歯磨きが改善していなければ必ず再発するということです。 歯周病はプラークコントロール 正しい歯磨き で9割が治ります。 歯ブラシ1本の使い方だけで歯周病は改善しますし、再発もなくなるのでお金も時間もかけずに出来る治療法の方がメリットは大きいと思います。 また何かあればコメントしてみて下さい。 高校:一宮高校 部活:ラグビー部 大学:北海道大学 部活:アイスホッケー部 生まれも育ちも愛知県一宮市の歯科医師。 歯周病治療をベースに、一本の歯を残すことにこだわった臨床を行っている。 モットーは「治療を受けないのが最高の治療」。 すべての患者さんに対し、「自分の歯を自分の手で守る大切さ」を伝えながら、歯ブラシを片手に日々奮闘している。 趣味でもこだわり出すと、自分が納得できるまで徹底してやる性格。 「完璧」を追求するあまり、ブログの記事を書くのも時間がかかってしまう。 私生活では小学校、高校ともに家から10秒の距離にあったため、生活圏が狭く、地元なのに土地勘がない。 出先でもよく道に迷うのが悩み。 このブログの記事はすべて前岡遼馬、本人が書いており、「プロにしか伝えられない想い」を大切にするよう心掛けている。

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子供の虫歯を放置しておくとどうなるの?

虫歯 放置 どうなる

虫歯の症状といっても、いろいろあります。 具体的にはどんなものがあるのか、詳しく見ていくことにしましょう。 様々な症状がある中でも、みなさんが一番辛いのはやはり痛みでしょうね。 残念ながら、痛みを感じる時にはすでにかなり進行してしまっていることが多いのです。 この段階では、見た目にも黒ずみや穴があいているなど判別が容易になってきます。 こうなると自然に治癒することは不可能ですから、歯医者さんに通ってきちんと治療を受けなくてはなりません。 また、初期症状としては、黒ずみや穴といった見た目の変化や痛みから現れるとは限りません。 一見してまだ黒ずみなども見られないごく初期の段階でも、周りから口臭がすることを指摘されてよく調べてみた結果、実は原因が虫歯だったと判明する場合もあります。 このように、最初は特に自覚がなくても、そのうち進行するにつれて口臭がしたり、徐々に見た目にもわかるようになって痛みも増してくるのが通常です。 いずれにしても、初期段階で発見することが治療期間を短くし、また必要になる治療費も少なくて済みます。 もしかしたらこれは虫歯なのかもしれないなと思ったら、安易な自己判断で終わらせずにできるだけ早く歯医者さんに診てもらうようにしましょう。 虫歯になると段階的にこのように進行していきます 最初は特に目立った自覚症状がない虫歯ですが、きちんとした処置を行わないとどんどん進行していきます。 このように、虫歯の進行度合いはC0からC4という5段階で表します。 C0 虫歯は単にお口の中の病気ということで済むとは限りません。 体への影響もきちんと知っておくべきでしょう。 虫歯になると、第一に食事のときに物をしっかり噛みにくくなります。 すると無意識にもう片方の側の歯でばかり噛むことになってしまいます。 このことが顎の歪みを引き起こし、体全体の骨格バランスにも影響を与えます。 体の歪みが起きれば、それが原因で肩凝りや腰痛になることもあります。 また、ひどく痛むときは食事が満足に摂れないようになる場合があります。 良く噛むことができなければ、胃腸で消化不良を起こしてしまいます。 そのため、胃腸の不調のもとにもなってしまうのです。 さらに虫歯が進行していくと、原因菌が血液の中に入り込んで全身を回って体の随所で悪さをするようになります。 心筋梗塞や脳出血のリスクが高まるというデータもあります。 私たちが想像する以上に、体への影響は実にたくさんあるのです。 それに、痛みがあるとそれ自体がストレスとなってしまいます。 痛みがひどくなると、仕事や勉強に集中できないほどになることもあります。 これでは日常生活に多大な支障をきたしてしまいますよね? このように、たかが虫歯じゃないかと考えずに、体に与える影響について知り、しっかり治療する必要があることがおわかりいただけたでしょうか?.

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虫歯は放置しても治る?それとも病気や死亡の危険がある?

