腰椎 圧迫 骨折 禁忌。 【脊柱圧迫骨折のリハビリテーション〜禁忌について考える〜】

腰椎分離症の禁忌、やってませんか?

腰椎 圧迫 骨折 禁忌

見たい場所へジャンプ• 腰椎圧迫骨折ってどんな症状? まずはじめに「腰椎圧迫骨折(圧迫骨折)」とはどんな症状なのか簡単に説明しておきますね。 圧迫骨折とは 外傷や椎骨の弱まりによる椎骨の崩壊のこと。 椎骨の弱まりは骨粗鬆症や骨形成不全の患者、原発もしくは転移性骨腫瘍、感染による。 出典: 『骨折』というと骨がポキッと折れるのをイメージすると思いますが、「腰椎圧迫骨折(圧迫骨折)」は下図のように、 折れるというより骨がグシャッと潰れてしまうのです。 そして骨折ですからほとんどの場合、動けなくなるほどの激痛を伴います。 でも圧迫骨折は折れた場所が腫れたり内出血するようなことがないため、多くの人が痛いにもかかわらず普通に日常生活を送ってしまいます。 そのせいで完治するまでに時間がかかってしまっているので、今回ご紹介する内容をしっかり読んで気をつけてくださいね。 についてはこちら 腰椎圧迫骨折の禁忌!日常生活で気をつけたい7つの注意点 それでは「腰椎圧迫骨折の禁忌」を紹介していきます。 ちなみに禁忌って「やっちゃダメ」って意味です。 下のものを拾う• あぐらをかく• 床に足を伸ばして座る• 布団で寝る• 和式トイレ• からだを捻じる、後ろ、横に倒す• 自転車に乗る ではひとつずつ詳しく解説していきますね。 1.下のものを拾う 圧迫骨折になったときは激しい痛みを伴うことも多いため、受傷~2週間ぐらいは安静にしないといけません。 この期間は重いものを持つことはもちろん、仕事や家事・炊事もしない方がそれだけ早く治ります。 でもちょっと下のものを拾ったりするときってどうしてもあると思うんですよね。 ただ下のものを拾う前かがみの動きは特に気をつけないといけないんです。 右側の骨にヒビが入って潰れた骨が圧迫骨折の場所になるんですが、 前かがみになるとこの潰れた骨にさらに負担をかけることになるんです。 青で囲んだ部分は背骨の後ろ側で棘突起(きょくとっき)と呼ばれている場所です。 背中を丸めると背骨がボコボコしてますよね。 あそこです。 前かがみになって背中が丸まるとこの棘突起が上下に開き( 青矢印)、 潰れた骨はさらに潰されていきます。 このように圧迫骨折ではになります。 下のものを拾うときも前かがみになるんじゃなくて、膝を曲げて腰を落とさないといけません。 2.あぐらをかく あぐらをかくのも圧迫骨折にはよくありません。 なぜだと思いますか? あぐらをかいて座ると 骨盤が後ろに倒れてしまって、背中から腰にかけて丸くなります。 おっさんがあぐらをかいてるところをイメージしてもらえれば分かりやすいかと。 背中が丸くなると先ほど説明した「下のものを拾う」ときと同じように、 潰れた背骨がさらに潰れてしまうのでダメなんです。 3.床に足を伸ばして座る 床に足を伸ばして座るのもあぐらをかいたときと同じで「背中が丸くなるから」ダメです。 参考:Alf Nachemson MD,PhD 1976 The lumber Spine. An orthopaedic challengeより ちなみに腰の負担を姿勢別で数値化したデータ(上図)を見てみると、座っている姿勢は仰向けに寝ているときに比べ5倍以上も負担がかかることが分かります。 (座る140、仰向け寝25) それだけ座ってるだけで腰には大きな負担がかかっているということです。 4.