ヘルパンギーナ ウイルス。 ヘルパンギーナは感染力が強くてうつりやすいって本当?大人にもうつる?

ヘルパンギーナとは?症状・出席停止期間・治療法 [子供の病気] All About

ヘルパンギーナ ウイルス

1.ヘルパンギーナってどんな病気? ヘルパンギーナは夏場、主に乳幼児の間で流行する感染症です。 いわゆる「夏風邪」の代表的な感染症であり、毎年全国各地で警報が出されています。 ではヘルパンギーナの感染経路、症状、治療法はどのようなものなのでしょうか?詳しく見てみましょう。 1-1. ヘルパンギーナはどうやって感染するの? ヘルパンギーナは、エンテロウイルス属であるコクサッキーウイルスに感染することによって発症します。 コクサッキーウイルスは感染者の唾液や咳・くしゃみの飛沫に潜んでいます。 このウイルスは半径2m以内まで飛び散り、その場にいる人が吸い込むことで感染する「飛沫感染」や、感染者から飛び出したウイルスが付着したものに触れることで感染する「接触感染」という感染経路をとります。 また、感染者の便にもウイルスが含まれており、回復後も4週間ほどはウイルスが排出されることがあります。 このため、特に排便後の処理が未熟な幼児では、便を介して他者に感染させることがあり、オムツをした乳児ではオムツ替えのときに大人が感染するケースも少なくありません。 1-2. ヘルパンギーナはどんな症状? ヘルパンギーナは、コクサッキーウイルスに感染後2~4日の潜伏期間を経て発症します。 症状は突然の発熱から始まり、39度以上の高熱になることが多いとされています。 同時にのどの痛みが現れ、口の中に1~2mmの小さな水疱がたくさんできてきます。 この水疱は口の中に入った食べ物や飲み物の刺激で簡単に破れ、口の粘膜にびらんや潰瘍を作ります。 これらの粘膜へのダメージは非常に強い痛みを伴い、中には水分や唾液を飲み込むも困難になるケースもあります。 発熱やのどの痛みは通常、2~4日ほどで治まり、口の中にできた水疱や粘膜へのダメージも徐々に回復し後遺症を遺さずに治ることがほとんどです。 1-3. ヘルパンギーナの治療方法は? ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスによる感染症ですが、コクサッキーウイルスに対する抗ウイルス薬は開発されておらず、治療は解熱剤や痛みに対する鎮痛剤、口の中のびらんや潰瘍に対する軟膏など、対症療法を行うしかありません。 しかし、39度以上の高熱が出ることも少なくなく、脱水症には注意が必要です。 高熱が続いているものの、のどや口の痛みで水分を十分に摂れないときは早めに病院へ行って点滴などの然るべき治療を受けるようにしましょう。 2.大人がヘルパンギーナにかかると… ヘルパンギーナの90%以上は5歳以下の乳幼児に発症するとされています。 しかし、コクサッキーウイルスは飛沫感染や接触感染で感染しやすく、一度感染したとしても免疫が形成されないため大人でも感染する可能性があります。 では、大人が感染するとどのような症状が引き起こされるのでしょうか?詳しく見てみましょう。 2-1. 大人は重症化しやすいのでご注意を! ヘルパンギーナは高熱やのどの強い痛みなど重度な症状が現れやすい感染症ですが、多くは4日以内に回復します。 しかし、大人が感染すると、乳幼児よりも症状が重く、長引く傾向があります。 発熱は39~40度ほどになり、非常に強い倦怠感や関節痛・筋肉痛を伴います。 また、熱が中々下がらなく、体力が消耗され歩くのさえしんどくなることも少なくありません。 