虫歯 放置 どうなる

虫歯かも?と思っても、ついつい放置したり、様子を見てしまうことはないでしょうか。 もし虫歯だった場合、時間を置けばおくほど、症状は進行して厄介なトラブルを引き起こすリスクが高まります。 最悪の場合、命に関わることもあるので油断はできません。 今回はこの記事で、虫歯の基礎知識とともに、放置から起こる健康リスクの情報をご紹介します。 虫歯を放置するとどうなる? そもそも虫歯は、口の中に存在する虫歯の原因菌が出す酸によって、歯の成分が溶け出し、侵食される病気です。 虫歯の原因はさまざまですが、一般的に原因菌と糖質、口や歯の状態が関係しているといわれています。 最終的に歯に穴があく 虫歯菌は歯に付着して、食べ物に含まれる糖質を取り込んで歯垢をつくり、じわじわと歯のエナメル質や内側の象牙質を溶かしていきます。 一旦付着するとどんどん増殖し、糖質から酸をつくりだして歯のカルシウムやリンなどを溶かすので、歯は次第にもろくなっていきます。 歯の表層のエナメル質に穴があいてから、そのまま放置して内側の象牙質、神経へ侵食すると痛みが起こります。 症状が進行するにつれ痛みも激しくなり、最終的には穴があきます。 虫歯の症状 虫歯は歯周病と同じく初期段階では自覚症状が少ないのが特徴です。 歯の表面を覆うエナメル質が硬いためです。 虫歯が疑われる症状は、冷たいものや熱いものを食べるとしみる、噛むと歯が痛む、何もしていないのにズキズキするなどが一般的です。 ですが、歯がしみる、痛むという症状が気づくころには、虫歯の症状はかなり進行した状態であることが多いです。 進行した虫歯は自然に治る? 虫歯は進行性の病気です。 放置すればするほど悪化の一途をたどります。 基本的に、一旦発症したら自然に治ることはないといわれているので、進行を止めるには何らかの治療が必要です。 ただし、歯科医によっては、ごく初期の虫歯ならば削ったり抜歯をするなどの処置をせず、自然治癒できるという考え方もあるようです。 痛みがなくなっても虫歯はなくならない 虫歯を放置し続けると、一旦痛みがおさまることがあります。 ですが、痛みがなくなったからといって虫歯がなくなることはありません。 痛みがなくなるのは治ったからではなく、虫歯菌が神経に達し、神経が死んで痛みを感じなくなっただけというケースがほとんどです。 むしろ、そのまま放置し続けることにより、歯の健康はどんどん損なわれていきます。 神経が死ぬと、血管の機能も損なわれ、その歯に栄養が届かなくなるからです。 治療せず放置し続けると歯根の先に膿がたまって再び激しく痛み、歯を失うことになりかねません。 すでに神経がない歯が虫歯になると、再び虫歯になっても痛みを感じることがほとんどありません。 知らず知らず症状が進行することもあるので注意が必要です。 虫歯による噛み合わせの変化も 虫歯によって歯が欠けたり、大きさが変わったりすると、隣接する歯や噛み合わせる歯のバランスも崩れやすくなります。 歯並びや噛み合わせが悪くなることによって、アゴ関節にも異常が出る場合があります。 こちらも読まれています 虫歯かも?と思っても、ついつい放置したり、様子を見てしまうことはないでしょうか。 もし虫歯だった場合、時間を置けばおくほど、症状は進行して厄介なトラブルを引き… 虫歯を長期間放置した場合の治療方法 進行度合いごとに異なる虫歯治療 虫歯治療は、進行度合いに応じて治療内容が変わります。 進行度はCO、C1~C4の5段階で分けられます。 症状 状態 治療 CO 初期むし歯 ・歯の表面はツヤがなくなり、白濁や薄い茶色になる。 ・痛みなどの自覚症状はない。 ・虫歯菌が歯の表面のエナメル質を侵食し始めた段階。 ・歯に穴はあいていないが、穴があく一歩手前。 ・虫歯と判定しにくい場合もある。 ・再石灰化による自然治癒や、削る、抜くなどの治療をせず健康な歯に戻せる場合がある。 C1 エナメル質のむし歯 ・痛みや自覚症状はない場合が多いが、冷たい水や熱いお茶などがしみることもある。 ・虫歯と診断されるのが一般的。 ・歯の表面のエナメル質に小さな穴があく。 ・再石灰化による自然治癒は難しいが、歯磨きなどのメインテナンスで進行を食い止めることは可能。 ・虫歯菌に侵食された部分を削り取り、詰め物をする治療が一般的。 ・削る量が少なければ痛みの心配も少なく、麻酔も不要。 C2 象牙質まで進んだむし歯 ・冷たいものがしみる、食べ物を噛んで痛みを感じる、食べ物が詰まるなどの自覚症状が出る。 ・虫歯菌が歯のエナメル質の奥の象牙質まで侵食した状態。 ・自然治癒は困難。 ・詰め物や被せ物を使って治療を行う。 ・神経に近いため、治療時に痛みを感じる可能性があり、麻酔を使用するのが一般的。 (表面麻酔、局所麻酔、笑気麻酔、静脈内鎮静法など) C3 神経まで浸食したむし歯 ・炎症を起こした場合、激しい痛みを感じる。 ・何もしなくても歯が痛い、刺激すると激痛が起こる、歯肉に違和感がある、歯茎の腫れなどの症状が出る。 ・違和感や痛みのある部分に口内炎のようなものができる ・虫歯菌が神経まで達した状態。 ・そのまま放置すると神経が死ぬ。 ・根管治療を行う。 C4 歯根だけ残ったむし歯 ・神経が死んで痛みを感じないことが多いが、膿が溜まって痛みが起こることもある。 ・歯の見える部分がほぼ崩壊し、歯根だけ残った状態。 ・そのまま放置すると全身の健康にリスクが生じる。 ・歯の割れや虫歯があまりに大きい場合は抜歯治療を行う。 ・保存治療できるかは画像診断で検討し、可能な場合は根管治療を行うこともある。 エナメル質に穴があいた時点で自然治癒は見込めなくなりますが、自覚症状が出るのは症状が進行し、象牙質まで侵食された時期が一般的です。 つまり、痛みを感じた時点ですでに自然治癒は困難な状態と考えられます。 根管治療は神経を抜くこと 根管治療はいわゆる神経を抜く治療です。 虫歯部分を削って炎症を起こした神経をできるだけ除去して原因菌を取り除きます。 除去した部分には虫歯が再発しないように薬剤を充填し、被せ物をするのが一般的です。 根管治療では、レントゲンやCTによる画像診断も含め治療の計画を立てます。 虫歯を放置するほど治療は複雑に 虫歯治療は初期段階であれば単純な処置で終わり、通院も1回程度ですむことが多いです。 一方、放置すればするほど、虫歯が神経や歯肉の下まで進行するため、治療も複雑になります。 通院回数も増え、治療費用もかかります。 最悪の場合、歯を失う可能性もあるため、早めの受診がベストです。 こちらも読まれています 虫歯かも?と思っても、ついつい放置したり、様子を見てしまうことはないでしょうか。 もし虫歯だった場合、時間を置けばおくほど、症状は進行して厄介なトラブルを引き… 虫歯の放置から起こるトラブル 強い口臭 虫歯を放置するとさまざまなトラブルが起こります。 ひとつは強い口臭です。 口臭は、虫歯によって空いた穴に食べかすなどが詰まって腐ったことが原因の場合が多いです。 虫歯放置による出血 口の中の出血は、歯周病や詰め物、被せ物が原因などもありますが、虫歯が進行して起こることもあります。 虫歯を放置すると、虫歯菌が歯だけでなく歯茎周辺の歯肉まで侵食するからです。 虫歯が神経の通っている歯髄という部分まで達すると、歯根に細菌や膿がたまり、骨を溶かすため出血が起こります。 膿がたまることで歯茎に穴があくこともあります。 激しい痛み 初期虫歯の段階では自覚症状が出ない場合がありますが、放置すると次第に痛みが出始め、神経に到達するとひどい痛みに変わります。 冷たいもの、熱いものが染みるようになり、食べ物を噛んだときはもちろん、何もしなくても痛むようになります。 やがて激しい痛みへと変化し、夜も眠れなくなるほどになることもあります。 虫歯が病気を引き起こすことも 虫歯を放置すると、口の中だけの問題では済まない状態になります。 歯は血管を通して体の骨や鼻など、あらゆる場所とつながっているからです。 虫歯を放置して神経が死ぬと、死滅した神経が腐敗します。 そして歯根から細菌が血管の流れにそって、さまざまな器官で病気のリスクを引き起こします。 副鼻腔炎 上の歯の虫歯を放置することで起こりやすいのが、副鼻腔炎です。 鼻の周囲には副鼻腔という空洞があり、すべて細い穴で鼻腔に通じています。 副鼻腔が細菌に感染し、炎症を起こすことを副鼻腔炎と言います。 副鼻腔炎は抗生物質などを服用することで治りやすい炎症ですが、炎症が長引くと膿が出て治りづらくなり、いわゆる蓄膿症になることもあります。 顎骨炎 虫歯が原因の感染症のひとつに顎骨炎もあげられます。 顎骨炎は、虫歯が進行して起こった炎症がアゴの骨まで広がることです。 虫歯以外に歯周病や親知らず、抜歯後の細菌感染などから炎症が起こる場合もあるほか、骨折から細菌感染して起こることもある病気です。 骨は皮膚や粘膜、筋肉などで覆われているため、通常は炎症を起こしにくい部分です。 