布団で寝る 『布団で寝る』というのは 床に敷いた布団という意味です。 ベッドと比べて布団はからだへの負担が大きくなります。 起き上がるたびに背中を丸め、手を付き、低い位置からからだを持ち上げる動作が必要です。 圧迫骨折は完全な寝たきりになることはほぼなく、トイレや簡単な身の回りのことは自分でやることがほとんどです。 そんなときに布団だとイチイチ負担がかかるのでダメです。 5.和式トイレ ここまでの説明で、 背中を丸めると骨折した部分にさらに負担がかかることが分かってもらえたと思います。 『和式トイレ』なんて背中を丸める極みでしょ。 説明不要、絶対ダメです。 腰にメチャクチャ負担かかりますよ。 ただ自宅のトイレが『和式トイレ』という人もいると思います。 そんなときは和式トイレに様式の便座をつけてください。 6.からだを「捻じる・後ろ・横に倒す」 ここまで前かがみになると骨折部分に負担がかかってダメだと言ってきました。 じゃあ前かがみ以外の動きだったら大丈夫なのかというと、そんなわけありません。 からだを「捻じる・後ろ・横に倒す」どの動きでも腰の骨に負担がかかることに変わりありません。 ただこれらの動きは、 前かがみより圧倒的に動かす頻度が少ないためそこまで気にする必要がないだけです。 だからといってやっていいわけではないよという話です。 7.自転車に乗る ウソだと思うかもしれませんが、 圧迫骨折になっていても自転車に乗る人がたまにいます。 これは圧迫骨折でも比較的痛みの少ない人で、あんまり痛くないからつい乗っちゃうんでしょうね。 歩くより自転車に乗ってる方が腰は楽だし、移動の時間も短くなるので一見よさそうに思います。 でも自転車はのんびり乗っているときはいいですが、急に足をついたりバランスを崩して転倒する危険性があります。 そのリスクを考えるとやっぱりダメですね。 リズム鍼灸院の腰椎圧迫骨折の治療法 ここまで腰椎圧迫骨折の説明や対処法を紹介してきました。 今回紹介した方法をやってもらえば腰椎圧迫骨折はかなり改善されるはずです。 問題は腰椎圧迫骨折が 治ったあとです。 腰椎圧迫骨折の原因が「重いものを持った」「尻もちをついた」などハッキリとした理由があれば二度とならないかもしれません。 しかし、思い当たる原因がないのにいつの間にか圧迫骨折を起こした人は何度も繰り返す可能性が非常に高く、注意が必要です。 腰椎圧迫骨折を繰り返す人の特徴 特に高齢者に多いんですが、実際に治りかけ、もしくは治ってしばらくして圧迫骨折をするケースはとても多いです。 その理由は、 腰に負担のかかる動きを改善できていないからです。 高齢者や骨粗しょう症の方が全員腰椎圧迫骨折になるわけではありません。 高齢者全体の比率でいうとごく僅かなはずです。 それでも腰椎圧迫骨折になっているのは、 あなたの普段の動きが腰に負担をかけているからです。 腰椎圧迫骨折を繰り返す原因 圧迫骨折を繰り返す人とそうでない人の違いは 「姿勢」や「骨格」から生まれます。 姿勢が悪く骨格が歪んでいると日常生活を送るだけでからだにはどんどん負担が増えていきます。 その負担の蓄積の結果腰椎圧迫骨折を起こしたんです。 当院の腰椎圧迫骨折の治療法 腰椎圧迫骨折を治すだけならそんなに難しくはありません。 安静にしていれば必ず良くなります。 大事なのは、 姿勢や骨格の歪みを正して腰に負担の溜まりにくいからだを作ることです。

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腰椎圧迫骨折のリハビリ!高齢者の場合の注意点は?