のどの痛みや口の中の水疱も見られますが、乳幼児よりも強い痛みが生じ、水疱は重症な潰瘍やびらんになりやすいのも特徴です。 2-2. どのような場合に大人が感染するの? コクサッキーウイルスは乳幼児の間で大流行していても大人に感染することは少ないとされていますが、寝不足や疲労など体のコンディションが優れない大人には感染することがあります。 特に、ヘルパンギーナの子を看病している親などに感染することが多く、子どもが治ったと思ったら次は大人が発症するというパターンが多く見られます。 このため、家族にヘルパンギーナの子がいる場合には、適切な感染予防対策も必要ですが、看病する大人も十分な休息をとり、体の疲れを取るようにしましょう。 3.ヘルパンギーナの感染対策 ヘルパンギーナはコクサッキーウイルスの飛沫感染や接触感染によって感染する危険があります。 このため、感染予防対策には、いかにウイルスを取り込まないかが重要になります。 では、具体的にどのような対策を行えばよいのでしょうか?詳しく見てみましょう。 3-1. ウイルスを取り込まない! 飛沫感染とは、感染者から排出された咳やくしゃみの飛沫を他者が吸い込んで感染するものです。 飛沫はウイルスの周りに多くの水分を含んだ重い粒子のため、飛距離は2m程度といわれています。 このため、感染者の2m以内にいる人は飛沫を吸い込んでしまう可能性があるのです。 コクサッキーウイルスの飛沫感染を予防するには、手洗いの徹底と感染者の看病をするときなどにマスクを着用することが効果的です。 飛沫は重く大きな粒子であるため、市販の通常のマスクでも通過せずにしっかり侵入を防ぐことができます。 また、家庭内で感染者の他に幼い兄弟がいるときには、別室で休ませるなど、なるべく接点を作らないようにすることも大切です。 3-2. ウイルスをやっつける! コクサッキーウイルスは接触感染を引き起こします。 このため、感染者が身近にいるときや地域的に大流行しているときには、ドアノブや電気スイッチなど人の手が触れやすい場所にウイルスが付着している可能性があります。 このため、手に触れてしまう前に様々な場所に付着しているウイルスを消毒することも感染対策として有効です。 ここで、注意しなければならないのは、コクサッキーウイルスは一般的に広く使用される消毒用のアルコールが効かないと言うことです。 これは、コクサッキーウイルスがノンエンベローブウイルスというタイプのウイルスであり、アルコール成分に強いという性質を持つからです。 ですから、コクサッキーウイルスに対する消毒はより消毒効果の高いハイターなどの次亜塩素酸を用いることを忘れてはなりません。 実際の消毒薬はハイター原液ではなく、薄めて使用しますが、最近では、ノンエンベロープウイルスにも効く市販の消毒スプレーも広く出回っていますので試してみましょう。 3-3. 治ってからも要注意! ヘルパンギーナは回復しても、発症後4週間ほどは便とともにウイルスが体外へ排出され続けます。 このため、回復したと考えて十分な対策を講じずに感染を広げてしまうこともあるのです。 回復したとしても一か月はトイレのレバーやスイッチなどはこまめに消毒し、ウイルスをブロックしましょう。 4.まとめ ヘルパンギーナは夏場、乳幼児を中心に流行するウイルス性感染症です。 感染者の90%以上は乳幼児ですが、大人に感染することもあり、大人が感染すると重症化することが知られています。 このため、家族にヘルパンギーナの患者がいる場合や周囲で流行しているときには適切な感染対策を行う必要があるのです。 ここでは、3つの感染対策をご紹介しましたが、どれも確実に実行し、子どもだけでなく大人への感染も防ぐようにしましょう。