ですが、歯は骨に直接埋まっているため、歯が細菌に感染すると骨も影響を受けやすくなります。 顎骨炎は炎症の広がり方や部位に応じて、顎骨骨髄炎、顎骨骨膜炎、蜂窩織炎と病名が変わります。 顎骨炎の症状は、強い痛みや腫れが特徴です。 痛みは周囲の歯や歯茎の粘膜などに広がることもあります。 炎症が起こった部位にもよりますが、悪化すると目や脳、舌下、扁桃腺、首、前胸部などにも炎症が波及し、感覚麻痺や骨の変形を引き起こすことがあります。 骨髄炎の場合だと、歯茎から膿が出る場合や発熱、全身の倦怠感などの症状が起こる場合もあります。 顎骨炎に気づかず放置すると、炎症を起こしている細菌が血液中に入り込んで増殖するリスクがあります。 全身に感染が広がると手術が必要になったり、敗血症が起こって命に関わることもあります。 特に糖尿病などで免疫力が低下している人は敗血症を引き起こすリスクが高いため、注意が必要です。 顎骨炎かどうかを診断する方法は、血液検査、細菌検査、レントゲン、CT、MRなどによる画像診断、病理検査などが一般的です。 できるだけ早く見つけて薬を飲んだり、膿がたまっている場合は歯茎を切開して速やかに排出することが大切です。 歯原性菌血症 菌血症とは、細菌が傷口から血液の中に侵入し、血流に乗って全身へ運ばれることです。 転んでケガをしたときや、食中毒、下痢、便秘のほか、出血を伴う医療行為を受けたときにも引き起こすことがあります。 菌血症の中でも歯原性菌血症は、虫歯、歯周病など口の中野衛生環境が悪い場合に、歯磨きや食事などから菌血症を起こすことをいいます。 最近の研究では、歯原性菌血症が動脈硬化の原因のひとつになる可能性がある、といわれています。 動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞の原因につながるリスクがあります。 つまり、虫歯を防げば間接的に心筋梗塞や脳梗塞予防にもなると考えられます。 こちらも読まれています 虫歯かも?と思っても、ついつい放置したり、様子を見てしまうことはないでしょうか。 もし虫歯だった場合、時間を置けばおくほど、症状は進行して厄介なトラブルを引き… 虫歯の放置で死亡することもある? 虫歯の放置で脳疾患のリスクも 虫歯の放置は脳膿瘍のような、脳疾患につながるリスクもあります。 脳膿瘍は、体のほかの部位で起こった細菌感染が脳の中に到達し、増殖して膿がたまることです。 頭痛や発熱、けいれん、嘔吐、手足の運動麻痺や言語障害、精神障害などが起こります。 その他意識がぼんやりする、しびれや痛みなどの感覚障害が出ることもあります。 直接的か、間接的かの違いはあるにせよ、仕事が忙しいなどの理由で虫歯を長年放置したことにより、実際に脳膿瘍を起こした症例も出ているようです。 最悪は虫歯から死に至るケースもある 虫歯を放置し続けることは、死亡リスクも高めるといわれています。 体の中はつながっているため、虫歯菌は血液を通じて体のあらゆる部位に運ばれるからです。 例えば虫歯菌が肺に運ばれれば肺炎、心臓に入り込むと心筋梗塞や心内膜炎になる可能性があります。 心筋梗塞は発症すると致死率20%以上とも言われ、特に免疫力が弱い子ども、高齢者は注意が必要です。 海外では、虫歯菌による敗血症から死亡例も出ているようです。 菌血症と敗血症の違い 敗血症と菌血症とは似たような病気と思われがちですが、敗血症は細菌感染が全身に広がる、非常に重篤な感染症です。 感染をきっかけに、多臓器機能不全を引き起こす危険があります。 血流に虫歯菌が入って敗血症になると、血液が腐敗し、心臓や肺、腎臓などさまざまな臓器の機能不全を引き起こし、最悪は死亡するリスクがあります。 一方菌血症は、健康な状態のとき、細菌が血液中に入り込んだだけの状態であれば、免疫機能によって重篤な細菌感染を起こす心配はないといわれています。 ただし、菌血症もほぼすべての体液に細菌が侵入するため、体調不良や加齢によって体力が衰えている場合は重篤な病気につながるリスクがあります。 こちらも読まれています 虫歯かも?と思っても、ついつい放置したり、様子を見てしまうことはないでしょうか。 もし虫歯だった場合、時間を置けばおくほど、症状は進行して厄介なトラブルを引き… 大人の虫歯ケアと注意点 大人の虫歯は痛くないまま進行することも 子どもの時期にできる虫歯は痛みが出やすく、急に穴があくことが多いため、虫歯に気づいて治療をしやすいです。 一方、大人の虫歯は発症しても痛みがない場合があります。 