腰椎 圧迫 骨折 禁忌

見たい場所へジャンプ• 腰椎圧迫骨折とはどんな症状? まずはじめに「腰椎圧迫骨折(圧迫骨折)」とはどんな症状なのか簡単に説明しておきますね。 圧迫骨折とは 外傷や椎骨の弱まりによる椎骨の崩壊のこと。 椎骨の弱まりは骨粗鬆症や骨形成不全の患者、原発もしくは転移性骨腫瘍、感染による。 出典: 『骨折』というと骨がポキッと折れるのをイメージすると思いますが、「腰椎圧迫骨折(圧迫骨折)」は下図のように、 折れるというより骨がグシャッと潰れてしまうのです。 そして骨折ですからほとんどの場合、動けなくなるほどの激痛を伴います。 「腰椎圧迫骨折(圧迫骨折)」が起こる原因として、以前は尻もちをついたとき腰の骨(腰椎)に強い負荷がかかって潰れるといったケースがほとんどでした。 しかし、最近では高齢者を中心に骨粗しょう症の人が増えています。 運動不足• 食生活の変化• 平均寿命が伸びた こういったライフスタイルの変化から、で腰椎圧迫骨折を起こすことが多くなりました。 腰椎圧迫骨折の安静期間について 次に腰椎圧迫骨折になってしまったときの安静期間について説明していきます。 『安静』とは? まずは『安静』とはどうすればいいのか?ここから説明していきます。 風邪をひいたときの安静 最初に知っておいてほしいんですが、 腰椎圧迫骨折の『安静』って風邪をひいたときなんかの『安静』とは意味が全然違うんですよ。 風邪の場合だとトイレや食事に起き上がったり、調子が良ければお風呂に入ることだってありますよね。 「家の中で大人しくしておく」これが風邪をひいたときの『安静』です。 腰椎圧迫骨折の安静 腰椎圧迫骨折の『安静』は少しも動いちゃいけない『 絶対安静』を意味します。 絶対安静とは 病気やけがの重い人を、外部からの刺激を避けて、寝たまま動かさず平静な状態を保たせること。 出典: 現実的に考えて『絶対安静』はムリだと思いますが腰椎圧迫骨折では、 基本的に腰に負担がかかる動きは一切しちゃダメなんです。 腰を(前後左右に)曲げる• 腰を(左右に)ひねる• 腰で(上半身を)支える こういった腰の骨に負担がかかる動きのことで、この動きをいかに行わないで過ごせるかがになってきます。 安静期間の目安 腰椎圧迫骨折は骨がグシャッと潰れてしまうんですが、このグシャッと潰れてしまった骨がもとの硬さになるには 最低3ヵ月はかかります。 だとすると腰椎圧迫骨折の安静期間の目安は3ヵ月になるかというとそうではありません。 潰れた骨はだいたい2~4週間で徐々に硬くなり始めます。 これを「仮骨の形成」というんですが、こうなると少し動いても痛みを感じなくなります。 しかしこの仮骨が形成される前に腰に負担をかけてしまうと、潰れた骨はさらに潰れて背骨の形が変わってしまうこともあります。 よく高齢者の方で背中が丸くなったり、からだが横に曲がってしまっている人がいますが、あれは圧迫骨折で骨が潰れてしまって背骨の形が変わっている可能性もあります。 腰椎圧迫骨折の固定具について 腰椎圧迫骨折になって仮骨が形成するまで2週間、骨がもとの硬さになるには最低3ヵ月かかると説明しましたが、その間は腰に負担をかけるのは絶対にNGです。 腰に負担をかけないためには、 ギプスや コルセットといった固定具が必要になります。 そんなことを言われてもギプスやコルセットのことなんてよく分からないと思うので、ここではメリット・デメリットと合わせて説明していきます。 ギプス 足を骨折したときなんかに包帯と石膏を使って、患部をガチガチに固めているのを一度くらい見たことがありますよね?(最近では石膏ではなくガラス繊維を使うようです) あれが「ギプス」です。 その「ギプス」を胴体に巻いたものが「体幹ギプス」です。 市販ではなく病院でからだに合わせたものを作ってもらいます。 