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ヘルパンギーナの症状とは?(写真・画像あり)大人も感染する?

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来院された患者さんの疾患を見て季節を感じる…なんて経験ありませんか? 本連載では、その時期・季節特有の疾患について、治療法や必要な検査、注意点などを解説します。 また、ナースであれば知っておいてほしいポイントや、その疾患の患者さんについて注意しておくべき点などについても合わせて解説していきます。 古宮伸洋 日本赤十字社和歌山医療センター感染症内科 〈目次〉• ヘルパンギーナってどんな疾患? ヘルパンギーナは、 発熱と口腔粘膜の水疱性発疹を特徴とする、急性のウイルス性咽頭炎です。 、とともに、 夏風邪の代表的疾患です。 乳幼児に多いであり、 患者の9割以上は5歳以下です。 また、季節性がはっきりしていて 毎年6月ごろから急速に増加し、7~8月にピークを迎えます()。 冬場にはほとんど見られません。 図1へルパンギーナの年別・週別発生状況(2000~2010年第26週) 縦軸は定点あたりの1週間の報告患者数で、横軸は週数 文献より引用 ヘルパンギーナの原因ウイルス ヘルパンギーナの原因は エンテロウイルス属に属するウイルスですが、 年や地域ごとに流行ウイルスが異なります。 近年ではコクサッキーA群が多く報告されています()。 ウイルスは一種類だけではないため、同じ患者が何度か罹患する可能性があります。 図22016年に国内で検出されたヘルパンギーナの原因ウイルスの分類 文献を元に著者作成 の「エンテロ」は「腸管」の意味で、 腸管内で増殖できるウイルスです。 エンテロウイルス属は種類が多く、分類が非常にややこしいです。 ポリオウイルス、コクサッキーウイルスA群、コクサッキーウイルスB群、エコーウイルスなどがエンテロウイルス属に含まれており、それぞれに多くの血清型があります。 夏場の風邪やの原因として重要な病原体ですが、 血清型によっては髄膜炎、心筋炎、手足口病など多彩な症状を引き起こすことがあります。 同じ血清型でも病原性が異なる場合もあって、例えばコクサッキーA6はヘルパンギーナの原因となることもあれば、の原因になることもあります。 エンテロウイルス属はいずれも 温帯地域では夏に流行することが多いのですが、 熱帯地域では通年、特に雨季に流行しています。 ヘルパンギーナの感染経路とその対策 ヘルパンギーナの ウイルスは唾液、鼻汁、便などに含まれていて、 感染経路は飛沫感染、接触感染です。 病初期に感染性が強く、解熱するころには感染性が低下していますが、便中へのウイルスの排泄が遷延することがあります。 飛沫感染対策としては マスク着用など咳エチケットの指導が必要です。 家庭内で厳格な接触感染対策を行うことは現実的ではありませんが、 手洗いを励行する必要があります。 エンテロウイルスはウイルスの構造としてエンベロープを持たないウイルスのため、胃酸などへも抵抗性があり、 アルコールなどの消毒剤に比較的抵抗性があることには留意しておく必要があります。 ヘルパンギーナは、 感染症法では5類感染症定点把握疾患に指定されているので、定点医療機関で診断した場合には 発生届を提出する必要があります。 発熱などの 症状がある期間は、ほかの人に感染させる可能性があるので幼稚園や学校などはお休みしていただく方がよいでしょう。 学校保健安全法では第三種の「その他の感染症」に指定されていて、流行状況等によっては出席停止の措置が取られる場合もありますが、一律な規定はありません。 ヘルパンギーナの処置・治療法 ヘルパンギーナの症状・診断 ヘルパンギーナは、 急激な発熱、頭痛、筋肉痛などが見られ、引き続いて 咽頭痛が出現することが多いです。 咽頭痛の出現から1日以内には軟口蓋や口蓋垂に2~4mm程度の小さな紅斑ができ、それが水疱、潰瘍になってきます。 内病変は 咽頭後壁や頬などにも見られることがあります。 重症感はあまりありません。 しかし、ヘルパンギーナは前述したとおり、 乳幼児が罹患することが多いため、強い咽頭痛により 不機嫌になったり、 哺乳を嫌がることがあります。 発熱は2~4日で軽快しますが、潰瘍や咽頭痛はもう少し遷延することがあります。 大人が感染した場合は無症状か発症しても症状は軽いことが多いです。 ヘルパンギーナの咽頭所見は比較的特徴的なので、 症状所見と周囲の流行状況などと合わせて臨床的に診断します。 でエンテロウイルスの抗体検査を行う方法もありますが、さまざまなウイルスが原因になることや、2回の採血(ペア血清)が必要であること、あまり重症化する病気でないことなどから通常は行いません。 ヘルパンギーナの治療法 ヘルパンギーナには 特別な治療方法はありませんが、症状は数日程度で自然に治まります。 治療は、発熱に対して解熱剤を使用するなど 対症療法が中心になります。 ただし、 嚥下痛のために食事や水分摂取量が低下して脱水になることがあるので注意が必要です。 刺激の強い飲料や食事(酸味、塩分が多いなど)は痛みを悪化させるので、乳幼児にはミルクなどの方が飲みやすい場合があります。 ヘルパンギーナは 乳幼児に多い夏の病気です。 乳幼児は症状を訴えることができないので、 普段と違って機嫌が悪い、 哺乳しないといったサインからこの病気を疑う必要があります。 比較的軽症ですむ病気ではありますが、保育所などで急激に広がることもあるので、 手洗いなどの感染対策をしっかり行う必要があります。