痛みがないことで治療が遅れ、気づいたときには重症になっている場合も多いので注意が必要です。 大人が虫歯に気づきにくいのは、子どもの虫歯と違って虫歯菌が歯の神経まで到達せず、痛みを感じにくいことが影響しているようです。 大人になってからは、歯磨きを全くしないという人も少ないため、広く浅く虫歯が進行して徐々に歯を弱らせることも多いです。 子どものころ虫歯治療で神経を抜いている人の場合は、再びその部分が虫歯になっても痛みを感じないこともあります。 大人虫歯の早期発見のためにも、次のような症状がある場合は虫歯を疑いましょう。 歯が広範囲に黄ばんでいる• 歯や歯の溝が茶色や黒い色になっている• 歯の色が白濁してきた• 歯の表面がざらざらする• 冷たいものが少ししみる• 食べ物が挟まりやすい• 穴があいている• 詰め物が取れたところが黒っぽい 虫歯ができやすい人の特徴 大人虫歯は、無意識の癖や生活習慣からできやすくなることもあります。 歯ぎしりや食いしばりの癖がある• いびきをかく癖がある• 起床時、口が渇いている感じがする• 唇がかさつきやすい• 歯の表面が茶色くなりやすい• お菓子やスポーツドリンク、ジュースなどを食べることが多い• 喫煙者• 就寝前の歯磨きをしないことが多い• フロス・歯間ブラシを使っていない 歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、圧力で歯と歯茎の境目が壊れて歯茎の根元が露出しやすく、虫歯になりやすいといわれています。 いびきや口の渇きは、口呼吸になっている可能性があります。 口呼吸は唾液を減らし、乾燥を招きます。 唾液は口の中や歯をきれいにする役割があるので、乾燥すると虫歯ができやすい状態になり、歯も茶色く着色しやすくなるといわれています。 お菓子やジュースなど甘いものも、糖分が高いため虫歯になりやすくなります。 スポーツドリンクは体にいいイメージですが、糖分が高いため、飲みすぎには注意しましょう。 虫歯ができやすい場所 虫歯ができやすい場所はいくつかありますが、大人になってからの虫歯は歯と歯茎の境目にできることが多いです。 年齢や歯周病などにより、歯茎の位置が下がってくるからです。 本来歯はエナメル質でおおわれていますが、歯茎が下がって露出する部分は柔らかい象牙質なので虫歯になりやすいといわれています。 歯と歯茎との境目• 奥歯の噛み合わせる部分• 親知らず• 歯と歯の間や重なっている部分• 詰め物や被せ物との境目• 歯の根元部分• 以前虫歯治療をした部分 被せ物をしていても、歯と適合していない場合は歯垢がたまりやすくなっていて、虫歯につながることがあります。 一度虫歯治療をした部分も、虫歯を取り切れていないと再び菌が繁殖したり、詰め物がガムなどで外れたことによって再び虫歯になることもあります。 詰め物の中は柔らかい象牙質だからです。 すでに治療した段階で神経を抜いている場合は、虫歯になっても痛みを感じないため、見落としがちです。 日々念入りにチェックしましょう。 虫歯の進行予防 虫歯によって一旦失った歯は再生することがありません。 歯がなくなれば食べる楽しみもなくなりますし、自分に自信もなくなる可能性もあるでしょう。 そもそも虫歯にならないようにするには、日々のセルフメインテナンスが重要です。 日ごろから丁寧な歯磨きを心掛け、歯間ブラシやフロスなども活用して歯垢・歯石をためないように心がけましょう。 もし虫歯ができても放置しないようにするには、定期検診を受けることや早期治療が大切です。 虫歯は放置せず早期治療を 日ごろの虫歯予防も大切です 仕事が忙しいと後回しになりがちですが、虫歯かもしれないと思ったときは、放置せず早めに歯医者で治療を受けましょう。 一旦虫歯になると、自然に治る見込みはほとんどないからです。 面倒だからと先延ばしして放置すればするほど、虫歯菌が血液によって体のほかの部分に運ばれて、思わぬ病気や重篤な症状を引き起こすリスクもあります。 痛みが消えて治ったような気がするかもしれませんが、むしろ虫歯が進行している可能性も高いです。 日々のケアでは、歯磨き以外に歯間ブラシやフロスを使うなどのメインテナンスも大切です。 ごく初期の虫歯は自分では気づかないことも多いので、定期的に歯科医院で健診を受けることもおすすめします。

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