体幹をガッチリと固定されるため圧迫感やストレスを感じる• 循環障害や消化器症状、褥瘡、筋力低下の心配がある• 基本、寝てる間も着けっぱなしで不衛生• 短期間しか装着できない ギプスは固定力とフィット感が強いためからだを曲げたりひねったりできません。 普通、どんなに安静にしたくても、どうしてもからだが動いて腰に負担がかかってしまいます。 受傷後から2~4週間はこれを付けて腰をサポートするのがいいでしょう。 コルセット 素材によって硬性コルセットと軟性コルセットの2種類があり、硬性コルセットの方が固定力が高いです。 どちらも病院で購入することが多く値段はすごく高いです。 保険が適用されるため請求すれば返金されますけどね。 注意 ギプスもコルセットも長期間つけていると腰の周りの筋力が低下してしまうので、注意が必要です。 腰椎圧迫骨折の外科的治療 ここでは腰椎圧迫骨折の外科的な治療法について紹介していきます。 先ほど、ギプスやコルセットを付けて腰に負担をかけるなと説明しましたが、もちろん圧迫骨折になった人がすべてこの治療法を行うワケじゃありません。 体幹ギプスやコルセットを作らず安静にだけさせたり、コルセットを付けてすぐに運動療法を始めたりと色々な治療方法があります。 これは腰椎圧迫骨折の状態や患者さんの健康状態、医師の判断によっても色々と分かれるところです。 さらに足にシビレがあると手術をする場合もあります。 以下が圧迫骨折でよく行う手術の方法です。 問題は腰椎圧迫骨折が 治ったあとです。 腰椎圧迫骨折の原因が「重いものを持った」「尻もちをついた」などハッキリとした理由があれば二度とならないかもしれません。 しかし、思い当たる原因がないのにいつの間にか圧迫骨折を起こした人は何度も繰り返す可能性が非常に高く、注意が必要です。 腰椎圧迫骨折を繰り返す人の特徴 特に高齢者に多いんですが、実際に治りかけ、もしくは治ってしばらくして圧迫骨折をするケースはとても多いです。 その理由は、 腰に負担のかかる動きを改善できていないからです。 高齢者や骨粗しょう症の方が全員腰椎圧迫骨折になるわけではありません。 高齢者全体の比率でいうとごく僅かなはずです。 それでも腰椎圧迫骨折になっているのは、 あなたの普段の動きが腰に負担をかけているからです。 腰椎圧迫骨折を繰り返す原因 圧迫骨折を繰り返す人とそうでない人の違いは 「姿勢」や「骨格」から生まれます。 姿勢が悪く骨格が歪んでいると日常生活を送るだけでからだにはどんどん負担が増えていきます。 その負担の蓄積の結果腰椎圧迫骨折を起こしたんです。 当院の治療法 腰椎圧迫骨折を治すだけならそんなに難しくはありません。 安静にしていれば必ず良くなります。 大事なのは、 姿勢や骨格の歪みを正して腰に負担の溜まりにくいからだを作ることです。 STOP!再発 リズム鍼灸院は痛みの出ないからだ作りに本気で取り組んでいます。 腰椎圧迫骨折で悩まされてきた方はぜひ一度ご相談ください。 圧迫骨折を繰り返さないからだ作りを一緒にやっていきましょう! まとめ 今回は、腰椎圧迫骨折になってしまったときの安静期間・コルセット・治療法について解説しました。 腰椎圧迫骨折の安静期間では特に初期の段階が非常に重要になってきます。 ここの過ごし方で予後が大きく変わってくるのでお気をつけください。 ただし、圧迫骨折の状態や医師の指導方法によっては今回解説した治療方法と違う場合もあることをご理解ください。 そして痛みが長く続くことの多い「腰椎圧迫骨折」ですが、必ず治るので心配しないでくださいね。 平良 妙子 83歳の母が2年前に圧迫骨折をしました。 当初はぎっくり腰と思って、3週間ほど近所の鍼灸医院で治療を受けていたのですが、なかなか良くならず、整形外科にてMRIを受けた結果、圧迫骨折 少し内出血あり)との診断でした。 2ヶ月間ほどコルセットをしてました。 その後、同病院で週一のリハビリが始まりました。 更に、ペインクリニックで神経ブロック注射も受けてました。 