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手足口病・ヘルパンギーナ|ウイルス・菌について|ウイルス・菌対策研究所

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ヘルパンギーナの感染する原因は、手足口病と同じで 「飛沫感染」「接触感染」「糞口感染」 の3つがあります。 では、具体的に各感染の詳細をご説明します。 「飛沫感染」 くしゃみや咳をすることにより、ウイルスが飛散して、飛散したものが他の人の粘膜に付着することにより、感染します。 この感染経路は、風邪やインフルエンザと同じなので、予防策として、マスクの装着をするようにします。 「接触感染」 その名の通り、皮膚や粘膜などの物理的な接触によって感染します。 ただ、感染した人に触れないことは勿論ですが、感染者が触れたものに触れて自分の皮膚や粘膜に触れてしまえば、 それも感染原因になってしまうので、防ぎきることはなかなか難しいかもしれません。 「糞口感染」 感染者の排泄物に含まれているウイルスが、他の人の口に入ることで感染します。 感染予防として、トイレ後の、十分な手洗いとオムツ替え後の手洗いを徹底してください。 ヘルパンギーナには、ワクチンや特効薬は現在、取り扱いがないので出来る限りの予防を徹底してください。 この水ぶくれが破れることにより、口内炎が出来るという場合が多く多数出来ると、激しい喉の痛みが起き、唾を飲み込むことでさえ、辛くなります。 ・1日8時間睡眠を3日間 口内炎が出やすくなる原因は、体の抵抗力が低下した時です。 つまり、睡眠不足や疲労といったことが原因の場合が多いので、 多く睡眠を取ることで抵抗力の回復をします。 ・1日4回、口内炎の薬をつける 薬局など、市販薬で口内炎の薬は多く販売されています。 (ケナログなど) これを、 朝・昼・晩の食事の後と寝る前で1日4回、歯茎に塗ってください。 これだけでもかなり痛みは緩和されます。 ・1日3回、食後のビタミンB2の補給 口内炎はビタミンB2やビタミンCの不足により起こりやすくなります。 ビタミンB2は魚などに多く含まれていますが、口内炎によって、食事が思うように喉を通らないという場合には、 ビタミンB2やビタミンCが含まれたサプリメントを飲むのも1つですね。 ・1日3回、丁寧な歯磨きをする 口内には多くの細菌が存在しており、特に歯茎に出来た傷にこの細菌が付着・感染 することによって、口内炎が発症します。 しっかりと 毎日歯磨きを心がけることによって、歯茎の口内炎は治すことが出来ます。 ・食事の際、刺激物は避ける 口内炎の痛みを減らすには、辛いもののような刺激が強い食べ物を避けることが重要です。 1日3回のバランスの取れた食事を心がけ もし、 痛みで食事を摂ることが難しい場合は 健康食品用のゼリー(高カロリー)を摂るようにして下さい。 ヘルパンギーナと手足口病の感染原因とされるウイルスは同じで発熱や口内に出来る水疱といった、発症した際に出る症状も似ていることがある為、 どちらの病気なのかわからない場合がありますが発症した際に現れる症状に大きな違いもあります。 また、手足口病も口内に水疱は出来ますが、軽度です。 ヘルパンギーナは口内から喉の奥にかけて痛みを伴う水疱や腫瘍が生じ稀に髄膜炎や心筋炎を起こすケースもあります。

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