1年経過後に、杖をつきながら一人で歩けるようになりました。 しかし、8ヶ月前から再度痛みが出てきてます。 整形外科のDRは、これからはデイケアーでリハビリを続けるほうが良いと言って、紹介状を書いてくれて、今現在は、他の整形外科が併設しているデイケアーにて、機能訓練と称して機械を使ったリハビリをしてます。 8ヶ月間も通所してますが、痛みは未だあります。 果たしてその機械を使った 自転車こぎ、など)が本当に良いのかわかりません。 たちは年寄りの母が完治することはないと、不親切にもはっきりと言うので、本当に母がかわいそうでなりません。 私は現在イギリスに住んでますが、母の看護のために毎年里帰りをして、付き添いしてます。 今月12日に日本へ2ヶ月間滞在予定で帰国する予定です。 母のことを思うと本当に辛いです。 湯村 智明 平良妙子さん、コメントいただきありがとうございます。 約2年もの間お母様は痛みが続いているようで、とてもお辛いでことでしょう。 離れていれば尚更心配だと思います。 お母様は痛みが再発されてから再度MRIの検査をお受けになられましたか? 高齢者の圧迫骨折の場合、一度骨折が治ったあとも再骨折を起こしやすい傾向があります。 そしてもし再骨折を起こしていれば運動療法のようなリハビリはかえって回復を遅らせることになります。 圧迫骨折と同じ痛みが続いているようであれば、一度検査を受けてもいいと思います。 そして仮に再骨折が起きていなくても、2年間痛みのある状態が続いたため、からだのバランスが大きく崩れてしまい痛みを感じているのかもしれません。 それでしたら治療をすれば痛みを和らげることもできるので、そのときは一度当院へお越しください。 しっかりと治療させていただきます。

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腰椎圧迫骨折の好発部位は?再発のリスクはどのくらい?

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胸椎圧迫骨折とは 胸椎圧迫骨折もまた、と同様に脊椎圧迫骨折の一種であり、外部からの衝撃によって脊椎の椎体と呼ばれる部分がつぶれてしまうことによって起こります。 一口に「外部からの衝撃」と言ってもさまざまで、交通事故、転落事故、スポーツ事故などに伴う激しい衝撃はもちろんのこと、転倒や尻もち、あるいは咳やくしゃみといった軽い衝撃であったとしても、胸椎圧迫骨折になってしまうケースがあります。 そうした軽い衝撃であっても脊椎の椎体が損傷してしまうのは、骨粗鬆症などによって元々の骨が弱くなってしまっているからです。 その証拠に、骨粗鬆症年代と言われる 比較的高齢の女性に胸椎圧迫骨折の症状は多く見られます。 なかには痛みは感じていないけれど、実は胸椎圧迫骨折を患っているなんてケースもあります。 胸椎圧迫骨折による症状は、身動きを取ることができないほどの激しい痛みとなって表われることが大半ですが、さらに悪化してしまうと、下肢のしびれや麻痺を伴うこともあります。 症状が「痛み」のみであれば、保存治療、すなわちコルセットまたはギブスによる固定と安静によって治療することができますが、 「しびれや麻痺」を伴う場合には手術という選択肢も検討すべきでしょう。 胸椎圧迫骨折の手術は、つぶれた骨を風船によって一旦持ち上げて、そうしてできたスペースにセメントを流し込むといった方法で行われます。 手術の目安時間はだいたい1時間程度ですので、それほど大がかりな手術というわけでは決してありません。 最近では、早期の回復と社会復帰を目指して、治療法として手術を選ぶ人も少なくありません。 なお、手術を行うことで骨折箇所は治癒しますが、胸椎圧迫骨折になったそもそもの原因がにある場合には、何かの拍子で別の箇所が骨折しやすいのも事実。 そうならないようにするために、 適度に運動を行うなど、予防や再発防止に努めることが大事になってきます。 胸椎圧迫骨折の、については、このあとのページでより詳しく解説していますので、そちらも併せてご覧ください。 胸椎圧迫骨折の後遺症 胸椎での圧迫骨折は腰椎でのそれと並び、高齢者に起こりやすい骨折の一つです。 背景として、骨密度が著しく低下する骨粗鬆症をもち、「尻もちをつく」ように転倒することで発症するケースが殆どです。 中には、椅子に座る際、着座スピードをコントロールできずに、勢いよく椅子に座っただけで受傷するケースもあります。 骨折を経験した人では、治癒後も何らかの症状が継続する傾向にあり、それらを後遺症と呼びますが、胸椎圧迫骨折の場合には痛み以外の後遺症も見受けられます。 胸椎圧迫骨折後に見られる後遺症とは 胸椎は12椎あり、体幹では背中の部分に当たります。 脊椎一つ一つは、前方(腹側)は積み木のような椎体、後方(背中側)では椎弓と、上下脊椎と関節を構成する関節結節、そして棘突起で構成されます。 このうち、圧迫骨折により椎体の変形が起こると、脊柱の弯曲に変化が起こり、様々な後遺症を齎します。 姿勢の変化による日常生活活動能力の低下 胸椎圧迫骨折による椎体の変形は、12椎で構成される胸椎の後方への弯曲を増強させます。 これを「円背(えんぱい)」と呼びます。 円背の発生は、その下にある腰椎の前方向への弯曲と、骨盤の傾き方へも影響します[1]。 特に、円背の発生によって腰椎での前弯が減少し、腰椎が直線状に変化した場合には骨盤が天井側を向く「後傾」の状態になります。 こうなると、体幹の前側の支えとなる腹筋が短くなることで筋力が低下し、日常生活上で行われる多くの動作に支障をきたすことになります。 それは、腹筋が骨盤の安定性に寄与していること、そして、日常生活動作の多くで脚の筋力の発揮が必要となりますが、その際骨盤の安定が求められるためです[2]。 円背による胸郭の広がりが呼吸機能に影響 私たちの胸の部分、胸椎と左右12対ある肋骨、さらに胸の中心にある胸骨で構成される部分を、「胸郭(きょうかく)」と呼びます。 肺と気管、心臓と大血管、および食道を納めている部分で、私たちはこの胸郭を広げたり縮めたりすることで呼吸を行っています。 胸椎圧迫骨折による円背は、この胸郭を広げるように変化させます。 息を吸うためには、そこからさらに胸郭を広げる必要がありますが、安静時で胸郭が拡張すると、そこからさらに胸郭が拡張できる予備能力が低下します。 そうなると、健康な人と比べ肺活量が減少します。 この肺活量の減少は主に、息を吸う予備能力、吸気予備量の減少に由来します[3]。 子供では胸椎圧迫骨折は起こらないのか? 胸椎圧迫骨折の原因が骨粗鬆症に多いとすれば、骨密度が比較的保たれている子供では、起こらないのでしょうか。 一般的に健康な子供では、胸椎圧迫骨折の頻度は多くはありません。 胸椎部分の特徴として、胸郭とその内部にある臓器の存在により、胸椎の強度は腰椎のそれより高く保たれている点が挙げられます。 そのため、骨密度に極端な低下が無ければ、子供では胸椎圧迫骨折は起こりにくいのです。 しかし先天的、あるいは後天的に何らかの疾患を有している子供の場合は、少々状況が異なるようです。 例えば、何らかの疾患により抗炎症作用を持つ副腎皮質ステロイドを継続して内服している子供では、ステロイドの副作用として骨密度の低下が起こります。 多くの胸椎圧迫骨折が骨粗鬆症を背景に発症することを考慮すると、子供であっても骨粗鬆症を呈していれば、胸椎圧迫骨折を受傷する危険性はあるのです。 高齢者の場合もそうですが、受傷機転には転倒の他、重たいものを下から持ち上げる際にその重量が胸椎部分への負荷となり発症することもあります。 ただし、先ほども述べたように、一般に健康な子供での胸椎圧迫骨折の受傷頻度は、非常に低いといえます。 胸椎圧迫骨折の再発・再受傷には要注意 脊柱(背骨)の圧迫骨折は、再発することが少なくない疾患です。 その原因は、最初の胸椎圧迫骨折の原因ともなる骨粗鬆症も挙げられますが、加えて圧迫骨折後に生じた姿勢の不良が再転倒のリスクを高めるためです。 また、一部の内臓器におけるがんは骨への転移を認めることがあり、このがん転移が病的骨折を引き起こすことは既に明らかになっています。 特に、背骨への転移は比較的珍しくはなく、それ故に胸椎での圧迫骨折が引き起こされる危険性があります。 胸椎圧迫骨折の再発・再受傷が生じる理由 背骨の一つ一つは円柱型をしていて、積み木のように重なることで脊柱を形成しています。 この積み木のような円柱、椎体の形状の変化は、体幹(胴体)の姿勢に大きく影響します。 圧迫骨折を受傷すると多くの場合、椎体は潰れます。 ただし、円柱が均等な厚みになるように上から押しつぶされたかのような変形なら良いのですが、大抵は椎体のお腹側のみが潰れ、背中側ではその厚みが保たれたままということが多いようです。 そのため、圧迫骨折を生じた部分よりも上、つまり頭側では、体幹がお辞儀をしたかのように前方に倒れたような姿勢、円背(えんぱい)になることが多いのです。 そうすると、重さ5kg程もある頭が前側に飛び出したような姿勢になります。 そのままでは体全体が前に引っ張られたようになるため、骨盤や脚でバランスをとるための変化が出現します。 骨盤は恥骨が天井側を向くような後傾位となります。 骨盤後傾の程度が軽め、つまり円背の程度が軽度であれば、脚を伸ばしたままでも立っていられますが、骨盤内部にあると言われている体の重心が後ろ側に移ります。 人が立っているときは足の裏で地面を踏み支えていますが、健康な状態であれば土踏まずあたりにかかっているはずの重心が、かかと側へシフトします。 つまり、体全体が後ろ側に引っ張られたような形になるのです。 こうなると、ちょっとしたことで後ろへバランスを崩し、尻もちをつくように転び、胸椎圧迫骨折を引き起こしてしまうのです。 がんの転移も胸椎圧迫骨折の原因となる 女性の乳がん、男性では前立腺がん、また肺がんは、血液の流れによって骨へと転移しやすいがんです[4]。 「新陳代謝」という言葉がありますが、人間の体の細胞は常に生まれかわっていて、これによって体の状態が維持されています。 そして、骨でも同様に新陳代謝が行われています。 元々ある骨を破壊する「破骨細胞」と、骨を新しく作り出す「骨芽細胞」とが、その役割を担っています。 骨にがんが転移すると、がん細胞が破骨細胞の働きを活性化し、がん細胞は自分が増殖しやすい環境を作り、さらに破骨細胞が活性化されるというデッドスパイラル(悪循環)を生み出します。 こうなると当然、骨の強度は低下していきます。 背骨に限らずがんの骨転移が起こると、病的骨折を生じることが既に報告されています。 つまり、健康な時には特に傷害を生み出すことがないような軽微な刺激によっても、骨の損傷を生じてしまうのです。 一般的にがんの骨転移を生じると、骨折を起こす前に痛みを自覚することが多いようです。 これは、骨折という骨の明らかな異常が生じていなくても、骨粗鬆症によって痛みを自覚することからも容易に想像できるのではないかと思います。 また、一般的な骨や関節の痛みは、出現したり消失したりを繰り返すのに対し、骨転移による骨の痛みは、消える時期がなくそのまま続くことが特徴です。 そして、その痛みを放置しておくと、転倒などの明らかなきっかけがなくても、骨折を引き起こしてしまうのです。 もし、がんの治療歴があり、その後に骨や関節の痛みが続くようであれば、整形外科を受診した際には、がんの治療歴があることを医師に伝えることがとても大切になります。 単なる骨折なのか、それとも、がんの転移による痛みや骨折なのかによって、行うべき検査の内容は変わってきます。 がんの治療歴があり、背中にある一定の痛みがずっと続くようでしたら、病院でしっかりと検査をしてもらうようにしましょう。 胸椎圧迫骨折がどんな人に起こりやすいか? 骨粗鬆症によって圧迫骨折は起こりやすい 圧迫骨折が起こる原因は、骨粗鬆症により骨が弱くなっている人が転倒などの事故を起こすことによって発生するケースが多いです。 転倒の原因はさまざまですが、小さな段差でも転倒してしまうことは多く、骨粗鬆症で骨が弱っていると、特別な事故でなくても骨折してしまいます。 圧迫骨折しやすい部位に胸椎が挙げられ、胸椎圧迫骨折しやすい人は、お年寄りや閉経を迎えた女性などに多いようです。 骨量は20代がピーク 骨量は成長ホルモンの分泌が盛んな時期がもっとも多いといわれており、20歳くらいがピークだとされています。 その後、女性は閉経にともなって骨量がぐっと減っていきますし、男性も50代以降になると骨量が減っていきます。 骨量は人によって異なるため、ピークから少しずつ減っていく場合、ピーク時の骨量が多い人ほど骨量を長く維持することが可能です。 逆に、ピーク時の骨量が少ない人ほど、加齢などによる減少に伴って骨粗鬆症になりやすいといえます。 女性は閉経前に骨量を蓄えておく 女性は閉経すると骨量が減少していくといわれています。 そのため、閉経を迎える前にできるだけ骨量を蓄えておくことが重要です。 カルシウムやビタミンD、ビタミンKを積極的に摂り、適度な運動と日光浴をこまめに行うようにすることで、骨量は増えていきます。 それでも加齢などによって骨量が減少してきてしまった場合は、できるだけ胸椎圧迫骨折を起こさないように、転倒に気をつけるなど日常の事故に気をつけて生活することも大切です。 胸椎圧迫骨折によるリスク 胸椎圧迫骨折によって背骨が前かがみになり、猫背の状態が続くと、胸腔や縦隔、腹腔などの大きさが小さくなってしまいます。 胸腔が小さくなると肺活量が少なくなって疲れやすくなりますし、縦隔が小さくなると心臓の機能が定価し、心不全のリスクが高まるなどの危険性があります。 圧迫骨折は自分の気づかないうちに起こっていることもあり、気づいたときには症状がかなり悪化していた、というケースも少なくありませんので、自分の骨の状態を常に意識することはとても大切です。 痛みを感じたら病院に行って検査を受ける 骨粗鬆症は痛みを伴うことがあり、レントゲンを撮っても骨折などの症状は見当たらず、調べてみたら骨粗鬆症による痛みだったということは多いです。 骨粗鬆症による痛みは激痛ではなく、気になる程度の痛みであることが多いですが、ここで放っておくと症状がひどくなり、胸椎圧迫骨折しやすい骨の状態になってしまいますので、痛みを感じたらすぐに病院に行き、骨の検査を受けることをおすすめします。 ちなみに、骨粗鬆症と診断された人の1割以上が、骨粗鬆症由来の痛みを感じたとの報告gあり、その大半が閉経後の女性だったそうです。 骨粗鬆症に対する自覚を持つことで、進行を防ぎ、胸椎圧迫骨折の予防につながります。 定期的に骨粗鬆症の検査を受ける 骨粗鬆症の人は、全国で1,000万人を超えるといわれ、そのほとんどが女性なのだそうです。 先に紹介した閉経による骨量の減少などが主な原因と思われますが、骨粗鬆症は初期段階だと自覚症状がありません。 自覚症状を覚えたころにはかなり骨粗鬆症が進行してしまっているということも多いので、定期的に検査をして、骨量を把握しておくことをおすすめします。 検査によって現在の骨量が分かれば、どのような処置をして骨量を増やせばよいかということが明確になります。 早めに対処することで骨粗鬆症を防げますので、特に閉経を迎えた女性は骨粗鬆症の検査を受けることをおすすめします。 【参考URL】 参考[1]: 参考[2]: 参考[3]: 参考[4]:.

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